我らの「ペハ」ことヨン様は、ニューヨークでひとり暮らしを満喫? かと思いきや、「LAのコリアンタウンで目撃しました!」という情報がどんどんネットに投稿されていました。「美容院にいた(?)」、「皮膚科にいた(?)」などの出没情報が寄せられていますが、LAにいる知人と会ったり、楽しい時間をお過ごしになったのは確かなようです。またもや妄想モードですが、異国の地でヨン様とバッタリ! なんてことになったら、あ~私は自信がありません。間違いなく、その場で何も言えず失神です。^^
今日はスジニ役で今や韓国で最も輝いている期待の星となった、イ・ジアさんのニュースから。
『太王四神記』で女優デビューしたなんて信じられないほど安定した演技を見せてくれた、ジアさん。もうキム監督ったら、どこからこんなすごい新人を見つけたのかしらと、生意気にも感嘆するばかりです。グラフィックデザインを勉強していた学生だったのに、初のドラマ出演でいきなり準主役を勝ち得たシンデレラガールと見られがちですが、30回のオーディションを勝ち抜いてきただけに、タフな面もあります。厳冬の中、セオを演じるため薄い衣装一枚で山を走り回り、馬に蹴られ、蜂に刺され、それでも撮影を休むことのなかった根性の持ち主ですよ。そのタフさは、2008年秋公開予定の作品でも活かされています。
次回作はイ・ジアさんにとっては2度目のドラマ出演で、もちろん主役。日本の『のだめカンタービレ』とよく似たオーケストラと音楽を軸にしたドラマで、その名も『ベートーベンバイラス(ベートーベンウィルス)』。イ・ジアさんは天才的なバイオリニストの役なのですが、このドラマの出演が決まるまで、バイオリンに触ったことすらなかったといいます。なのに!! なんと!! 最初の撮影で、プロ並の腕前でベートーベンの「ロマンス」を淡々と弾き、監督とスタッフなど、その場にいた人全員の度肝を抜かせたそうです。プレミアムイベントで大阪に来ているあいだも、バイオリンを離さず練習を続けていたそうで、一度やると決めたことは、何がなんでもやってみせるという精神の持ち主。やっぱり凡人ではないのですね・・・。
さてさて、ついに今回のストーリー紹介はあの名場面! イ・ジアさんが感情を抑えきれず涙を流しすぎてNGになってしまったという、19話のあのシーンをご紹介します。
スジニがチョロと一緒にキハを訪ね、キハがチョロに火を放ち、苦しむチョロを目にしたスジニがチョロの胸に手を当てると火が消えました。スジニは正気を失い、刀に火をつけてキハを攻撃しました。その瞬間、キハのお腹の中にいた赤ん坊の力で、スジニは吹き飛ばされ、気を失ってしまいます。その衝撃でキハは火天会に操られるようになる前の記憶が蘇り、スジニが妹であることを自覚しましたね。
そのあいだタムドクは、ホゲが目の色を変えて神物を探すあまり、善良な村人を次々に虐殺した契丹の地(ゴラン、高句麗とはまた違う民族が住む中国寄りの場所)へ行き、兄弟国になるためのプレゼントを渡すべく遠征に出かけようとします。ホゲの父であるヨン・ガリョは、タムドクが契丹と手を結べば、ホゲも彼について行った4万人の兵士も見殺しにされるかもしれないと手紙を送ります(でも本当はホゲを助けるためなのに……)。
ところで、スジニはその後ずっと気を失ったままでした。セオがそうだったように、怒りのため自分を抑えきれなくなったのです。眠りから覚めたスジニは言います。
「覚えてはいるんです。私が何をしたのか。でも自分で自分を抑えることができなかったんです。ただ、自分の意思とは無関係に怒り狂い、火の玉を消して、人を殴って・・・そして殺そうと襲いかかって。こういうことでしょ? 朱雀の主人が正気を失うって、こういうことなのでしょ?つまりは・・私が朱雀の主人だっていうことだよね。参ったな、もう。これ、やらなくちゃいけないのかな? 私、こんなのやりたくないって言ったらダメなのかな?」。
「昔の記録によると、朱雀の主人が正気を失ってチュシンの王を殺そうとしたんだってね。だから、私がいつまた正気を失うかわからないし、この世を燃やしてしまうかもしれないし、それで王様の手で殺されるかもしれないんだよね」。
「最後に一度だけ会わせて。本当にもう一度だけ。一度だけならいいでしょう?師匠が私を殺すことなんてできないじゃない。だって師匠が自分の手で私を殺せば、師匠は一生泣いて暮らすから。私を赤ちゃんの頃から育てて、汚いおむつも取り替えてくれたのに、今、私が知っていることもすべて師匠が教えてくれたことなのに・・・恩をあだで返すわけにはいかないよ。師匠、私、どうも師匠に負った借金、返せそうにないよ。許してね」……。