第1回 無料で楽しむ韓国ドラマ 入門編1<KBS>

 アンニョンハセヨ!

 韓国ドラマがアジア各国で大人気! 「韓流(はんりゅう)」にまでなってしまったのはやっぱり、ドラマが好きで好きでしょうがない熱血視聴者が韓国にたくさんいたからではないだろうか。

 韓国のブロードバンド普及率は世界1、国民二人に一人はインターネットを使っているほどのIT強国だ。そのお陰でドラマもネットさえつながっていれば、とても手軽にリアルタイムで見られるし、放映翌日には
VOD(ビデオ・オン・デマンド)が公開され、予約録画の必要もなくなった。

 数年前のドラマまでVODが公開されているので、「思い出のあのドラマが見たい!」そんな時にはレンタル屋さんではなくネットに走る。ネットに国境なんてない。ということは!日本にいながら韓国のドラマをリアルタイムで楽しめるということでもあるわけだ。

 韓国ファンを代表して日本でまだ放映されていない最新作から掘り出し物まで、ドラマ事情や芸能人情報を「現地直送!」でお届けしていく。韓国での人気ぶりや視聴者の反応、ドラマの中に溶け込んでいる韓国の文化やドラマによる社会現象など面白い話題もどんどん発信するので、ご期待ご期待~~



韓国ドラマ、日本放映まで待てない!
ネットからドラマが生中継されていた?






視聴者が変えたヨン様の運命

 ドラマを欠かさず見るようになったらもう「アジュンマ(韓国語でおばちゃん)」とよく言われるが、韓国の女性は本当にドラマが大好き。通勤の電車の中ではみんな携帯でドラマのことを喋っているし(韓国では地下鉄やバスでの携帯使用に厳しくない)、会社でも朝の挨拶の代わりに「昨日見た~?」、主人公が身に着けた洋服やアクセサリーなんて翌日完売だし、ロケ地もあっという間に観光地になってしまう。

 特に韓国のドラマは事前制作ではなく作りながら放映しているので、視聴者の意見が反映されやすく、そこが面白いという意見も多い。「初恋」も「冬ソナ」も視聴者の力でヨン様の運命が変わってしまったのだ。ネットで生放送されるドラマを見ながら同時に掲示板に感想を書き込み続け、ドラマの世界にはまりすぎる熱血ファンがとても多くて、ドラマごとにソナチアンのパワーを超える「廃人」を生み出している。







予約録画は今や死語!?

 韓国ではいつからかお母さんと予約録画のせいで喧嘩することがなくなった。いや、「予約録画」なんていう言葉はもう死語になってしまった気がする。野球中継で時間がずれちゃったとか、空ビデオがなく焦るようなことはもうない。

 家にビデオを持たない家庭も多い。だって韓国にはインターネット放送があるから。TV局の全ドラマと番組(洋画や海外ドラマ除く)をいつでもVODで見られるから。だから日本で人気のハードディスク録画なんかも韓国では「何のこと?」って感じである。

 韓国ドラマファンならみんな知っていることだが、韓国の地上波放送はチャンネルが
KBS1KBS2MBCSBSの4つしかない。もちろんケーブルTVは24時間放送されていて地上波の再放送をじゃんじゃんやってくれるが、やっぱり地上波の番組を逃さず見たい。

 そんな時、インターネットさえつながっていればTVがなくても心配はいらない。今TVで流れている画像がそっくりそのままネットでOnAirされているので、無料の会員登録さえすれば日本にいながら生放送で韓国の地上波番組を楽しめるわけだ。







話題の新作だって無料

 VODならKBSは無料でMBCとSBSは有料だが、「Onair」はどこも無料だ。注意すべき点は、韓国の地上波放送は平日昼間放送を中断する。朝6時頃から昼12時まで放送したら一旦ストップ、夕方5時頃から放送が再開されるので、Onairにアクセスしても当然動画は出ない。

 韓国のドラマは毎日放映される朝ドラマ、夜8時30分から30分間放映される一日ドラマ、夜9時50分から週2回放映されるミニシリーズ、月火ドラマ、水木ドラマ、夜8時からの週末ドラマに分かれている。

