韓国CM REPORT – ロッテ – イ・ジア



イ・ジア プロフィール


1981年2月2日生まれ。


168.0cm、48.0kg。2007年、MBCドラマ『太王四神記』のスジニ役でデビュー。米カリフォルニア州にあるArt Center College of Design休学中。小学校6年生の時にカリフォルニアに引越し、現地で大学まで進学した。2005年、『太王四神記』のオーディションに合格してから休学、韓国に戻り1年半ほど演技修行を積んでデビューした。所属はヨン様と同じBOF。





ANYTIME



出演




イ・ジア

放映日




2007年11月

『太王四神記』のメンバーがロッテのCMに登場しました! 「変えようANYTIME常識」シリーズに、スジニ役のイ・ジアが出演です! 彼女はこれが初めてのCM出演。スジニの時とはひと味違う、かわいくも清楚なイメージが、シュガーレスでキシリトール入りの飴「ANYTIME」にピッタリ、ということで選ばれたそうです。CMのコンセプトは、「20代女性の憧れの的で宝石のように輝く新人、ネット検索でもキーワード1位を占めているイ・ジアさんの美の秘訣を探せ!」というもの。彼女のちょっとトーンダウンした声も、個性的でステキですね。


「あら! 『太王四神記』のイ・ジアじゃない!」、「あの娘は歯磨きする姿もキレイよね~」、「も~完全にうらやましいわ~」、「何あれ! 飴? マジなの!」と騒ぐ女性たち。歯磨きのあとに飴をなめるなんて、普通はしないことですよね。でもこれこそ「変えようANYTIME常識」なんです。


「知らなかったの? キシリトールが入ってるってこと」、「歯磨きのあとにもANYTIME」、「マスチックも!」……そのとおり。キシリトールは、虫歯の予防になるというのは日本でも常識ですよね。同じようにシュガーレスでキシリトール入りの「ANYTIME」は、歯磨きのあとにもお勧めです。イ・ジアが教えてくれたこの「マスチック」は、キシリトールガムにも入っていて、ANYTIMEには0.01%含まれています。歯周病や口臭の予防に効果のある抗菌成分で、ギリシャのキオス島でしか取れない貴重なものなんですよ。


生まれて初めてのCM撮影。最初は緊張してNGを出していたイ・ジアも、時間が経つにつれ歯磨きしながらいろんなポーズを決めてみたり、お茶目な表情もみせるようになり、どんどん意欲的になっていって深夜まで撮影が続いたとか。そのおかげで100%自然体のイ・ジアを引き出せたと、監督も大喜びだったそうです。楽しそうなイ・ジアの表情は、演技ではなく本当に心から撮影を楽しんでいる女優の表情なんですね。

– BY  趙章恩

Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200711&dr=food

韓国CM REPORT – ロッテ – Rain(ピ)


Rain(ピ) プロフィール


1982年6月25日生まれ。


184cm74kg。本名はジョン・ジフン。ピは「雨」という意味。歌も踊りも最高だけど、ドラマ『サンドゥ、学校へ行こう』、『フルハウス』、『このろくでないの恋』、映画『サイボーグだけど大丈夫』で見せた演技変身のおかげで幅広い年齢層のファンを抱える万能韓流スター。長い無名生活を経て2002年デビュー以来、毎年、歌謡大賞、演技大賞を受賞している実力派。アジアはもちろん、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパでもライブ公演のチケットはすぐ売り切れるというスーパースターとして活躍しているエンターテイナー。好きな食べ物はサムゲタン。



今日のお茶



出演

Rain(ピ)

放映日

2007年10月

「今日のお茶」のピが新バージョンで戻ってきました。このCMのタイトルは「きれいに勝負してみようか?」とのことですが、ピはホースを手にあちこちに水をまいています。一体何を勝負するんでしょうか? それはバイキンとの戦いのようです。


「今日のお茶、アセプチックシステムで新しく生まれ変わった」


「君の唇に触れるから」


「アセプチック」とは、飲料水を無菌状態でペットボトルに入れる生産システムのことで、流通過程で変質しやすい緑茶や混合茶、牛乳などの品質安全性を高めるために導入されています。「君の唇に触れるから」、より清潔な「今日のお茶」を届けたくてバイキンと勝負する、ということだったんですね。


BGMになっている、とっても軽快なこの音楽を聴くだけで「あ! ピのCMだ!」と反応してしまう方も多いのでは? この曲は映画『キルビル Vol.1』のOSTにあるアル・ハートの「グリーン・ホーネット」という曲です。


この頃ピは、アメリカで韓国の雑誌のグラビア撮影をしたり、語学研修をしたり、ゆったりとした時間を過ごしているようです。ピのハリウッド進出作! と韓国でも話題の映画『スピードレーサー』(原作は日本のアニメ『マッハGOGOGO』)は、2008年5月世界同時公開の予定です。映画『マトリックス』の監督・ウォシャウスキー兄弟の作品なので、タイトルどおりスピード感あふれる大作映画になりそうですね。これでピも、本物のワールドスターになってしまうかもしれません。私達だけのピではなくなるのは少し残念ですが、大きな舞台で羽ばたいてほしいですからね。


ピはインタビューで、「俳優の仕事も真摯に取り組んでいる。でも、自分が生きているのを実感するのは舞台の上なんだ」と話したことがあります。2008年も日本でコンサートを開いてくれるといいですね!


– BY  趙章恩

Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200710_2&dr=drink

[エンタメコラム] 伝説となったドラマ「若者のひなた」 その4

「若者のひなた」のあらすじをご紹介します!



「若者のひなた」は韓国の定番のメロドラマで、主人公の裏切りと破滅を描いた単純明快なものです。


 


炭鉱村で育った貧乏な青年が成功を夢見て超難関の国立ソウル大に進学→自分の出世を願い貯金をはたいてくれた恋人を裏切り、金持ちのお坊ちゃまに近づいて親友となり、その双子の妹と婚約→3年後、婚約者の父に会社経営の跡取りとして認められるほどになり、留学までさせてもらう→彼の出世を願う献身的な元恋人は彼の子供を産みひとりで育てている→4年後、結局すべてがばれて婚約解消、破滅へ……。


 


しかし、もうちょっと踏み込んで詳しく話そうとした瞬間、「このドラマってこんなに生き生きした内容だったんだ~」と感心せずにはいられなくなります。炭鉱村からソウルに出てきた若者の暮らし、ソクジュのようなお金持ちの暮らし、周辺人物のもろもろのエピソード、お金がある人もない人もみんなそれぞれ悩みがあり、「成功」の基準もそれぞれ違うため、それぞれの葛藤があり……このような細かいパズルのピースがひとつになることで、単純なメロドラマが不滅の名作へと生まれ変わっていきました。どんな苦しみも、温かく包み込んでくれる家族や友人のおかげで克服できるというエピソードがあちこちに散りばめられていて、「ドラマ」というより、身近な人の話かと思えるほど親近感が沸いてきます。


 


改めてあらすじを紹介しましょう。ソウルオリンピックで国中が騒然としていた1988年、ある炭鉱村で国立ソウル大学に合格したインボムのお祝いパーティーが開かれます。若いころに夫を亡くし、喫茶店(といってもいわゆるスナック)を営む母にとって秀才のインボムは自慢の宝であり、プライドでもあります。水商売と陰で軽蔑されながらも、インボムがいるからこそチャヒの家族にも大きな顔をしていられるからです。


 


彼の恋人のチャヒは、彼が合格したことをインボム本人ではなく、インボムの母が営む喫茶店の貼紙で知ってがっかりします。一方、インボムの弟インホがチンピラと喫茶店で働く女の子と三角関係になり、チンピラを刺して逃げたため、パーティーは台無しになります。


 


その時ソウルでは、ソクジュの合格祝いパーティーが盛大に開かれます。ソクジュは進学を望んでいた映画学校ではなく、化粧品会社を経営する父のすすめで経営学を受験するしかなかったので、ソウル大学に合格したものの嬉しく思ってはいません。


 


さて、男装した女スリのヒョンジは、警察から逃げるためソウルにやってきたインホのサイフを盗み、それが原因となってインホは逮捕されます。インボムの大学入学金はインホの釈放のための和解金に消えてしまい、インボムは途方に暮れます。


 


チャヒは知能が7歳のまま大人になってしまった弟のために、母が貯めていた貯金を持ち出し、インボムに渡します。そのお金を持ってインボムは始発の汽車に乗り、ソウルへ向かいます。


 


インボムは教室で出会った御曹司のソクジュに近づき、親友になります。ソクジュの双子の妹ソクランは田舎者のインボムを無視し、インボムもわざとソクランに冷たく当たります。が、インボムとソクランのあいだには少しずつ微妙な感情が芽生え始めます。


