韓国 PM2.5防止に衣類保管家電=趙章恩

.


 近年韓国は、健康被害が懸念される微小粒子状物質PM2・5に悩まされている。この物質が空気中に漂い、連日どんよりした天気で、テレビなどでマスクなしで外出しないよう呼びかけている。韓国環境部長は「分析の結果、韓国のPM2.5発生原因の80%は中国での排出」とし、中国側に抗議した。中国から風に乗って大量に流れてくるため深刻である。

 そんな中、衣類に付着したPM2.5を除去する衣類保管家電が注目され出した。「スタイラー」「エアドレッサー」「衣類洗浄機」などメーカーごとに名称は異なるが、タンスのような形で、中にコートや洋服をかけておくとジェットエアなどでPM2.5を除去後、フィルターに吸着させることで取り除く。家の中の空気も汚れない。

残り216文字(全文533文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)


趙 章恩=(ITジャーナリスト)

 

週刊エコノミスト

2019.4 .

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20190423/se1/00m/020/062000c


.

韓国 LCCの韓日路線増加 訪日観光客1位に=趙章恩

.

日本政府観光局によると、2019年1月の訪日外国人旅行者数1位は韓国で、77万9400人。2位の中国の75万4400人より多い韓国人が日本を訪問している。

 日本旅行ブームの理由は、円安で韓国より物価が安く感じること、親切で食べ物もおいしいこと。また格安航空会社LCCが増え、日本路線が充実してきた影響がある。

 韓国国土交通部は19年3月5日、新たにLCCを認可した。地方空港を拠点とするフライカンウォン、エアロケイ、仁川空港を拠点とするエアプレミアの3社である。

残り350文字(全文582文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)


趙 章恩(ITジャーナリスト)

 

週刊エコノミスト

2019. 3.

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20190326/se1/00m/020/031000c

韓国 1人世帯は過去最多 低い持ち家率問題に=趙章恩

.

2019年1月、韓国国会は住居基本法改定案を公布し、20年時点の単身世帯の住居環境実態把握のための調査を行い、住居福祉関連政策に反映すると発表した。統計庁によると、18年末時点で住民登録している人口は5182万人、全世帯数は2204万2947。うち離婚や非婚による1人世帯は36・7%の808万5562で、過去最多。1人世帯が増える一方で住居政策は追い付いていないことが問題として浮上。統計開発院の調査では、15年時点で1人世帯は持ち家率が34%で、2人以上世帯の56・8%を下回り、所得の…

残り371文字(全文617文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)


趙 章恩=(ITジャーナリスト)

 

週刊エコノミスト

2019. 2.

-Original column

韓国 ペットのトラブル増で飼育ルールを厳格化=趙章恩

,


韓国で2019年からペットの飼育ルールが厳格化される。大型犬を散歩させる際にはリードと口輪が必須になり、違反した場合は罰金300万ウォン(約30万円)を科せられる。

 韓国では、「ペット」ではなく生活を共にする存在との意味を込めて「伴侶動物」と呼ばれている。大手銀行のKB金融グループが18年12月に行った調査によると、成人の25%が伴侶動物を飼育しているという。そのうちの75%が犬ということもあり、飼育ルール厳格化の影響は大きい。

 背景にはペットに関連したトラブルの増加がある。韓国消費者保護院によると、犬にかまれて飼い主とトラブルになったケースは、14年の676件から17年は1408件に増加した。


残り278文字(全文580文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

韓国 動くミッキーマウスが初来韓=趙章恩

.