 毎日放映されるドラマは年配の主婦向けでNHKの朝ドラのように小説が原作だったり、50~60年代を背景に健気な女性が成功する物語だったり、姑と嫁のバトルだったり、涙ものが多い。しかも6か月以上も続くため、仕事をもっていると、なかなかついていけない。

 だが、ミニシリーズは違う。各TV局が視聴率と放送局のプライドをかけて作っている3~4か月単位のもので、大物作家、豪華キャスティング、海外ロケ、膨大な制作費と総力を尽くしている。今視聴率ランキングの上位を占めるのは、グループ
SHINHWA(シンファ)のエリックが好演しているMBC水木ドラマ「新入社員スーパールーキー」、主婦の熱烈な支持を集めているSBS月火ドラマ「不良主婦」、制作費が半端じゃないKBSのスペシャル時代劇「海神」。






添付画像 SHINHWAのエリックが出演する人気ドラマ「新入社員スーパールーキー」。日本未上陸の話題作もなんと無料公開されている
(c)iMBC

 この人気ドラマを日本にいながらも番組が始まる時間、月~木夜9時50分ぐらいからPCの前に座っていれば、リアルタイムで見られてしまうのだ。韓国語がわからなくても気にしない。まずはかわいいエリック君の活躍を目に留めておくだけでもいいじゃないか。それに来年からはSBSでヨン様が古代王様を演じる歴史ファンタジー系大作ドラマが始まるそうではないか。今のうちに会員登録してOnairに慣れておいた方が絶対いい!


お知らせ<次回からは実際の視聴方法を紹介>

 日本放映まで待てない韓国ドラマファンの皆さんのために、ありのままの韓国ドラマをネットの楽しむための基礎知識として、次回から、各TV局の会員登録方法からOnair、VODを見る方法を画像付きで紹介していく。


 


By-

RBB TODAY : 趙章恩の現地直送「韓ドラ事情」 Link



2005年5月18日

第18回:『太王四神記』のストーリーがわからない人のために 7

【第十八回】

『太王四神記』のストーリーがわからない人のために 7







自分の運命に気付いたスジニ



我らの「ペハ」ことヨン様は、ニューヨークでひとり暮らしを満喫? かと思いきや、「LAのコリアンタウンで目撃しました!」という情報がどんどんネットに投稿されていました。「美容院にいた(?)」、「皮膚科にいた(?)」などの出没情報が寄せられていますが、LAにいる知人と会ったり、楽しい時間をお過ごしになったのは確かなようです。またもや妄想モードですが、異国の地でヨン様とバッタリ! なんてことになったら、あ~私は自信がありません。間違いなく、その場で何も言えず失神です。^^


今日はスジニ役で今や韓国で最も輝いている期待の星となった、イ・ジアさんのニュースから。


『太王四神記』で女優デビューしたなんて信じられないほど安定した演技を見せてくれた、ジアさん。もうキム監督ったら、どこからこんなすごい新人を見つけたのかしらと、生意気にも感嘆するばかりです。グラフィックデザインを勉強していた学生だったのに、初のドラマ出演でいきなり準主役を勝ち得たシンデレラガールと見られがちですが、30回のオーディションを勝ち抜いてきただけに、タフな面もあります。厳冬の中、セオを演じるため薄い衣装一枚で山を走り回り、馬に蹴られ、蜂に刺され、それでも撮影を休むことのなかった根性の持ち主ですよ。そのタフさは、2008年秋公開予定の作品でも活かされています。


次回作はイ・ジアさんにとっては2度目のドラマ出演で、もちろん主役。日本の『のだめカンタービレ』とよく似たオーケストラと音楽を軸にしたドラマで、その名も『ベートーベンバイラス(ベートーベンウィルス)』。イ・ジアさんは天才的なバイオリニストの役なのですが、このドラマの出演が決まるまで、バイオリンに触ったことすらなかったといいます。なのに!! なんと!! 最初の撮影で、プロ並の腕前でベートーベンの「ロマンス」を淡々と弾き、監督とスタッフなど、その場にいた人全員の度肝を抜かせたそうです。プレミアムイベントで大阪に来ているあいだも、バイオリンを離さず練習を続けていたそうで、一度やると決めたことは、何がなんでもやってみせるという精神の持ち主。やっぱり凡人ではないのですね・・・。