 


インホの和解金のために全財産をはたいてしまったインボムの母は、喫茶店があるビルの大家に面倒を見てもらう代わりに不倫関係となります。釈放されたインホはその現場を目撃し、大暴れしたあと、ソウルへ逃げます。インホは自分のサイフを盗んだスリ団を見つけ出し、ヒョンジと再会。ヒョンジにスリの仕方を教えてもらい、自分もスリ団の一員としてソウルで生活を始めます。インホは、男だと思い込んでいたヒョンジが実は女性だったことを知り、驚きます。


 


家族を養うため炭鉱で経理事務員として働くチャヒは、インボムの手紙だけが楽しみです。小説家を夢見る文学少女の妹ジョンヒは、チャヒの名前でエッセイを応募し当選、チャヒは代わりに原稿料を受け取るためソウルへ行くことになります。インボムに会えると胸をときめかせるチャヒの姿に、チャヒに想いを寄せるユンベは胸が痛みます。ユンベは炭鉱で働きながらボクシングの世界チャンピオンを夢見る誠実な青年で、インボムの親友でもあります。


 


インボムを訪ねてソウル大学まで行ったチャヒはやっとの思いでインボムと再会しますが、教授のアシスタントとしてソクジュの会社の研究員になったインボムは、ゆっくりしていられませんでした。インボムに会えると張り切っていたチャヒは落ち込み、終電の汽車に乗り込みます。そこへインボムが現れ、出発直前の汽車の中でふたりは再会し、インボムの部屋で一夜をともにします。


 


インボムは、ソクジュの父の前で研究員として働きながら得た化粧品の知識を披露します。これはすべて計算された行動でした。ジンミ化粧品の会長であるソクジュの父はインボムを気に入り、ソクランもインボムを見直します。


 


ヒョンジは、入院している母の病院代をかせぐためにスリをしていました。彼女と母を捨てた男は、今はソクジュの父です。死にかけている母のために、最後に一度でも会ってくれるよう頼みますが断られ、ヒョンジはジンミ化粧品一家への復讐を誓います。そのためスリ団と決別し、暴力団に身を置きます。それはインホにとっても不幸の始まりでした。


 


一方、ユンベのところに、昔ボクサーの夢を与えてくれたコーチがやってきます。ソウルで一緒に再起してみないかと誘われたものの、コーチに全財産を詐欺で奪われてしまいます。それでもコーチを信じて、ユンベは世界チャンピオンに向けて走り出します。


 


故郷にひとり残されたチャヒは、インボムが自分の母の誕生日には炭鉱村に戻ってくるだろうと期待しています。インホもインボムを訪ね、母に渡してほしいとお金を預けます。しかしインボムは、葛藤しながらもソクジュ、ソクランと一緒にヨット旅行へ出かけます。インボムはヨットの上でソクランに無理やりキスし、彼女との距離を縮めることに成功します。


 


ユンベに会ったインホはインボムが故郷に帰らなかったことを知り、自分だけでも母の誕生日を祝ってあげようと炭鉱村に行きますが、目に入ったのは酔っ払って寝ている母と不倫相手の姿でした。インホは、ユンベのコーチが博打をやめてボクシングに戻るためにお金が必要だと言っていた話を思い出し、アルバイトのつもりで炭鉱村のチンピラに力を貸します。


 


ヨット旅行から戻ったインボムは、里帰りするつもりで買っておいたチャヒと母へのプレゼントを持って衝動的に夜行列車に乗ります。インボムから指輪を贈られたチャヒは感動の涙を流します。そのとき、インボムが突然故郷に戻ったという話を聞いたソクジュは、インボムを追いかけます。炭鉱村でソクジュは、インボムが自分の生い立ちなどについてずいぶんとウソをついていたことを知ります。インボムは母と不倫相手の妻が罵りあいながら喧嘩をしている場面を目撃し、もうここには戻らないことを決意します。


 


インボムがソウルに行ってしまってから、チャヒはつわりを経験します。ソクジュに自分のウソがばれてしまったのではないかと気を揉んでいたインボムは過労で入院し、チャヒはその報せを聞いてソウルへやってきます。妊娠を疑うインボムにチャヒはウソをつきます。それでも隠しているのはいけないと思い戻ってきたチャヒは、インボムとソクランが車の中で抱き合っているところを目撃します。愛するインボムの出世のために、チャヒは身を引くことを決意します。一方、闇の世界に身を置くようになったインホは、対抗する組織にいるヒョンジの手助けをするため、炭鉱村のチンピラ達を裏切り暴力を受けます。


 


それから3年が経ち、インボムは徴兵を終えてソクラン、ソクジュと一緒にアメリカ留学の準備を始めます。家族にも知らせず子供を産んだチャヒはシングルマザーとなり、ホテルの電話交換手として働いています。


 


インホはチンピラに暴力を振るわれたことがきっかけで記憶喪失になりますが、再び事件を起こして刑務所に入り、ヒョンジは彼を待つことになります。アジアチャンピオンになったユンベはチャヒを探し出し、一度告白しますが、チャヒにその気がないことを知ると兄として見守ることを誓います。チャヒは父の臨終にも立ち会うことができず、ジョンヒはそんな姉を憎みます。


 


インボムが留学を終えて戻ってきた4年後、ソクランとインボムは婚約し、結婚の準備を急いでいます。ソクジュはこっそり映画監督になるための勉強をしてましたが、映画賞を受賞したことで父が知るところとなり、勘当されてしまいます。チャヒは小さなお店を営み、ヒョンジは化粧品の流通を牛耳るようになり、ジンミ化粧品の営業を妨害することで復讐を始めます。ヒョンジを愛する暴力団のボスは、ヒョンジがインホに想いを寄せていることを知り、インホを殺そうとします。それをかばおうとしたヒョンジは頭を殴られ、脳に損傷を受けて車椅子の生活を余儀なくされ、インホはヒョンジに一度も愛していると伝えることができないまま死んでしまいます。


 


小説の公募で入選し小説家として注目されるようになったジョンヒは、雑誌の仕事で新人監督のソクジュをインタビューしてきてほしいと頼まれ、ふたりは再会します。実は高校生のとき、インボムを訪ねてきたソクジュを見てジョンヒは胸がときめいたことがあったのでした。また、ジョンヒが通信制の大学に通っていたころ、ハキハキと自分の意見を言うジョンヒの姿にソクジュは胸がときめいたことがありました。そして3度目の出会い。ソクジュはジョンヒの小説「鉱夫の娘」の映画化を提案します。そしてジョンヒからこの小説は姉の話であると聞かされ、インボムが従妹だといっていたチャヒが実は恋人で、子供までいることを知ります。


 


インボムもチャヒに子供がいることを知りますが、いまさらあとには戻れないとソクランとの結婚を強行しようとします。そのころソクランは、インボムの母に会い失望します。育ちが違いすぎることから、結婚に不安を感じ始めるのです。そこへインボムに隠し子がいることがばれ、ソクランは婚約を破棄してインボムを忘れるために留学を選びます。


 


ソクジュは映画の撮影のために炭鉱村へ行き、タイトルを「若者のひなた」に変えたとジョンヒに伝えます。ふたりはなんだか恋人になりそうなムードです。ソクランにも捨てられ、ソクランを踏み台に手に入れた地位も失ったインボムが、ソウル大学でソクランやソクジュと出会ったころの野望に燃えていた自分を思い出しているところでドラマは終わります。


 


以上が「若者のひなた」のストーリーです。次回は、さらにこのドラマの魅力に迫ります!


ニッコリア
Cho!エンタメコラム
http://ni-korea.jp/cho/index.php?id=090727#leftblock

韓方化粧品大好き! その効果には驚きます!

私が「韓方化粧品大好き! これはすごいよ~」などと、あちこちですすめるようになったのは、憧れの女優さんが愛用していると聞いて、韓国売上ナンバーワンブランドだと言われる「雪花秀(ソラス)」の20万ウォンの滋陰生(ジャウムセン)クリームをどかんと大人買いしたのがきっかけでした(雪花秀はロッテ免税店やロッテ百貨店1階で販売されています。2009年7月現在、滋陰生クリームの60mlのものが、ロッテ免税店では131USドル、ロッテ百貨店では20万ウォンです)。


高麗人参の香りがけっこう強い琥珀色のクリームに戸惑いながらも、どれどれ~と顔にたっぷり塗ってみると……。へ~~! 柔らかいクリームなのに、肌に塗った瞬間ぐんぐんしみ込んでしっとり+さらさらではありませんか。韓方化粧品は成分は良くても「ベトベトしていて、香りもキツそう~」という先入観がありましたが、そんなこと全然ない! 高麗人参の香りもどことなくローズマリーの香りに似ていて、す~っと鼻呼吸がしやすくなるようなアロマ効果があって、やみつきになります!