今年で90歳のミッキーマウスがソウルを初訪問した。米ウォルト・ディズニーとソウル市の協力で、11月28日から12月1日まで「ミッキー・イン・ソウル」キャンペーンが開催された。韓国では、「世界でもっとも愛されるセレブリティー、ミッキーの初来韓」として盛り上がった。市役所周辺のデジタルサイネージには数カ月も前からキャンペーン映像が流れたほどだ。

 韓国にはまだディズニーランドがない。テレビではウォルト・ディズニーのアニメを放映し、ディズニーショップではグッズを販売しているのでなじみ深いキャラクターではあるが、動くミッキーマウスを韓国で見るのは初めてだ。ミッキーは滞在中、市内の名所を訪問して市民と触れ合い、市職員らと一緒に低所得者層の子供たちに渡すクリスマスプレゼントをラッピングするイベントに参加、映画館ではファンミーティングも行った。

残り221文字(全文591文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)


趙 章恩(ITジャーナリスト)

 

週刊エコノミスト

2018. 12.

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20181218/se1/00m/020/020000c

韓国 即席めん消費量世界一 新商品多く競争熾烈=趙章恩

.

 世界インスタントラーメン協会によると、2017年に世界で最もインスタントラーメンが売れた国は中国で、2位インドネシア、3位が日本だった。だが、1人当たりの消費量では年間73・7個食べていた韓国が世界1位だった。

ワールドウォッチ

 世論調査会社の韓国ギャロップが韓国人1001人を対象に行った調査でも、74%が「直近1カ月間に1回以上インスタントラーメンを食べた」と答えている。韓国では、自宅で調理する袋入りインスタントラーメンが人気で、毎月のように新商品が登場して熾烈(しれつ)な競争を繰り広げている。

 韓国ギャロップの調査によると、不動の人気ナンバーワンは「辛ラーメン」。辛ラーメンは輸出も好調で、米国での売り上げは15年の6000万ドル(約68億円)から17年の7600万ドルに伸びている。これに対して近年人気が高まっているのが、2位の「ジンラーメン」だ。老舗食品メーカー「オットゥギ」が製造販売している。同社は社員を大事にする、利益を社会に還元する会社として知られ、若者の間で「ガットゥギ」(神様…

残り268文字(全文719文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)


趙 章恩(ITジャーナリスト)

 

週刊エコノミスト

2018. 11.

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20181120/se1/00m/020/020000c

韓国 世界初の5G商用化 ファーウェイに悩み=趙章恩

.

「5G」(第5世代移動通信)は現在のLTE(4G)より通信速度が20倍速く、VR(仮想現実)や4K以上の高画質映像を難なく生中継できる次世代ネットワーク。日本では2020年東京五輪に合わせサービス開始予定で、欧米でも商用化の準備が行われている。

 韓国は18年2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪で世界初のテストサービスに成功し、19年3月のサービス開始を掲げている。既に6月には5Gサービスのための周波数オークションも実施したが、問題が浮上した。

 基地局装備入札を巡り、国内シェア3位の携帯電話会社LG U+がLTE装備との互換性や値段を考慮し、首都圏ではLTEに引き続き中国のファーウェイの装備を導入すると公表した。

残り299文字(全文607文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)



趙 章恩(ITジャーナリスト)

 

週刊エコノミスト

2018. 9.

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20180925/se1/00m/020/022000c

韓国 若者にブーム プチぜいたく品販売増=趙章恩

.

韓国の最近のトレンドは「小確幸(ソファクヘン)」である。小さいが確実な幸せの略語だ。 村上春樹著『村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた』に出てくる造語だ。

 韓国は20年以上就職難が続き、物価は高騰、経済格差も広がるばかり。激しい競争社会の反動か、流れを逆行する20~30代の小確幸の若者が増えている。

 成功を目指して苦しむより、自分が好きなことをする。コンビニでちょっと高級なお弁当を買うとかペットと遊ぶ時間を設ける、あるいは公園で自転車に乗るなどの小さい目標を達成し、幸せな気分になり満足する。

残り335文字(全文588文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)


趙 章恩(ITジャーナリスト)

 

週刊エコノミスト

2018.10 .

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20181023/se1/00m/020/022000c

韓国 プラゴミ削減へ 最高20万円の過料=趙章恩

.