さてさて、ついに今回のストーリー紹介はあの名場面! イ・ジアさんが感情を抑えきれず涙を流しすぎてNGになってしまったという、19話のあのシーンをご紹介します。


スジニがチョロと一緒にキハを訪ね、キハがチョロに火を放ち、苦しむチョロを目にしたスジニがチョロの胸に手を当てると火が消えました。スジニは正気を失い、刀に火をつけてキハを攻撃しました。その瞬間、キハのお腹の中にいた赤ん坊の力で、スジニは吹き飛ばされ、気を失ってしまいます。その衝撃でキハは火天会に操られるようになる前の記憶が蘇り、スジニが妹であることを自覚しましたね。


そのあいだタムドクは、ホゲが目の色を変えて神物を探すあまり、善良な村人を次々に虐殺した契丹の地(ゴラン、高句麗とはまた違う民族が住む中国寄りの場所)へ行き、兄弟国になるためのプレゼントを渡すべく遠征に出かけようとします。ホゲの父であるヨン・ガリョは、タムドクが契丹と手を結べば、ホゲも彼について行った4万人の兵士も見殺しにされるかもしれないと手紙を送ります(でも本当はホゲを助けるためなのに……)。


ところで、スジニはその後ずっと気を失ったままでした。セオがそうだったように、怒りのため自分を抑えきれなくなったのです。眠りから覚めたスジニは言います。


「覚えてはいるんです。私が何をしたのか。でも自分で自分を抑えることができなかったんです。ただ、自分の意思とは無関係に怒り狂い、火の玉を消して、人を殴って・・・そして殺そうと襲いかかって。こういうことでしょ? 朱雀の主人が正気を失うって、こういうことなのでしょ?つまりは・・私が朱雀の主人だっていうことだよね。参ったな、もう。これ、やらなくちゃいけないのかな? 私、こんなのやりたくないって言ったらダメなのかな?」。


「昔の記録によると、朱雀の主人が正気を失ってチュシンの王を殺そうとしたんだってね。だから、私がいつまた正気を失うかわからないし、この世を燃やしてしまうかもしれないし、それで王様の手で殺されるかもしれないんだよね」。


「最後に一度だけ会わせて。本当にもう一度だけ。一度だけならいいでしょう?師匠が私を殺すことなんてできないじゃない。だって師匠が自分の手で私を殺せば、師匠は一生泣いて暮らすから。私を赤ちゃんの頃から育てて、汚いおむつも取り替えてくれたのに、今、私が知っていることもすべて師匠が教えてくれたことなのに・・・恩をあだで返すわけにはいかないよ。師匠、私、どうも師匠に負った借金、返せそうにないよ。許してね」……。








    あの名場面をじっくり噛みしめましょう!



    涙を浮かべたスジニの白い顔、小さい肩、強がっているけど心細くて、すがりつきたいような気持ちをかろうじて押し殺しているあの表情を見ると、「なんでスジニが黒朱雀なの!!」と、こっちが暴走したくなります。スジニなら、黒朱雀だとしても運命を変えられるはずですよね。


    火を使ったことは覚えているものの、怒りでそれを抑えることができなかったということは、やはりスジニは黒朱雀だったのです。いつ爆発して、この世を火の海にしてしまうかわからない。そうなったら王様の手で殺されるかもしれない・・・その前に黒朱雀になったら、父のような師匠であるヒョンゴが自分を殺すことになっている。そんな一生立ち直れない傷を師匠に負わせたくない。だから自分の足でここを出て行く。好きで好きでしょうがないタムドクの手で殺されるしかない運命だなんて……その時スジニは、どういう思いだったのでしょう。


    スジニはコムル村の元老達に、ひとりで遠くへ立ち去ると申し出ます。最後の頼みとして、自分を助けるためにケガをしたチョロを必ず生き返らせてくださいとお願いします。面倒見がいいのも大地の母、朱雀の性格なのです。


    チンダルレ(韓国の山でしか咲かないツツジの一種。春になると、葉より先に花が咲きます)のようなきれいなピンク色の服を着たスジニは、最後にタムドクに会いに行きます。あ~もう、このシーンを思い出すだけで涙が・・・。


