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毎年11月末になると、韓国の各自治体は大量にキムチを漬ける「キムジャン」イベントを開催する。数百人のボランティアが広場でキムチを漬け、一人暮らしのお年寄りや低所得層に配る。家庭でもこの時期に1年分のキムチを漬ける。白菜に塩をふり2日寝かせ、唐辛子の粉や塩辛、ニンニク、大根、もち米粥(かゆ)などの薬味を塗って容器に詰め「キムチ冷蔵庫」で発酵させるまで、重労働である。
韓国農村経済研究院の2024年キムジャン意向調査によると、キムジャンをすると答えた割合は68.1%で前年の63.3%より増えたが、キムジャンの量は4人家族で白菜18.5玉と前年の19.9玉より減った。また、キムジャンをせずスーパーでキムチを買う人も増えている。キムジャンにかかわる物価が高騰したからだ。
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週刊エコノミスト
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ワールドウオッチ
趙 章恩=(ITジャーナリスト)
週刊エコノミスト
2024. 12
-Original column
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20241224/se1/00m/020/070000c