そして、次の日の朝起きてみると……キャ~、ほうれい線が目立たなくなってる~! 目じりのしわよりも歳をとって見えるほうれい線が悩みで、いろいろなクリームやパックを試していましたが、こんなに劇的に効果があったのは初めてです。真夏でも真冬でも、べとついたり物足りなかったりすることなく、いつも肌を元気にしてくれるところはさすが!


滋陰生クリームは、「2000年に発売されてから300万個以上売れた韓国を代表するベストセラー」などとよく雑誌にも紹介されていますが、売れるには理由があるんですね。それに雪花秀は韓国のデパート売上No.1! シャネルやランコム、クリスチャンディオール、エスティーローダーといった世界でも有名なコスメブランドを押しのけ、韓国でここ5年ほど売上トップを維持しているコスメブランドです。


ロッテ百貨店の1階にはコスメカウンターがずらりと並んでいますが、いつも大混雑しているのが雪花秀! 次から次へお客さんがやってきては指名買いしていくので、ゆっくりお肌の相談なんてできやしないところは残念です。そのぶん、リピーターの多いすごいブランドということなんでしょうね。


雪花秀の化粧品は化粧水も美容液も石鹸もぜんぶ! 絶対後悔しないよ~~と太鼓判を押したくなるものばかりですが、隠れたマイブーム! ヒットアイテムがこれ! 「玉容パック(オギョンパック)」です。古くなった角質を吸着して取り除いてくれる強力なパック! 薬剤をすりつぶしてそのままパックにしたようで、香りも濃厚で微粒子が含まれているんです。私も週に1度はたっぷり塗って思いっきりはがしています。


本当はやさしくはがさないといけないのだけれど、肌に吸いつく快感がたまらなくて~。一気にぺろ~っとはがしています。トホホ……。玉容パックのあとは、スクラブ洗顔したときよりも爽快! 伊勢丹デパートで販売しているアモーレパシフィックのライブブライトエンザイムピール(パウダー洗顔)とのダブル使用で、毛穴の黒ずみやブツブツが一気になくなるんです。しかも肌に刺激はまったくないので、何度リピートしたことやら!(2009年7月現在、玉容パックは150mlのものがロッテ免税店では26USドル、ロッテ百貨店では4万ウォン)


ネットで検索してみると、日本の有名モデルや女優さんのブログや本にも「雪花秀」は結構紹介されているんですね。日本ではまだ正式に発売されてないのに、びっくりしました。


「雪花秀」のほかにも韓方化粧品はたくさんあります。おすすめは、ロッテ百貨店やロッテ免税店で買うならイ・ヨンエさんがモデルの「后」(フー)、お手頃価格のものなら明洞(ミョンドン)のロードショップやロッテマートで買える「韓律」(ハンユル)、「多娜嫺」(ダナハン)、「秀麗韓(スリョハン)」などです。どれも大手メーカーから発売され長年愛されているブランドなので、安心して使えます。


「后」はスキンケアもいいけれど、純金と真珠入りの韓方リップグロスがとってもキレイ! パールの輝きが違うので、デパートや免税店に行くことがあればテスターで試してみてください!


しかし、私がいつも悩むのは何を買うかというよりも、どこで買うか、ということ。


ロッテ百貨店の1階で買うと、おまけのサンプルキットやポーチなどがたくさんもらえます。しかもプロモーション時期によっては、有名デザイナーが手がけた工芸品やバッグがもらえたり、お買い上げ金額20万ウォンごとに1万ウォンのロッテ商品券がキャッシュバッグされたりと、いたれりつくせりです。


ロッテ免税店で買うと、もちろん免税なので約10%ほど安くなります。ロッテ免税店のVIPカードを持っているとさらに割引+クーポン割引もあるので、この組み合わせをうまく使えば約15~20%ほど安くなります。その代わりおまけはデパートより少ないんです(免税店は海外へ出国する人が利用するので、その場で受け取ることはできません。団体ツアーでガイドさんと一緒の場合、VIP割引は適用されない場合もあります)。


値段が安いほうを選ぶ? おまけがたくさんあるほうを選ぶ? いつも悩みます! みなさんはどっちがいいと思います?



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雪花秀の最高級クリーム「珍雪(チンソル)」。60ml38万ウォン。韓国西海岸の生命力あふれる赤松から抽出した成分を配合して老化をストップ! 肌をふっくらと生き返らせてくれます。肌に密着しつつ、さらっとしている使い心地はさすが~。












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    后の「還幼硬(ファンユゴ)」は韓国コスメ業界最高価格、60ml 68万ウォンのクリームです。パッケージも超豪華! 韓方医とLGの化粧品研究所が3年の歳月をかけて、最上級の韓方薬剤を使って研究を重ねた魂のこもったクリームです。












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    Amorepacificのライブブライトエンザイムピール。一度洗うだけでお肌つるつる! 肌色がワントーン違って見えるんです! 驚異のパウダー洗顔として個人的に超おすすめ!












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    韓国版「花より男子~Boys Over Flowers」のク・ヘソンさんがモデルです。「ヒョヨンゴクリーム」はアンチエイジングと美白を同時に狙うお肌のための韓方薬。50ml8万ウォンです。









    by: 趙章恩

    2009年08月10日

    「ニッコリア」: ダイナマイト・コリア 今日もドキドキ探検に出かけよう!
  • 最終回:ついに始りました!驚きの連続~ペ・ヨンジュン主演『太王四神記』







    最終回
    ついに始りました!驚きの連続

    ペ・ヨンジュン主演『太王四神記』

    2007年9月21日


     いつかいつかと世界中のヨン様ファンが首を長くして待った超大作ファンタジー歴史ドラマ『太王四神記』がついに韓国で放映開始となった。チャンネル11番、MBCより9月10日予告スペシャルのドラマ全般解説から始まり11日~13日に3話連続放映という太っ腹サービスで幕開けとなった「テワンサシンギ(太王四神記)」、略して「テサギ」は韓国でも今年最高の、いや歴代最高のドラマとして早速視聴率がぐんぐん伸びている。







    太王四神記 (c)iMBC ※ クリックで拡大

    ●済州道の野外セットはテーマパークに

     2003年に企画され、男物のドラマを作らせたら右に出るものはいないとされるキム・ジョンハク監督にペ・ヨンジュンがパートナーとして参加し、2006年3月に撮影開始、事前製作を目指したのだが2007年9月時点、未だ撮影は続いている。

     放映が6回も延期されたのは撮影に手間のかかる時代劇であるのとCG作業が重要な役割を占めるファンタジーであることが原因だが、「ソン・ジナ作家とヨン様の意見対立で撮影中止に」という報道もあった。真偽のほどは明らかではないが、その後作家が一人追加された。製作発表当時は映画「ロードオブザリング」のCGチームが参加するということだったが、台本が出るのが遅れてしまい、1年以上も韓国に滞在していたが、結局1コマもCGを作ることなく帰国してしまったそうだ。もったいない。

     済州道(チェジュド)に完成した大型野外セットは8月まで無料公開され大繁盛、まだ撮影が続いているため一般公開は難しいが、撮影が終了したらテーマパークとして公開するという。同じく高句麗を背景にしたドラマ「朱蒙(ジュモン)」の野外セットだった全羅南道の羅州(ナジュ)にある三漢志テーマパークや、ソウルから近い九里市にあるデジャンガンマウル(鍛冶屋村)でも撮影が行われている。そのため9月22日からのお盆連休には家族連れでロケ地巡りを計画しているファンも多い。野外セット場は韓国の三国時代の歴史を学べる場所でもあるので、子供を連れて行きたいスポットとして人気が高いとか。


    視聴!<太王四神記>

     太王四神記』(MBC、毎週水木・夜9時55分から)を視聴するには、ドラマ視聴ページ(VOD)から。
     MBCのインターネットでの視聴方法について詳しくは
    第3回:無料で楽しむ韓国ドラマ 入門編3<有料でも見たい!MBC>を参照。
     なお、
    壁紙場面写真も公開されている。



    ●韓国の建国神話と高句麗19代目の王様の歴史がモチーフ







    太王四神記 (c)iMBC ※ クリックで拡大
     『太王四神記』のストーリーは韓国の建国神話と高句麗19代目の王様の歴史をモチーフにしている。主人公ダムドク(談德)は韓国歴代王様の中でもっとも勇敢で領土を中央アジアにまで拡張した「広開土大王(グァンゲトデワン)」、日本では「好太王」と記録されている人物だ。名前から察しがつくように、ヨン様が演じる広開土大王は韓国の歴史上もっとも韓国の領土と勢力を拡大させた王様だった。高句麗の領土を韓国歴史上最大規模である今の中国吉林省にまで拡大して最盛期を迎える。