    恥ずかしそうに、そ~っと部屋に入るスジニ。鎧を着ようとしているタムドクに、もじもじと話しかけます。


    「私がやっちゃいけません?」、「何だ、お前」、「何がですか?」、「何をひろって着てるんだ。どこ行くんだ。今度はちゃんとやれよ。前みたいに穴一個抜けたまま縛ったりするな。それに、どこをそんなにほっつき歩いているんだ。うしろにピッタリくっついているのが見えないから、気になるじゃないか。コムル村に何かあったのか? 先生たちが昨日の夜、急いで出て行ったけど。喋れよ」、「何をですか?」、「怪しいだろう。お前が静かだからさ。何かしでかしたのか?」、「ちょっと待って。ちょっとだけ、このままいてください。考えごとしているんです」、「お前泣いているのか? 王様のうしろから抱きつくヤツがいるか? 顔を見せろ」、「私まだ酔いがさめなくて。今度の酒は飲むと泣くって言ってたけど、本当だ・・・。これ(タムドクが託した母の遺品、香水)を返しに来たんです。いつか貸してくださったもの。返せっておっしゃらないから、ずっと持ってました。戦でも傷が付かないようにすっごく気を使ったんですよ。きれいなままでしょう? ・・・私も一度はこういうことが聞きたかったんです。お前もちょっとはきれいなところがあるんだねって。それでこんな服を着てきたんです。私もこういう服を着れば、少しはきれいに見えるんじゃないかって。どうせなら、こういう姿で覚えていてもらいたくて。あ~恥ずかしい。じゃ、これで」、「何を覚えてもらいたいんだ。話したいことがあるならちゃんと言え」、「酔っぱらいがどうやってちゃんと話せますか」、「お前は元々きれいだ。こんな服と関係なく、お前がきれいなんだ。気がすんだか?」、「あとで変なこと言わないでくださいよ」、「こんなことは二度言えない」、「それじゃ。行かせてください」、「早く酔いをさまして遅れずに来い。すぐ訓練が始まる。弓手部隊員がみんなお前を待っているぞ」、「わかりました・・・イムグムニム(王様)、イムグムニムの背中から、すっごくいい匂いがするんです。知らなかったでしょう?」。


    冗談っぽく、泣き笑いをしながら部屋を出てきたところに、ヒョンゴが立っていました。顔をぐちゃぐちゃにして、涙をこらえてヒョンゴは言います。「ノ、ウッキョ」(お前、笑えるぞ、おかしいぞ、という意味)。


    きれいな姿を見せたかった。酔っ払ったふりをして、タムドクをぎゅっと抱きしめて、息をいっぱい吸い込んで、自分の全身全霊をかけてタムドクの匂いを吹き込んで、その思い出だけで一生、生きていける……スジニはそう覚悟したのですね。男勝りでツンツンしているように見えて、実は誰よりも繊細だったんだ、スジニ。それを忠実に演じてくれたイ・ジアさんもすごい!








      今後は変化する衣装にも注目!



      私はこのシーンが大好きで、何度も何度も繰り返し観ては泣いて、観ては泣いて・・・みなさんも、ぜひDVDで観てじっくり噛みしめてくださいね。思いっきり泣くのもストレス解消にはいいそうですよ。DVDはニッコリアストアでも販売中です。


      この場面では「きれい」という表現として「イェプダ」、「アルムダプダ」ではなく、古風な「ゴプダ」という言葉が使われています。「ノド チョグムン ゴプグナ(お前も、ちょっとはきれいなところがあるんだ)」、「ノン ウォンレ ゴワ(お前は元々きれいだ)」という感じで使われました。


      「ゴプダ」はなんというか、ずば抜けて美しいというよりは、柔らかくてやさしくて、清楚で清潔感があって澄んでいて……といったいろんな意味が込められた「きれい」なんです。だから、とても心にぐっと来るセリフなんです。スジニと会えるのがこれで最後なんて夢にも思っていないタムドク。いつも手を伸ばせば届く場所……。昔キハに、「振り返ったら見える場所にいてほしい」と頼んだときのように、今はスジニが視界の中にいないと気になってしまうのに、それが愛だとまだ気付かないのか、それとも気付かないふりをしているのか・・・。


      一方、「もうどうなっちゃたの~~~」と突っ込まずにはいられないホゲは、ついにパソンの兄の居場所を突き止め、神物を手に入れます。


      タムドクと太王軍は、契丹の村から村へとゆっくり移動します。ホゲが無残に殺した村人の死体を火葬し(中には赤ん坊も・・・)、生き残った家畜の世話をしながら、契丹軍に見せつけるかのように無防備な姿をさらしながら移動します。


