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尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が非常戒厳を宣言した2024年12月3日から続く政治混乱の中でも、韓国のAI産業は着実に前に進んでいる。12月17日には国会で「AIの発展と信頼基盤造成などに関する基本法案」、いわゆるAI基本法が議決された。科学技術情報通信部(部は省に当たる)がAI投資の活性化とAI産業の発展のため、3年ごとにAI基本計画を樹立して支援する。AI産業に対する規制も最小限に留めることにした。
AI基本法は、政府がAI産業を支援するために予算を使う根拠になる法律である。今まではAIに関する法律がなく、企業の新規事業に対して政府が後から規制をかけて問題になることが多かった。
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趙 章恩=(ITジャーナリスト)
《日経Robo》 2025. 1.
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政治混乱の中でも「AI基本法」が成立、通信業界で始まるAIエージェント競争 | 日経Robotics(日経ロボティクス)