     中国は高句麗の遺跡の多くが元々高句麗の領土だった中国に残っているのをいいことに、高句麗は中国の歴史、『太王四神記』は中国の歴史を改ざんしていると主張し、遺跡周辺での撮影を拒否し、高句麗の歴史を中国の世界遺産として登録申請している。ヨン様のドラマは日本では待ちに待った待望の大作だが、中国では目の敵のような作品扱いをされていて、外交問題にまでなろうとしたほど。

     ドラマの物語は三国時代の高句麗から始まる。登場人物の生まれ変わる前の因縁や四神を説明するため神話の時代に戻り、生まれ変わってからの子供時代から話が始まる。ダムドク(神話時代ではファンウン)とスジニ(神話時代ではセオ)、ソギハ(神話時代ではガジン)姉妹の三角関係と、ダムドクがジュシンの王様として領土を取り戻すまで彼を守護する四神の生まれ変わりである個性的なヒョンゴ、ジュムチ、チョロの活躍、ダムドクを慕う貴族からライバルへとなるしかなかったヨンホゲのソギハへの想いと苦悩も、ストーリーをひっぱる大きな軸となっている。

     ジュシン(肅愼)というのは、韓国の建国神話と関連がある。天から天符印として青銅剣、青銅鏡、青銅鐘の3つを持って3,000人でこの世へやってきた桓雄(ファンウン)が、太白山の周辺に神市を作った。そこへ熊と虎がやってきて、人間になりたいと願った。ファンウンは100日間洞窟の中でにんにくとヨモギだけを食べれば人間になれると言った。それに耐えられなかった虎は途中で逃げてしまうが、熊は最後まで耐えて女に生まれ変わる。ファンウンは熊女と結婚し、今の韓民族の先祖となる。

     ドラマではファンウンがヨン様、熊女がセオでありその後のスジニ、虎がガジンでその後のソギハという設定で、ファンウンはガジンが持つ火を操る力(紅色の玉ネックレス)を奪いセオに渡す。嫉妬したガジンはセオが産んだファンウンの子を崖から投げ落とす。怒りに燃えるセオは、真っ赤に燃える黒朱雀となり、その怒りを静めるために残りの三神がこの世に登場する。ファンウンは自らの手で黒朱雀になったセオを殺し、セオのネックレスをはじめ四神の力が込められた神物を聖なる木の下に封印する。

     ファンウンはジュシンの王様が生まれる日、星は光り神物はそれを告げてくれると予言する。神物は高句麗や百済の家で代々命より大事な物として守られてきた。そしてダムドクが生まれた日、神物はそれを告げ、虎族の後継で闇の王国建設を狙うデファチョンフェ(大和天会)は神物を手に入れようと動き出す。


    ●“ヨン様の恋人”に注目が集まる

     予告スペシャルでは、ヨン様よりもスジニ役の新人女優イ・ジアに視線が集中した。“ヨン様の恋人”を演じる相手役を選ぶために30回以上もオーディションを繰り返し、撮影が開始されてから1年6か月以上経ってやっと決定したほど、スジニ役選びは難航した。だが監督は演技経験のまったくない、グラフィックデザイナーを目指してアメリカに留学中だった26歳のイ・ジアを一目見た瞬間「この子はいける!」と惚れ込んだそうで、ヨン様と同じBOFの所属となり撮影に挑んでいる。

     神話時代の髪の長いセオを演じるシーンではとてもきれいで、一瞬チェ・ジウに似ていると思ったが、古代の髪の短いスジニのシーンではまた別人のようでビックリ。放映早々ヨン様よりもイ・ジアのほうが、ネットで検索キーワード上位になったほど、シンデレラ誕生間違いなし。

     もう一人驚いたのはチェ・ミンス。大和天会の首長を演じる彼のカリスマは画面を通り越して鳥肌が立つほど。いつもはすごい老人なのに魔法で若く見えるようにしているという設定なので、最初はあの老人がチェ・ミンス? とひっくり返るほどの特殊メイクもすごかった~。

    ●豪華なCGを使ったハイビジョン映像は感動モノ

     映画より豪華なCGを使ったハイビジョン映像は感動の一言だ。ファンタジー映画とはあまり縁のなかった人でも、これは手が込んでいるな~と実感できるはず。神話の場面では、白髪に長髪のヨン様の姿が映画「ロードオブザリング」のガンダルフっぽいことから「ヨンダルフ」ともいわれたが、スジニとソギハの関係を説明するためには重要な場面なので笑ってはいけない。

     CGが多くて一瞬オンラインゲームのようでもあり、アニメのようでもあるが、そこが逆に新鮮だ。物語りも複雑だから集中して(登場人物をメモったりしながら)観ないといけないので、1時間があっという間に過ぎてしまう。3話連続放映のあとに再放送でまた観てしまったが、観るたびに新しい発見があってよかった~。子役の演技も安定していて、脇役もしっかりしているから、観るたびに「このセリフは後でこういう仕掛けのためかな?」なんて分析してみたり、街の風景や衣装、小物にまでもすごく細かいところまで手が行き届いているから目がぐるぐる回ってしまう。

     これから本格的にスジニ(朱雀)、ヒョンゴ(玄武)、ジュムチ(白虎)、チョロ(青竜)の四神が登場する。「いつも僕のそばにいて。振り返ったら見えるよういつもそこにいて」とダムドクが告白した初恋のソギハではなく、なぜスジニに惹かれるのか、ライバルのヨンホゲはどんな妨害作戦でダムドクを苦しめるのか、どうやってジュシンの王になるのか、今後の展開から目が離せない!

    By-
    RBB TODAY : 趙章恩の現地直送「韓ドラ事情 
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    第39回:韓国の夏休みの過ごし方~イケメン揃いの韓国版「花より男子」が人気







    第39回
    韓国の夏休みの過ごし方
             イケメン揃いの韓国版「花より男子」が人気

    2007年8月15日


     2007年の暑い~夏はいかがお過ごしだろうか。東京ドームでチャングムの誓いのイベントが大反響だったと、韓国でも大きく報じられた。

     私はソウルから4時間ほど離れた江原道の「束草(ソクチョ)」で夏休み中だ。束草と聞いて「もしかしてあのドラマのロケ地では!」と叫んだあなたは立派な韓流ファン! 束草は韓流の原点とも言える「秋の童話」のロケ地だ。

     秋の童話は中国語圏でもっと人気があるらしく、街のいたるところに「ここが○○場面のロケ地」と中国語と日本語で書かれた看板があった。ウンソが住んでいた街「アバイマウル」に行って北朝鮮式のスンデも食べた。スンデは豚の腸詰のことだが、ソウルで食べる屋台のスンデは皮が薄くて春雨が多いのだが、アバイスンデは野菜ともち米がたっぷり入ってサイズも大きく、一味も二味も違う。アバイマウルは1950年韓国戦争のとき、北朝鮮から逃げてきた避難民が集まってできた村なので、北朝鮮式の料理が有名だ。辛くあえたお刺身を載せた令麺もやわらかくて冷たくて、これまた美味しい。









    韓流の原点とも言える「秋の童話」のロケ地(※ 画像はクリックで拡大) アバイスンデ

     ヤンヤン国際空港を利用すれば車で40分ほどで着くのだが、残念ながら日本からの直行便はないようだ。



    ●韓国のドラマ好きはモバイル環境まで変える

     束草といえば限りなく続く海水浴場と青い海、そして韓国を代表する山「雪嶽山(ソルアグサン)」の入口ともいえる場所だ。この夏韓国ではリゾートやホテルではなく、自前のテントと車で利用する「オートキャンプ」が大ブーム。私も早速ネットで一式買い込んで、雪嶽山国立公園でキャンプに挑戦している。

     夜テントの前でバーベーキューをしてお腹いっぱいになったところで、皆さんは何をやっているのかな~と観察したところ、ほとんどの人がDMB(digital multimedia broadcasting)受信携帯電話や車のナビゲーションを利用して8時と10時のドラマをしっかり観ていた。地下鉄の中でも携帯電話を利用してテレビを観る人が増えているが、この山奥のキャンプ場にまでDMBが届くとは驚きだ。

     DMBとは、移動しながら受信するモバイルテレビのことで、韓国では衛星DMB(日本のモバHO!と同じ衛星を使う衛星モバイル放送)と地上波DMB(日本のワンセグと同じ地上波放送をそのまま受信)があり、どちらも全国どこでも地下鉄で移動しながらもテレビを受信できる。地上波DMBは
    サイマルだが、衛星DMBは有料でドラマを24時間再放送するCATVが視聴できるので、ドラマ好きにはたまらない。

    ●地下鉄でも携帯・モバイルTVとも利用可

     韓国では携帯電話はいつでもどこでも通話ができなければ意味がないと思われているため、地下鉄の中でも携帯電話をマナーモードに切り替えるどころか大声で話している人もよく見かける。携帯電話を利用したモバイルテレビも、全国どこでも途切れず利用できなければ意味がなく、地下鉄駅構内の片隅にはキャリア3社のロゴが入った中継器の箱と一緒に、DMBのギャップフィラー(電波の届きにくい地域や場所の受信特性を改善する装置)も設置されている。実はこのDMB、世界で初めて商用化されたモバイルテレビで、衛星DMBは2005年5月から、地上波DMBは2005年12月から放送されている。

     2007年5月末現在、衛星DMB携帯電話の加入者は113万、地上波DMB携帯電話は236台、カーナビやノートパソコン、受信機などが297万台、合計533万台にのぼる。韓国で発売される携帯電話、ナビゲーション、PMP(Portable Multimedia Player、PDAのような動画再生機)のほとんどがDMB受信対応端末で、衛星DMBと地上波DMBを同時に受信できる端末も増えている。


    ●韓国では予約録画はしない!?

