韓国のテレビ番組制作で進むAI活用、高い即時性と省人化を両立させる

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2025年5月20~23日、「第33回韓国国際放送、メディア、音響&照明ショー」(Korea International Broadcasting, Media, Audio & Lighting Show、以下KOBA)がソウル市のCOEX展示場で開催された(図1)。今回は「AI-Enhanced Creativity:The Next Wave of Media Innovation」をテーマに、AIがメディアに与える影響やAIを活用したテレビ番組の制作事例に焦点を当てた。

図1 ソウル市で2025年5月に開催された放送関連の展示会

「第33回韓国国際放送、メディア、音響&照明ショー」では、AIを活用したテレビ番組制作の効率化に注目した展示が多かった。(写真:趙 章恩)

 KOBAは、韓国のテレビ局などに所属する技術担当者らが発足した韓国放送技術人連合会と、韓国Korea E&EXが共催する。当初は放送と通信の融合をテーマにした展示会として始まり、最近はテレビや映画、OTT(Over The Top)など映像制作全般のAIやイノベーション事例を共有するイベントになっている。

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趙 章恩=(ITジャーナリスト)  

《日経Robo》 2025. 6.  

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