      しかし偵察隊が契丹軍に襲撃され全滅、かろうじて生き残ったひとりが、タムドクに契丹軍がどんどん勢力を増やしているという知らせをもたらしました。戦争だけはしたくなかったのに、太王軍と契丹軍の戦争が始まるのでしょうか! またもや、どうなるの~~。


      ストーリーからは外れますが、ひとつ気になることが……。国内城に戻ったころからでしょうか、タムドクの衣装の雰囲気が変わっていませんか? 太子から王になったので当然といえば当然ですが、前はしなやかな印象のデザインやカラーだったのに、チョロと一緒に国内城に戻り王様になってからは、すごくしっかりした仕立ての衣装で登場します。


      契丹に向かい、出発してからは鎧のデザインも変化がありました。胸の辺りに王の象徴であるボンファン(鳳凰)が描かれた鎧を着ています。コ・ウチュン将軍の胸にあった「井」マークもなくなっていますし。これにも何か深い意味があるのでしょうか? それとも考えすぎ?


      次回もお楽しみに!



       – BY  趙章恩

      Original column
      http://ni-korea.jp/entertainment/essay2/index.php?id=18

      講演は楽しい

      9月は熊本で行われたマスコミ倫理懇談会のゲストスピーカーとして韓国のインターネットメディアの発展と問題について講演、マスコミ関連の講演がもう1件あってインターネットメディア利用に関する日韓の差について講演、10月はITコーディネーター協会のICTカンファレンス2008で韓国中小企業情報化とSaaS関連の講演をして、11月はMMSAのセミナーで韓国携帯電話端末関連講演が1件~



      私は人前でしゃべるのが大好きなので、講演の仕事が一番うれしい。規模も100~700人ほどと、聞いてくれる人がたくさんいたのでなおうれしい~



      講演の仕事が好きなのは、今の韓国を知ってもらいたいし、もっと色んな角度から韓国を見てほしいからだ。講演用のプレゼンテーション資料を作るのはとてもしんどくて苦労するけど、会場でみんなに聞いてもらい、とても参考になったとか、韓国はすごいんですねとか、色んな反応を聞くと疲れがぶっとび、もっと勉強してもっと奥の深い話ができる人にならなくてはと動機付けられる。



      講演にいらっしゃる方は韓国に好意的で韓国と少しでも関わりのある、またはあった方が多い。特に講演に来てくださる方で尊敬するのは、70~80年代韓国にパソコン製造や情報通信関連の技術指導をしてくれた日本人顧問の方々である。感慨無量の表情で韓国の発展ぶりを驚かれる。



      その当時に比べたら、今の韓国は別物である。日本に住んでいた高校生の頃は、ソウルに帰ると空気は埃っぽく、人々はなんだかみんな怒っているような表情で、ファッションもダサくて、自分の国なのに違和感を感じた覚えがある。今じゃ韓国も日本もあまり変わらないと感じる。



      子もどの頃、韓国で誕生日を迎えた日、すごくショッキングすぎて今でも忘れられないのが、鶏のこと。近所の商店街の鶏屋さんに行って生きた鶏を選び、その場で処理してもらった・・・・とっても新鮮な鶏肉を買いに行った記憶があるのだが、その辺りは今じゃソウルの一等地、4LDKマンションが2億円、20億ウォンはする土地になった。家の中だってホームネットワークに、韓国産の超高級家電で埋め尽くされている。80年代の韓国を知っている人なら、韓国産のテレビやパソコン、携帯電話が世界市場でも立派なシェアを獲得するなんて、誰が予想できたでしょうね。私がこんなことを話したら、M姉が「私が子供の頃は商店街に馬車が走ってたのよ~」と言い、一体M姉は何歳なんだ~~~とみんながざわめいたものだ。見た目は37歳ぐらいだけど、東京の下町に馬車が走っていた時代を生きていたということは、何歳ですか?^0^



      ということで、講演依頼お待ちしております!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


      KDDI総研には色んなジャンルの専門家がいますからね、ご紹介しますよ~


      – BY  趙章恩

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      http://www.kddi-ri.jp/blog/cho/?p=88