     いつでもどこでも移動しながらでも、観たい番組を逃すことがなくなり、さらにパソコンからはVOD、テレビからはIPTVを利用すれば、見逃した番組までもが、いつでも好きな時間に再生できるようになり、韓国では「予約録画って何?」のような世界になっている。DVDレンタルも、ショップまででかけるのは面倒と、IPTVの利用者が増え、携帯電話料金またはインターネット利用料金と合算で支払うようになっている。

     IPTVは、地上波の放送を同時にIP経由で放映してはならないという放送法があるため、再放送中心となっているが、来年あたりはテレビとリモコンさえあればホームネットワークで家電を操作し、ネット検索をしながらテレビを観たり、電子申請をしたりと、今実証実験サービス中のことがすべて商用化されるため、韓国のドラマファンにとって、ますますドラマにどっぷりはまれる環境が整うことになる。

    ●イケメン揃いの韓国版「花より男子」が人気

     では、この頃DMBで人気のドラマは何かというと、「
    コーヒープリンス1号店」だ。











    コーヒープンリンスの美男子たち ユンウンへ(ウンチャン役)、コンユ(ハンギョル役) 左からイソンギュン(ハンソン役)、チェジョンアン(ユジュ役)、ユンウンへ(ウンチャン役)、コンユ(ハンギョル役)

     アイドルグループ「ベビーボックス」出身で、ドラマ「宮」「ぶどう畑のあの男」で立派に女優デビューしたユン・ウンへが今度は男装に挑戦した。コッミナム(直訳すると花美男、美少年のこと)しか雇わないコーヒーショップでバリスタとして成功するため男装して就職するが、そこで運命の人と出会う。最後まで男のふりをするのか、告白するのか!

     もう一人の主人公コンユも今まではちょっと油っぽい役柄が多く、あまり好印象ではなかったが、ここではもう~男の魅力を精一杯出し切っている。コンユ、イ・ソンギュンを始め、あちこちのドラマで「この人カッコいい~」と印象に残っていた美男子が勢揃い! ストーリーはまったく違うが、韓国版「花より男子じゃない?」と噂されているほど、目を喜ばせてくれるドラマだ。また、日本から彼女を探しにやってきたという設定のコーヒープリンスの美男子の一人であるキム・ジェウクにも注目だ。

     実際にコーヒープリンスは、ソウル弘益大前の「オーチャード」というカフェを貸切で撮影中。連日、韓国はもちろん、日本や中国、台湾からもファンが駆けつけ、コンユの姿を一目見ようと大騒ぎだ。コーヒープリンスは、ラブストーリーに限らず韓国人のカフェ好きぶりものぞけるので面白さが倍増。日本でもすでに口コミで火が付いたと聞く。コンユの日本ファンミーティングも近々開催される予定だ。

     今回は、“韓国のドラマ好きはモバイル環境まで変える!”ということで、DMBとコーヒープリンスを紹介した。韓国ではソウル新村にある三星電子のANYCALLスタジオでDMBを体験できるので、韓国旅行の際にはぜひ立ち寄ってほしい。新村駅4番出口からすぐだ。



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    RBB TODAY : 趙章恩の現地直送「韓ドラ事情  
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    サムギョプサルの値段急騰で泣いてます!

     
    手前がデジコプテキ、奥がサムギョプサルです。デジコプテキのお店に行くと、こんなステンレスで焼くことが多いですね。













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    真ん中が盛り上がった、釜の蓋のような黒い鉄板で焼くのが正統派サムギョプサルです。キムチやナムルなど、おいしい脂で一緒に焼いて食べると、もっとおいしくなります!














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    豚肉にはやっぱりキムチが一番! サムギョプサルと焼いたキムチを食べている途中で、キムチ冷蔵庫から取り出したばかりのサクサクした歯ごたえのある冷たいキムチで口直し。韓国のキムチは最初は辛いけれど、あとでジュワッと塩辛の風味と白菜の甘みがやってくるので、病みつきになります。



    体内の老廃物を排出して血管をきれいにすると言われているので、黄砂がひどい日やほこりっぽいところに長時間いた日などに必ず食べる
    サムギョプサル。疲れたお父さんの栄養補給たのために、サムゲタンと並んで家庭でよく食べるごちそうのひとつです。韓国では、豚の脂は消化されやすくビタミンBが豊富なので疲労回復にもよく、コレステロールの活動を抑制すると言われていて、牛より豚肉を食べることのほうが多いんです。

  • サムギョプサルとは直訳すると「三重肉」、「三段肉」。よくメニューに「三段バラ肉」なんて書いてありましたね。今は「三枚肉」、あるいはサムギョプサルで日本でも通じてしまうほどポピュラーな韓国料理になりました。


    お肉を焼いて、にんにくやキムチ、サムジャン(韓国味噌とコチュジャン、ごま油、唐辛子、ねぎ、にんにく、ごまなどを混ぜたもの)と一緒にサンチュに包んで食べるだけなので、お母さんの手間も省けます。夏休みにはみんなでキャンプに出かけ、よくサムギョプサルパーティーをやったりもします。お肉をごまの葉に包んで食べると、独特の風味があってとってもおいしいんですよね。野外で食べると、さらにおいしく感じるんです。木の枝や松ぼっくりを拾ってきてバーベキューのように焼いたり、川では拾ってきた平たい大きな石をホイルに巻いて熱し、その上でお肉を焼いたりと、焼き方もいろいろです。私はちょっと厚めの肉とキムチを一緒に並べて焼いて食べるのが一番好きです!


    ところが、サムギョプサルに関してここ数ヵ月間ショックなことが……。お手頃な値段で、庶民のごちそうとして愛されてきたサムギョプサルが! 骨付きカルビよりも愛されていたサムギョプサルが! 今じゃビーフより高い!! 霜降サーロインと変わらない値段にまで高騰してしまいました。豚肉は高級食材になってしまったのです! 「金ギョプサル」と呼ばれるほどですから、もう泣きたいです……。


    もちろん、国産豚を使うサムギョプサルに対して、牛はオーストラリアからの輸入が増えて安くなったという事情はあります。しかし! スーパーで100gのものが1300Wぐらいだったサムギョプサルが、今じゃ2500Wぐらいしますからね。お店で食べると1人前8000Wだったのが、1万Wから1万2000Wぐらいはするし。うちなんてふたりで4人前は軽く食べるから……。韓国の物価から考えると、おサイフに負担をかけることなく気軽に食べられるメニューとは言えなくなりました。


    「豚肉のほかの部位だっておいしいのに、なぜサムギョプサルにこだわるの?」と聞かれそうですが、やっぱり、脂と肉の絶妙なバランスが魅力なのでしょう。焼く前のあの肉を見るかぎり、白い脂だらけに見えますが、サムギョプサル専用の鉄板(釜の蓋のような真ん中が盛り上がっているあれです)で脂を落としながら焼くと、お肉のすみずみまでジューシーな脂がしみこみ、やわらかくて香ばしくて! キムチと一緒に食べて冷たいチャミスル(緑色の瓶の韓国の焼酎)を1杯のどに流し込めば、もうパラダイス! きゃ~なんて、叫んでしまうほど幸せになるんです(と、夫が熱っぽく語ってくれました)。


    そして、サムギョプサル価格急騰の影響で私が最近目覚めた、それはそれはおいしいあるものがあります。辛口醤油に漬け込んで下味を整え、練炭でじっくりパリッとなるまで焼いた「デジコプテキ」(豚の皮)です!! 最初は「うひょ~、こんなに毛穴が丸見えの皮なんて食べれないよ~~」とベソをかいてしまったのですが、「コラーゲンたっぷりでお肌ぷるぷるになりますよ。うちに来る芸能人の方はみんな必ずデジコプテキを注文します」とお店の人に励まされ、レッツチャレンジ!


