2兆ウォンで1EFLOPSのAIインフラ構築、韓国独自の大規模言語モデルも開発へ

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韓国科学技術情報通信部(部は省に当たる、Ministry of Science and ICT)は2025年3月25日、ソウル市内で「AI Global Conference」を開催した(図1)。カンファレンスでは科学技術情報通信部の長官と担当者が韓国政府の国家AI政策である「AIコンピューティングインフラ拡充を通じた国家AI力量強化方案」について説明し、米Open AIや米AMD、米NVIDIAなどが韓国のAI産業発展のために進むべき道について意見を述べた。

図1 2025年3月にソウル市で開催された「AI Global Conference」

AIインフラの拡充や独自の大規模言語モデルなど、韓国の国家AI政策について説明した。また、米Open AIや米AMD、米NVIDIAなどが韓国AI産業についての意見を述べた。(写真:韓国科学技術情報通信部)

 科学技術情報通信部のYoo Sang-im長官はカンファレンスの冒頭、「AIコンピューティングインフラはAIの骨と筋肉であり、AIモデルは頭脳である。強力なAIコンピューティングインフラと高度化されたAIモデルが有機的に結合した時にAI性能が極大化され、真のイノベーションが起こる」、「AIコンピューティングインフラの迅速な拡充、グローバルトップレベルのAIモデルを開発できるよう集中支援することで、韓国がAIの3大強国に跳躍できるようにする」と強調した。

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趙 章恩=(ITジャーナリスト)  

《日経Robo》 2025. 4.  

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