 世界中で環境汚染防止のためプラスチック製品の使用をやめる企業が増える中、韓国も8月2日から新制度が始まった。カフェやファストフード店で店内利用にもかかわらずプラスチック製カップで飲み物を提供した場合、その店は過怠料が科される。過料は最高200万ウォン(約20万円)で、違反回数と売り場面積に応じて決まる。

 環境部(日本の環境省)の調査によると、2015年の韓国内の使い捨てカップの使用量は260億個で、09年の191億個から大幅に増えたが、リサイクル率はわずか6・1%にとどまった。カップの材質が複数で選別に手間がかかる、企業のロゴがプリントされているとリサイクルが難しいなどの理由で焼却されるためだ。

残り328文字(全文630文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)


趙 章恩(ITジャーナリスト)

 

週刊エコノミスト

2018. 8.

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20180828/se1/00m/020/022000c

韓国スマホ専用銀行kakaobankが大人気 口座急増の理由はフィンテック

.

<ネット先進国の韓国だが、意外にもネット銀行は今年4月に第1号が誕生したばかり。ところがこの7月からネットベンチャー大手がネット銀行に進出、急速に契約数を伸ばしている。その秘密とは?>

7月27日営業開始したスマホ専用銀行kakaobankが、韓国で爆発的な人気を誇っている。営業開始から1ヵ月の8月27日午前7時時点で口座数は307万件突破、チェックカード(日本でいうデビットカード)発行件数は216万枚、預金1兆9580億ウォン(約1960億円)、融資1兆4090億ウォン(約1410億円)を記録。営業開始2カ月目の9月27日時点ではペースダウンしたものの、口座数390万、チェックカード発行280万枚、預金3兆1200億ウォン(3,072億円)、融資2兆5000億ウォン(2,462億円)と順調に規模を拡大している。

韓国の大手銀行が提供するモバイルバンキングアプリ経由で開設した非対面口座数(銀行の窓口に行かずスマホ経由で書類を提出して口座を開設した数)は2016年の1年間15万5000件しかなかったことを考えると、1ヵ月で307万件はすごい数字である。また、韓国最大手銀行KB(国民銀行)が2017年1月から8月11日まで行った個人融資は1兆900億ウォンで、それを超える金額をkakaobankは1ヵ月で融資した。kakaobankより一足早くスマホ専用銀行第1号として営業を開始したKBANKはここまで旋風を巻き起こせなかった。

kakaobankは実店舗がなくアプリとATMを使ってすべての業務を行う銀行である。kakaobankのアプリをインストールして個人情報を入力し、写真付き身分証をカメラで撮影して本人確認する。開設したkakaobankの口座にKAKAOから1ウォンが振り込まれ、振り込んだ人の名前を表示するところにキーワードが書かれていて、このキーワードをkakaobankのアプリにもう一度入力すると本人確認完了。すぐ口座を利用できる。平均で5分、遅くても10分ほどで口座を開設できる。ログインは指紋認証やスマホのパターン認証も利用できる。

kakaobankの口座数が急増したのは、何よりも手軽にお金を借りられる個人向け信用貸しサービスに理由がある。

19歳以上であれば誰でも担保なしで300万ウォン(約30万円)まで借りられる「へそくり貸出」は、6時から23時の間に申し込めば数分でお金が口座に振り込まれる。金利は金融業界が共有する個人信用評価レベルに応じて年3.348%〜15%が適用される。

会社員向けの「マイナス貸出」は、審査に数日時間はかかるが、担保なしで最大1億5000万ウォン(約1500万円)を金利2.88%(最安の場合)で借りられる。一般の銀行では、金利は個人信用評価レベルで決まるが最低でも3%以上、金額も担保なしでは数千万ウォンしか借りられない。手続きに必要な住民票や所得証明といった書類も借りる人が用意しないといけないが、kakaobankは「同意」ボタンにタッチするだけで、kakaobank側が書類を揃えてくれる。