    うっすら茶色で乾燥こんにゃくのような感じもするデジコプテキを口に入れると、パリッと醤油味スナック菓子のような歯ごたえがあって、次はもっちりとした少し固めのゼリーのような食感が続き、ほんのり甘いお肉の味がきた~と思ったら、もう口の中で溶けてなくなりました。え~~これがデジコプテキですか! 私今までこの味を知らずに生きてきたなんて、損しました。もっと若い頃から食べていれば、おいしくコラーゲンを補えたのに。この口周りのほうれいせんも、いじわるそうにみえる垂れた頬肉も、カラスの足跡のような目尻のしわも、私とは縁のないものにできたはず! これからは、値段が急騰したお高いサムギョプサルよりも、デジコプテキを愛してあげるつもりです。


    でもひとつ難点なのは、デジコプテキは下準備が大変なので、家庭でこの味を再現するのは難しく、専門店に行かないとおいしくいただけないことです。


    新しくオープンした「ロッテシティホテル」がある地下鉄「麻浦(マポ)」駅周辺は、40年も前からデジコプテキで名声の高いお店が集まっているので、おすすめしたいです! デジコプテキがおいしいお店は豚肉を熟知しているということなので、サムギョプサルも豚カルビも、なんでもおいしいんですよ。


    麻浦(マポ)に行けば、お店の外に置かれたステンレス製の丸い練炭用のテーブルに座り、「うぎゅ~」、「ぱうぱう」、「ミチゲッソヨ~(頭がおかしくなりそう~)」なんて、わけのわからないことを叫びながら肉にむさぼりついている私に出会えるかもしれませんよ。


    by: 趙章恩

    2009年07月17日

    「ニッコリア」: ダイナマイト・コリア 今日もドキドキ探検に出かけよう!

    第38回:カンヌ映画祭主演女優賞おめでとう! チョン・ドヨンのドラマを見直そう







    第38回
    カンヌ映画祭主演女優賞おめでとう!
                   チョン・ドヨンのドラマを見直そう

    2007年7月3日


     先日、韓国のメディアには「招かれざる客」というタイトルの記事が掲載され、韓流を悪用する商魂の批判が続いた。5月31日、「4月の雪」「8月のクリスマス」を演出したホ・ジンホ監督の結婚式での出来事。

     非公開結婚式にもかかわらず式場の周辺には記者団より多い50人あまりの日本人女性が集まり、監督の結婚式にヨン様が来るのではないかと待ち構え、芸能人が来るたびに写真を撮るため大騒ぎ。ホ監督は不快な様子で「招待していない観光客が結婚式場に現れ驚いた。大事な日なので抗議はしなかったが、神聖な結婚式がこんな風に利用されるなんて怒りを感じる」と話していたという(
    関連記事:ハングル)。

     これが実は韓流ツアーの日程の一部で、ホ監督に何の相談もなく、「ヨン様が来るかもしれない」と旅行代理店が結婚式場にツアー客を送り込んだせいだというのがわかった。本人の知らない間に、自分の結婚式が芸能人に会える観光商品になっていたと聞いたら、最悪な気分だろうな。

     それに芸能人が見られるからって高い費用を払ってツアーに参加し、招かれざる客扱いされる韓流ファンも決していい気分ではなかっただろう。「破廉恥な韓流ツアーが韓流を滅ぼす」と旅行業界も目の前の利益にとらわれず、息の長い韓流を守っていこうと自粛の動きをみせている。韓流ツアーに参加して逆に韓国が嫌いになったという方がいらっしゃるのではないかと心配だ。悪徳な韓流ツアーの見分け方があるといいけど、それも難しい。この際、韓ドラファンの一人として「まともな韓ドラツアー」を企画してみようかしら。







    密陽(公式サイト)
    ※ 画像はクリックで拡大
     ところで、ホ監督の結婚式で新郎より注目されていた人がいる。主人公は第60回カンヌ映画祭主演女優賞を授賞したチョン・ドヨン。韓国ですら「まさか!」と思われていた授賞だけに、国をあげての大騒ぎとなった。でも“海外映画祭で賞をとる映画はみんな面白くない”という伝説があるんだよね。例にもれず、主演女優賞を授賞するきっかけとなった映画「密陽(ミルヤン)」(密陽の公式サイト)もカンヌ効果で興行成績は伸びたものの、「パイレーツ・オブ・カリビアン」と「シュレック3」には負けている。

     この映画のイ・チャンドン監督は、文化観光部長官を務めた大物監督。しかし「密陽」に限っては、イ・チャンドンの映画ではなくチョン・ドヨンの映画というほど、彼女の卓越した演技力で支えられた映画と評価されている。

     チョン・ドヨンは、韓国でも特別な女優として扱われている。それは、ヨン様主演の「太王四神記」に出演する(でも撮影は中断されたし、どうなることやら~)ムン・ソリとも共通している部分だけど、どんな役柄も恐れないタフな俳優魂を持つ女優だからだ。HIVに感染したホステス役、全裸の後ろ姿を公開した不倫に落ちる主婦役、先生を好きになる知能障害の17歳の役など、ほかの女優が断った難しい役柄に好んで挑戦している。そのせいか、チョン・ドヨンには広告が入ってこない。

     イ・ヨンエ、キム・テヒ、キム・ジョンウン、コ・ソヨンといった女優は正直、映画やドラマに出るより広告で生き延びているのに、チョン・ドヨンは当たり前といえば当たり前だが、女優業一つで勝負している。「それがついに、カンヌ映画祭主演女優賞として実ったのではないか」と、韓国の映画ファン達は大絶賛している。

     チョン・ドヨンは高校時代、ジョンソン&ジョンソンベビーライトスキンの広告モデルとしてデビューし、雑誌モデルとして活躍した。あの広告写真を今でもBLOGでみかけたりするが、顔がそのまま! あの童顔、素肌美人の秘訣は、緑茶をコットンに浸してパックしたり、きゅうりを顔にはる天然パックの効果だそう。今日から早速きゅうりパックを始めなきゃ! 話がそれたが、その後チョン・ドヨンはトレンディードラマの主人公の親友役といったチョイ役を経て、ヨン様も出演した「若者のひなた」で演技ができる新人として知名度を高めた。

     私の記憶の中のチョン・ドヨンは、ヨン様と縁が深い女優だった。ドラマ「若者のひなた」、「別れの6つの段階」、映画「スキャンダル」で共演しているし、そのほかでも、90年代中盤までヨン様とお似合いといえばチョン・ドヨン、と名前が挙がっていたのをよく覚えている。「若者のひなた」では貧しい炭鉱村の次女で、初恋のために自分を犠牲にする姉とは正反対の現実主義、小説家を目指す強気の役柄だった。ヨン様の演じるハ・ソクジュがその堂々たる態度に惹かれていく数々の場面が、まるで昨日観たドラマのように鮮明に残っている。もちろん、あのショートカットのかつらがあまり似合わなかったのも記憶に残っているけど。

     チョン・ドヨンが出演したドラマと映画は数が多すぎて、何から紹介したらいいのやら迷ってしまうが、特にお勧めしたいのは、この90年代初期のドラマ3作品と韓国で大ヒットした映画4作品だ。日本ではDVDまたはインターネットで公開されているので、ぜひ楽しんでいただきたい。







    ●お勧めドラマ

    ◆われらの天国

     チョン・ドヨンのドラマデビュー作。この作品で彼女は、かなりのチョイ役なので、彼女がどの場面に出ているかを探すのも大変だが、90年代前半、韓国がまだかなりダサかった頃の、大学生の恋と悩みを描く青春物語なので、韓国の大学文化を含め楽しめる要素が満載。ドラマのストーリーより、92年、93年頃の古き良きソウルの街並みや文化に触れられるところに注目して観ると、面白さが倍増する。韓国って、この15年でまったく違う国になってしまったことがよくわかる。

    別れる6つの階段

     漢江の夕焼けを背景に、黄色いワンピースを着てはしゃぐチョン・ドヨンの姿が印象に残る作品。それは下着が透けて見えたから……、という理由もあるが、ヨン様の温かい微笑みとチョン・ドヨンの初々しい姿が重なり「私もあんなデートしてみたいな~」と空想したものだ。








    若者のひなた
    若者のひなた

     個人的に大好きなドラマの上位にランクされているので、RBB読者の皆さまにもぜひご覧いただきたい作品。全56話とかなり長いが、一度見始めるとドラマ「初恋」のようにどんどんはまっていく。視聴率58%を記録したドラマ史に残る作品なのは確かだ。




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    RBB TODAY : 趙章恩の現地直送「韓ドラ事情  
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    コンチャの国、ドムの国、韓国! その1

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    仁寺洞でのランチ。オーダーしたチゲがまだ出ていないのに、すでにテーブルはこんな状態に(これでふたり分)! このあともチゲと焼き魚とキムチが3種類ほど追加され、デザート代わりに冷たい梅茶まで並びました~。これでひとり8000Wでしたよ。











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    書店の雑誌コーナー。雑誌のオビには付録の案内が。どれどれ~?