      [東京留学生活] 教室で車酔い

      私は英語が苦手だ。TOEICはえ~うそ~といわれるほど高い点数を記録しているが、英語はとても緊張する。


       


      冬学期の授業の一つ、ネットワーク経済論。


       


      アジア研究なんとかコースとのジョイントだそうで、日本語が話せない中国人や韓国人の学生が参加している。そのため英語でゼミをやるというのだが。。。。


      私のように英語教材の発音にしか慣れていない、英語が苦手な人には、日本語訛りの英語、スペイン語訛りの英語、中国語訛りの英語は全然聞き取れないのだ!!!!でも韓国語訛りの英語は分かるよ。^^


       


      教室の中は一応英語らしいのだが、私の耳にはそれが宇宙語にしか聞こえなくて、何を話しているのか理解しようとすごく集中したせいか、頭はくるくる胸はむかむか、車酔いしてしまったぜ。。。。しかもみんな英語がぺらぺらなわけではないので、たどたどしいじゃない。私なんて特に必死にどうしよう~~みたいになってるし。自分自身にいらいらするんだよね~それでまた車酔い。。。。


       


      日本語ならそれがどんなに訛ってようが、発音が変だろうが、全部理解できるのに!!


      – BY  趙章恩

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      http://www.kddi-ri.jp/blog/cho/?p=86

      また一人自殺。ネットの書き込みだけが問題なのだろうか

      日本の新聞でも報じられたが、韓国の大女優チェ・ジンシルさんが自殺した。
      国民葬というほどの深刻な雰囲気。



      政治家達はネットの書き込みを厳しく取り締まる「チェ・ジンシル法」を制定すると大騒ぎしている。



      20年もテレビや映画で活躍してきた女優だけに、チェ・ジンシルさんが亡くなったというニュースを見て、女優の自殺というより親しいお姉さんや友達が自殺したようで本当に心臓が痛むほどのショック!私だけじゃなくて、仕事がてにつかないという人がこんなに多いとは思わなかった!周りもみんなショックショックとメッセンジャーで大騒ぎしてた。私はこの自殺を日経世界ICTサミットの会場でメールをチェックをしている途中に知ったのだけど、それからはもうサミットの内容なんて全然耳に入らなかった。信じられない、何かの間違いに違いない、そう思ったのは私だけではなかったようだ。



      テレビや新聞、雑誌などメディアに移るチェ・ジンシルさんは、自殺なんてするような人に見えなかった。とてもたくましく、美しく、自分に厳しく、今まで数知れないほどのデマや噂を耐えてきた。


      殺人とか、サラ金とか、色んな噂があったけど、ド貧乏な母子家庭の長女から数十億ウォンものギャラをもらうトップスターになったチェ・ジンシルさんは、何故かスターとか、芸能人とか、そういう印象がないんだよね。貧しくてお米を買うお金がなくてスジェビ(すいとん)ばっかり食べていたとかさ~無名の頃は寒い冬にプールに飛び込む代役になって何度も何度も飛び込んだとかさ~



      家計を支えるために一生懸命生きてきた長女というイメージが国民の脳裏に焼きついているせいか、自分がよく知っている隣のお姉さんのように感じるのだ。一方では一生懸命すぎて強すぎる女性というイメージもあったけど。



      演技も上手かったな~どんな役もはまり役と絶賛された。20代の頃は彼女がCMに出ると売り上げが伸びると、国民妖精とまで呼ばれた。



      インターネットが普及した98年以降から、彼女の記事にはファンの声援以上に妬みや嫌がらせのコメントが書き込まれた。無視すればよかったのに、彼女はそのコメントを毎日チェックしていたという。


      チェ・ジンシルさんは妊娠中夫の暴力によって離婚、その夫が浮気相手といわれていた女性と再婚している。大女優の自分と子供を捨てて浮気→暴力→離婚→夫の再婚。。。。もちろん、これが全てではないだろうけど、夫の立場からも我慢できないことが色々あったに違いないとは思うけど、元夫の再婚を雑誌で知ってから鬱になったと報じられてからさ。その気持ちが分かるような気がするんだよね~もし私がチェ・ジンシルだったら鬱どころじゃなよ。それこそ怒りを抑えきれずどうにかなっていたかも。