預金は1日だけ預けても年1.2%、1年定期預金は年2%と他の銀行より高い金利がもらえる。チェックカードも特典がある。スーパーやコンビニなどの加盟店で支払いに使うと、平日は決済した金額の0.2%、週末と公休日は0.4%をキャッシュバッグする。全国銀行とコンビニのCU・セブンイレブンにある11万4000台あまりのATMが使え、年末まで時間外手数料も無料だ。また、チェックカードに韓国では大人気のKakaoTalkのキャラクターが描いてあることも好評だ。

海外の銀行口座宛ての送金も5000米ドルまでは送金手数料5000ウォン(約500円)だけで送金できる。銀行だと送金手数料、仲介手数料、電信料などが賦課され数万ウォンはするが、kakaobankは送金手数料だけ払えばいい(ただし、今のところは22カ国にしか送金できない)。

kakaobankは店舗なしで運営する銀行なので、店舗維持費を節約できる分、既存の銀行より預金金利は高く、融資金利は低く、各種手数料も無料もしくはうんと安く設定した。それに今時のサービスらしく、人工知能で個人のネット上の活動やビッグデータ分析から信用度を評価し、一人ひとりに適用する金利を変える独自の信用評価モデルをkakaobank企画段階から開発しているという。


kakaobankは、アプリが単純で直観的に使いやすいことも評判がいい。その理由は韓国の国民的人気メッセンジャーアプリKakaoTalkをベースにしているからだ。人口5000万人の韓国で約4000万人がこのアプリを使っている。KakaoTalk上で友達登録してある人同士なら、kakaobank経由で24時間リアルタイム、しかも手数料なしで送金ができるので、割り勘やお祝い金を送金する時に便利である。KakaoTalkのID宛てにお金を送金すると受取人にメッセージが届き、そのメッセージを見て口座情報を登録すればお金が振り込まれる仕組みだ。

韓国では年長者が支払いをする、友達同士だと順番でおごることが多かったが、最近は割り勘文化が定着したため、現金の持ち合わせがなくてもその場で手数料なしで割り勘ができるのは助かる。お祝い金をあげたいけど口座番号を聞くのは気が引ける、というときも便利だ。

日本の銀行は他行宛てに15時以降に振り込むと、相手の口座には翌日お金が振り込まれるところが多いが、韓国は全銀行が24時間いつ振り込んでもすぐ相手の口座にお金が入る。ただし、一般の銀行だと相手の口座番号または携帯電話番号を知らないと送金できない。手数料がかかる場合もある。ところがkakaobankは相手のKakaoTalkのIDさえ知っていれば無料で送金できるという違いがある。

韓国のインターネットバンキング、モバイルバンキング、ネット決済は、独自のセキュリティプログラムをインストールし、公認認証書と呼ばれるネット上の本人確認プログラムを経由しないと取引ができないようになっている。これがとても手続きが面倒で、さらに韓国語以外のOSをインストールしたパソコンや海外からアクセスするとうまく利用できない時もある。複雑な認証を経由したからといって特別安全なわけでもなく、インターネットバンキングやモバイルバンキングのハッキング事件は後を絶たない。

世界中がフィンテックでより便利に、より安全に金融サービスを使わせようと競争しているのに、韓国だけ独自のルールを重視してガラパゴス化していると非難の的だった。そんななか登場したkakaobankは公認認証書を使用しない点でも画期的だった。

kakaobankの人気ぶりに驚いた一般の銀行は、早速手数料や貸出金利の値下げを発表した。公認認証書を使わない新しいモバイルバンキングサービスも検討しているという。kakaobankの登場はただのスマホ専用銀行の誕生に留まらず、韓国の金融サービスを変えるきっかけになりそうだ。


By 趙 章恩

 

Newsweek コラム&ブログ

韓国ソーシャルイノベーション事情

 

 2017年10月

-Original column

http://www.newsweekjapan.jp/cho/2017/10/kakaobank.php