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    「リビングセンス」という主婦向け雑誌の5月号の付録は、メンソレータムの日焼け止めとラッピング解説書! メンソレータムの日焼け止めは、日本のドラッグストアで売っているものと同じです。6月号は国産ブランドのマッサージクリーム300MLと洗濯洗剤250gでした。雑誌が7800Wなので、これはお得!











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    おしゃれな主婦に人気のインテリア雑誌「CASA」は、ラベンダーのアロマキャンドルが付録でした。雑誌のテーマに合う付録ですね。



    韓国を初めて訪問したとき、レストランで席に着くやいなや、注文もしていないのにテーブルにどどっと小皿料理が並べられ、戸惑ったことはありませんか?

  • 豆もやし、ほうれんそう、ねぎなどをごま油であえたナムル、白菜キムチカットゥギ(サイコロのように切った大根のキムチ)、練りもの(韓国では「おでん」といいます)の炒め物など、小皿に盛り付けられたものはすべて基本のおかずでコンチャ(無料、タダ)です!


    もちろんおかわりだってコンチャ! いくらでも食べていいんですよ。


    お店によってはカンジャンケジャン(カニのしょうゆ漬け)ケランチム(韓国式茶碗蒸し)なんていう立派な料理までドム(おまけ)で出してくれます。


    韓国ではいつも、どれがオーダーした料理で、どれがコンチャでドムなのかまったく区別がつかないような状況になってしまいます。日本の方は「食べきれない~!」と驚かれるようですが、これが韓国式の食事です。逆に韓国人が日本に来ると、すべてが有料であることに驚きます。「日本人はたったふた切れのたくあんまでお金をとる! 薄情だ!」とびっくりしてしまうんです。韓国ではラーメンやうどんなどについてくるキムチ、たくあんなどの漬物は無料が当たり前ですからね。


    サムギョプサルをオーダーすれば、野菜におかずはドム、お刺身をオーダーすれば天ぷらに手巻き寿司に焼き魚など、15~20種類近い料理がドム、うどんやトッポッキなど安いファストフードを頼んでも、たくあんやキムチにスープがドム、なのです。オーダーした料理だけ出される、なんてことはまず考えられません。ファミリーレストランやファストフード店でも、パンが食べ放題、飲み物もおかわり自由のところがほとんどです。


    仁寺洞や明洞などにあるカフェのコーヒーもおかわり無料です。スターバックスやコーヒービーンズなどのチェーン店はやっていませんが、普通の喫茶店のようなカフェはどこも、注文した飲み物を飲んだあと、コーヒーを無料で注いでくれます。明洞のコスメショップ「TODACOSA」がある通りには小さいカフェがずらっと並んでいますが、どのカフェもケーキが無料なんです! 何を頼んでもひとりひとつずつ生クリームケーキか、シロップをたっぷりかけたホットケーキがドムとしてサービスされます。仁寺洞ではドリンクだけオーダーしても、お餅や韓菓を出してくれるところが多いですよね。


    韓国のおもてなしとは、「テーブルの足が折れるほど」、「食べきれないほど」料理を出すことだと言われてきました。


    もてなされる側も少し残して、「お腹いっぱいでもうこれ以上は入りません! 大満足です!」という感謝の気持ちを伝えます。昔は、きれいさっぱり食べてしまうと「足りない」という意味になり、お客様に大変失礼なことをしてしまったと考えられていましたが、この頃は食べ物があふれ肥満が心配な時代ですし、エコが大事ですからね。残飯を減らすために、残さずきれいに食べるのがマナーと言われるようになりました。おかわりは自由ですが、残さないようにしましょうね。


    韓国のコンチャやドムは食事だけではありませんよ。ニッコリア読者のみなさんなら、もう体験済みかもしれませんね?


    コスメショップでは決まった金額以上を買うと、試供品とは思えない箱入りのセットをくれたり、1個でも商品を買うとあれこれ試供品を一緒に入れてくれたりします。以前、日本のテレビ番組で、「センプルジュセヨ~(サンプルください)」と悲しそうな表情で言えば試供品がたくさんもらえるなんてことを教えていましたが、そんな恥ずかしいことをしなくても、たっぷりもらえますから心配ご無用!


    また、コンチャの総集編ともいうべきものが、雑誌の付録です。


    日本でも女性ファッション雑誌に付録がつくようになりましたが、韓国では1995年頃からファッション雑誌にボディーローションやグロス、美容液、アイシャドー、ファンデーションといったコスメやハンドバッグが付録でつくようになりました。試供品ではなく、正規の商品が丸ごとついていたりもします。新発売のお醤油やソースを1本、オリーブオイルなどがどん! とついていたり(迫力満点!)、Tシャツやアロマキャンドルが付録になっていたこともあります。


    本屋さんの入口にはその月の付録が展示されていて、みんな雑誌の中身より付録で選んでいますね。法律によって雑誌の値段より高い付録をつけてはいけないのですが、企業から試供品として提供してもらったものは無料のため雑誌の値段を超えることはないので、付録競争はどんどんエスカレートしています。さらに鐘路にある大手書店では、その書店オリジナルの特別付録があるんです! 5月にも、7800Wの雑誌に、スペイン産オリーブオイル700ML、新発売のお醤油1L、中小メーカーのBBクリーム30ML、保湿成分入りウェットティッシュ1箱、消臭スプレー2本、シートマスク5枚、手で回して使うジューサーまで! スーパーで買うと2万Wは下らないほどの付録がついていました(重かった・・・)。韓国旅行の記念に雑誌を買ってみるのもおすすめです。


    さらに驚くべきコンチャ、ドムの世界はロッテ百貨店にあります! 次回はロッテマートや百貨店で出会ったコンチャの世界をご紹介します!



    by: 趙章恩

    2009年06月09日

    「ニッコリア」: ダイナマイト・コリア 今日もドキドキ探検に出かけよう!

    [エンタメコラム] 韓国ドラマ史に残る「愛の群像」 その3

    「若者のひなた」のあらすじをご紹介します!



    「若者のひなた」は韓国の定番のメロドラマで、主人公の裏切りと破滅を描いた単純明快なものです。


     


    炭鉱村で育った貧乏な青年が成功を夢見て超難関の国立ソウル大に進学→自分の出世を願い貯金をはたいてくれた恋人を裏切り、金持ちのお坊ちゃまに近づいて親友となり、その双子の妹と婚約→3年後、婚約者の父に会社経営の跡取りとして認められるほどになり、留学までさせてもらう→彼の出世を願う献身的な元恋人は彼の子供を産みひとりで育てている→4年後、結局すべてがばれて婚約解消、破滅へ……。


     


    しかし、もうちょっと踏み込んで詳しく話そうとした瞬間、「このドラマってこんなに生き生きした内容だったんだ~」と感心せずにはいられなくなります。炭鉱村からソウルに出てきた若者の暮らし、ソクジュのようなお金持ちの暮らし、周辺人物のもろもろのエピソード、お金がある人もない人もみんなそれぞれ悩みがあり、「成功」の基準もそれぞれ違うため、それぞれの葛藤があり……このような細かいパズルのピースがひとつになることで、単純なメロドラマが不滅の名作へと生まれ変わっていきました。どんな苦しみも、温かく包み込んでくれる家族や友人のおかげで克服できるというエピソードがあちこちに散りばめられていて、「ドラマ」というより、身近な人の話かと思えるほど親近感が沸いてきます。


     


    改めてあらすじを紹介しましょう。ソウルオリンピックで国中が騒然としていた1988年、ある炭鉱村で国立ソウル大学に合格したインボムのお祝いパーティーが開かれます。若いころに夫を亡くし、喫茶店(といってもいわゆるスナック)を営む母にとって秀才のインボムは自慢の宝であり、プライドでもあります。水商売と陰で軽蔑されながらも、インボムがいるからこそチャヒの家族にも大きな顔をしていられるからです。


     


    彼の恋人のチャヒは、彼が合格したことをインボム本人ではなく、インボムの母が営む喫茶店の貼紙で知ってがっかりします。一方、インボムの弟インホがチンピラと喫茶店で働く女の子と三角関係になり、チンピラを刺して逃げたため、パーティーは台無しになります。