      この春のインタビューの中で印象的だったのは、「子供がもう小学生、大きくなるとインターネットを利用するし、そしたら母親に対する悪質な書き込みを見て傷つくかもしれない。それが怖い」と話していたこと。女優だった20年間、どこからわいて出てくるのか、一時もデマや嫌がらせから自由になれなかった。一人だった時はどんな噂だろうが耐えられた。でも最愛の子供達がそれを見て傷つくことを考えると・・・・・



      彼女の死は韓国中に波紋を広げた。チェ・ジンシルさんのHOMPYには「今まで噂をでっちあげて書き込んだこと、悪口言ったこと、ひどいことを平気で書き込んだこと、本当にごめんなさい。あの世では安らかに自由になってください。いつまでも忘れません」といった反省文のような書き込みが後を絶たない。模倣自殺も全国各地で起きている。



      インターネットに掲載されるニュースにコメントを書き込むことを規制してしまうと、表現の自由を阻害することになるけど、デマを書き込み根も葉もないことで他人を攻撃する人は厳しく処罰するべきではないだろうか。顔も知らない数十万人からネットで攻撃される恐怖、それはされた人にしかわからない。今のように罰金少しじゃ直らない。


      ネットの書き込みは確かに問題だ。でも書き込みできないようにすれば、それで済むと思う?もっと大変なことになるよ。政治家のみなさん、急いで法律を制定しようとしないで、ちょっと色々先のことを考えてからにしてよ~、と言ってやりたい。



      ところで、2chに悪口書かれて自殺した日本の芸能人っている?韓国にも2chみたいに割り切って、匿名で何でも書けるところがあった方がいいかもしれないね。いや、もっと収拾がつかなくなるかな・・・・

      – BY  趙章恩

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      http://www.kddi-ri.jp/blog/cho/?p=78

      韓国CM REPORT – ロッテ – キム・テヒ


      キム・テヒ プロフィール


      1980年、3月29日生まれ。


      165cm45kg。出身は韓国の東南にある現代自動車の拠点、蔚山(ウルサン)。弟はタレントのイワン。芸能界デビュー前から、ソウル大のオルチャン(顔+一番という造語で、美男美女のこと)としてネットで話題になっていた。化粧品やファッションモデルを経て、映画で芸能界入り。ドラマ『天国の階段』、『ラブストーリー・イン・ハーバード』でスターになった。得意なスポーツはスキーで、大学時代のサークルもスキー部。合宿に明け暮れ、大会に出たこともあるそう。


       





      ZEC



      出演




      キム・テヒ

      放映日




      2001年06月

      ウフフ。CMを見ると今とはだいぶお顔が違うようですね。キム・テヒさん~。クォン・サンウ、チェ・ジウが出演したドラマ『天国の階段』で、ジウ姫をいじめる悪役として日本デビューしたキム・テヒ。彼女は21歳の時、映画『ラスト・プレゼント』でイ・ヨンエの中学時代を演じた子役(!)として演技デビューしました。21歳で中学生の演技ができるというのも、すごいですよね。


      『天国の階段』のあとからは、主演したドラマも映画もパッとしませんでしたが、キム・レウォンと共演したドラマ『ラブストーリー・イン・ハーバード』では、ソウル大出身というイメージにもぴったりでキラキラ光ってましたね。ドラマに出演しなくなってからも、キム・テヒの人気は冷めることなく、今ではジウ姫以上の大物スター。イ・ヨンエより契約本数の多い「CMクィーン」になりました。


      色白の正統派美人で、しかもソウル大学(日本でいう東大)衣類学科出身の秀才というイメージが、芸能人としてプラスαになっているのは確かですね。「演技はまだ未熟でも、頭もいいし美人だから許す!」というのがファンの気持ちでしょうか。スポーツ新聞や雑誌の報道によると、『太王四神記』のスジニ役として最も有力な候補でしたが、新人を起用したいという監督の希望でキャスティングには至らなかったそうです。キム・テヒとヨン様の組み合わせも見てみたかった!