     


    その時ソウルでは、ソクジュの合格祝いパーティーが盛大に開かれます。ソクジュは進学を望んでいた映画学校ではなく、化粧品会社を経営する父のすすめで経営学を受験するしかなかったので、ソウル大学に合格したものの嬉しく思ってはいません。


     


    さて、男装した女スリのヒョンジは、警察から逃げるためソウルにやってきたインホのサイフを盗み、それが原因となってインホは逮捕されます。インボムの大学入学金はインホの釈放のための和解金に消えてしまい、インボムは途方に暮れます。


     


    チャヒは知能が7歳のまま大人になってしまった弟のために、母が貯めていた貯金を持ち出し、インボムに渡します。そのお金を持ってインボムは始発の汽車に乗り、ソウルへ向かいます。


     


    インボムは教室で出会った御曹司のソクジュに近づき、親友になります。ソクジュの双子の妹ソクランは田舎者のインボムを無視し、インボムもわざとソクランに冷たく当たります。が、インボムとソクランのあいだには少しずつ微妙な感情が芽生え始めます。


     


    インホの和解金のために全財産をはたいてしまったインボムの母は、喫茶店があるビルの大家に面倒を見てもらう代わりに不倫関係となります。釈放されたインホはその現場を目撃し、大暴れしたあと、ソウルへ逃げます。インホは自分のサイフを盗んだスリ団を見つけ出し、ヒョンジと再会。ヒョンジにスリの仕方を教えてもらい、自分もスリ団の一員としてソウルで生活を始めます。インホは、男だと思い込んでいたヒョンジが実は女性だったことを知り、驚きます。


     


    家族を養うため炭鉱で経理事務員として働くチャヒは、インボムの手紙だけが楽しみです。小説家を夢見る文学少女の妹ジョンヒは、チャヒの名前でエッセイを応募し当選、チャヒは代わりに原稿料を受け取るためソウルへ行くことになります。インボムに会えると胸をときめかせるチャヒの姿に、チャヒに想いを寄せるユンベは胸が痛みます。ユンベは炭鉱で働きながらボクシングの世界チャンピオンを夢見る誠実な青年で、インボムの親友でもあります。


     


    インボムを訪ねてソウル大学まで行ったチャヒはやっとの思いでインボムと再会しますが、教授のアシスタントとしてソクジュの会社の研究員になったインボムは、ゆっくりしていられませんでした。インボムに会えると張り切っていたチャヒは落ち込み、終電の汽車に乗り込みます。そこへインボムが現れ、出発直前の汽車の中でふたりは再会し、インボムの部屋で一夜をともにします。


     


    インボムは、ソクジュの父の前で研究員として働きながら得た化粧品の知識を披露します。これはすべて計算された行動でした。ジンミ化粧品の会長であるソクジュの父はインボムを気に入り、ソクランもインボムを見直します。


     


    ヒョンジは、入院している母の病院代をかせぐためにスリをしていました。彼女と母を捨てた男は、今はソクジュの父です。死にかけている母のために、最後に一度でも会ってくれるよう頼みますが断られ、ヒョンジはジンミ化粧品一家への復讐を誓います。そのためスリ団と決別し、暴力団に身を置きます。それはインホにとっても不幸の始まりでした。


     


    一方、ユンベのところに、昔ボクサーの夢を与えてくれたコーチがやってきます。ソウルで一緒に再起してみないかと誘われたものの、コーチに全財産を詐欺で奪われてしまいます。それでもコーチを信じて、ユンベは世界チャンピオンに向けて走り出します。


     


    故郷にひとり残されたチャヒは、インボムが自分の母の誕生日には炭鉱村に戻ってくるだろうと期待しています。インホもインボムを訪ね、母に渡してほしいとお金を預けます。しかしインボムは、葛藤しながらもソクジュ、ソクランと一緒にヨット旅行へ出かけます。インボムはヨットの上でソクランに無理やりキスし、彼女との距離を縮めることに成功します。


     


    ユンベに会ったインホはインボムが故郷に帰らなかったことを知り、自分だけでも母の誕生日を祝ってあげようと炭鉱村に行きますが、目に入ったのは酔っ払って寝ている母と不倫相手の姿でした。インホは、ユンベのコーチが博打をやめてボクシングに戻るためにお金が必要だと言っていた話を思い出し、アルバイトのつもりで炭鉱村のチンピラに力を貸します。


     


    ヨット旅行から戻ったインボムは、里帰りするつもりで買っておいたチャヒと母へのプレゼントを持って衝動的に夜行列車に乗ります。インボムから指輪を贈られたチャヒは感動の涙を流します。そのとき、インボムが突然故郷に戻ったという話を聞いたソクジュは、インボムを追いかけます。炭鉱村でソクジュは、インボムが自分の生い立ちなどについてずいぶんとウソをついていたことを知ります。インボムは母と不倫相手の妻が罵りあいながら喧嘩をしている場面を目撃し、もうここには戻らないことを決意します。


     


    インボムがソウルに行ってしまってから、チャヒはつわりを経験します。ソクジュに自分のウソがばれてしまったのではないかと気を揉んでいたインボムは過労で入院し、チャヒはその報せを聞いてソウルへやってきます。妊娠を疑うインボムにチャヒはウソをつきます。それでも隠しているのはいけないと思い戻ってきたチャヒは、インボムとソクランが車の中で抱き合っているところを目撃します。愛するインボムの出世のために、チャヒは身を引くことを決意します。一方、闇の世界に身を置くようになったインホは、対抗する組織にいるヒョンジの手助けをするため、炭鉱村のチンピラ達を裏切り暴力を受けます。


     


    それから3年が経ち、インボムは徴兵を終えてソクラン、ソクジュと一緒にアメリカ留学の準備を始めます。家族にも知らせず子供を産んだチャヒはシングルマザーとなり、ホテルの電話交換手として働いています。


     


    インホはチンピラに暴力を振るわれたことがきっかけで記憶喪失になりますが、再び事件を起こして刑務所に入り、ヒョンジは彼を待つことになります。アジアチャンピオンになったユンベはチャヒを探し出し、一度告白しますが、チャヒにその気がないことを知ると兄として見守ることを誓います。チャヒは父の臨終にも立ち会うことができず、ジョンヒはそんな姉を憎みます。


     


    インボムが留学を終えて戻ってきた4年後、ソクランとインボムは婚約し、結婚の準備を急いでいます。ソクジュはこっそり映画監督になるための勉強をしてましたが、映画賞を受賞したことで父が知るところとなり、勘当されてしまいます。チャヒは小さなお店を営み、ヒョンジは化粧品の流通を牛耳るようになり、ジンミ化粧品の営業を妨害することで復讐を始めます。ヒョンジを愛する暴力団のボスは、ヒョンジがインホに想いを寄せていることを知り、インホを殺そうとします。それをかばおうとしたヒョンジは頭を殴られ、脳に損傷を受けて車椅子の生活を余儀なくされ、インホはヒョンジに一度も愛していると伝えることができないまま死んでしまいます。


     


    小説の公募で入選し小説家として注目されるようになったジョンヒは、雑誌の仕事で新人監督のソクジュをインタビューしてきてほしいと頼まれ、ふたりは再会します。実は高校生のとき、インボムを訪ねてきたソクジュを見てジョンヒは胸がときめいたことがあったのでした。また、ジョンヒが通信制の大学に通っていたころ、ハキハキと自分の意見を言うジョンヒの姿にソクジュは胸がときめいたことがありました。そして3度目の出会い。ソクジュはジョンヒの小説「鉱夫の娘」の映画化を提案します。そしてジョンヒからこの小説は姉の話であると聞かされ、インボムが従妹だといっていたチャヒが実は恋人で、子供までいることを知ります。


     


    インボムもチャヒに子供がいることを知りますが、いまさらあとには戻れないとソクランとの結婚を強行しようとします。そのころソクランは、インボムの母に会い失望します。育ちが違いすぎることから、結婚に不安を感じ始めるのです。そこへインボムに隠し子がいることがばれ、ソクランは婚約を破棄してインボムを忘れるために留学を選びます。


     


    ソクジュは映画の撮影のために炭鉱村へ行き、タイトルを「若者のひなた」に変えたとジョンヒに伝えます。ふたりはなんだか恋人になりそうなムードです。ソクランにも捨てられ、ソクランを踏み台に手に入れた地位も失ったインボムが、ソウル大学でソクランやソクジュと出会ったころの野望に燃えていた自分を思い出しているところでドラマは終わります。


     


    以上が「若者のひなた」のストーリーです。次回は、さらにこのドラマの魅力に迫ります!


    ニッコリア
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