      – BY  趙章恩

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      http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200106&dr=food

      [東京留学生活] 生まれてはじめての学会発表、社会情報学会

      ひえ~生まれて初めての学会発表は、空しいというか悲しいというか、切ないというか・・・



      9月12~14日、学会と韓国のお盆連休が重なってしまった。嫁として当然里帰りして旦那さんの実家でっせと法事の準備をするのが当たり前なのだが、学会ということで特別に欠席を許してもらった。5月に学会にエントリーしてから、口癖のように学会の準備が・・・学会の発表が・・・とか心配して緊張して自分なりに色々準備をしてきた。



      ところが、悲しいことに、私の発表を聞きにきてくれた人は一人もいなかったのである。



      教室にはコメンテーターの先生お二人、ち~んと時間になるとベルを鳴らすバイトお一人、私の先に発表をして帰るタイミングを逃したチャンウクさん、私の前の発表であった中国携帯電話産業の発表を聞きに来て同じく帰るタイミングを逃した紳士お一人、の5人の前での発表となった。他の教室は椅子が足りなくて大混雑しているというのに、私の発表は・・・仕方なく聞いている人だけだとはな・・・・



      5月から5ヶ月間も学会が~とか言って騒いだ自分がバカみたいで泣いてしまった。この学会は参加者が優秀な発表をした人に投票するシステムなんだけど、私の発表を聞いた人がいない、つまり私に投票してくれる人は一人もいないということじゃないか!!!あ~空しい。聞いてくれる人が増えても選ばれないとは思うけどさ~・・・でもなんていうか、もうちょっと聞いてくれる人がいてほしかったな・・・・



      こんな発表なら家族と一緒にお盆連休を過ごせばよかったなどと落ち込んでいたのも束の間。涙を流すというのはすごく気分転換になるもので、今度はこんなことぐらいで泣いている自分がバカみたいで、なんで泣いてるんだ??と気を取り直し、学食でいつものエコノミー定食を食べて、他の発表を聞きに行った。人の発表を聞いているうちに、自分の研究分野をもう少し拡大した方がいいのかもしれないとアイデアをもらったり、こんな全然わけの分からない研究もあるもんだな~と感心したり、刺激になった。



      いいことも色々あったな~コメンテーターの先生お二人は笑顔でうんうんと頷きながら一生懸命発表を聞いてくださって、密度のある発表だったというコメントももらったし(でも、他の発表者も全員褒められたんだとさ~)、同じ須藤研の木下さんにはおいしいアイスももらったし、田中研の岡本さんにも色んなアドバイス&バイトもさせてもらったし、他の学生とも話す機会があったし、学会がなかったら体験できなかったこともあった。めでたしめでたし。



      これからもがんばるぞ!!



      ところで、


      私は学際情報学府の修士課程なんだけど、これが気を抜くと 「東京大学が臭い情報学府」になるんだよ。メールで間違えて「東京大学が臭い情報学府」って送信したこと何度もあるもんね。恥ずかしい・・・・

      – BY  趙章恩

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      http://www.kddi-ri.jp/blog/cho/?p=70

      [東京留学生活] 上野、おいしいジャジャンミョン

      上野で発見!というかK姉のおごりでついて行っただけだけどさ。


      店名を覚えていないのだが、超超おいしいジャジャンミョン!!!懐かしい味のするジャジャンミョンを食べたぜ!


      お店でのメニュー名は北京ジャージャーメン!650円でスープ付き。餃子は豚臭くてイマイチ。でもジャージャーメンは素晴らしい!麺も太めでジャジャンも味がはっきりしていて、無我夢中で食べてしまった。満腹幸せ~


      場所は


      上野駅からアメ横方面の出口を出て左に曲がる。入谷口方面に向かってファーストキッチンがあるところ道沿いのうす汚い^^中華料理店。でもジャージャー麺を食べているのは私たちしかいなかった。日本人の口には合わないのかな?


      ジャジャンミョンは肉・たまねぎ・じゃがいも・キャベツなどを入れて炒めたとろりとして黒いソースがかかった麺で、韓国ドラマによく登場するよ。韓国のファーストフードというか牛丼というか、安くて早くてうまいといったらジャジャンミョン。引越しの日もジャジャンミョン。また食べた~い。


      – BY  趙章恩

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      http://www.kddi-ri.jp/blog/cho/?p=64

      [東京留学生活] 親切を期待しないこと

      東京留学、その2番目の住処を探している。寮に入れればそれが一番嬉しいことなのだが、なかなか思い通りにはいかないものだ。日本の家賃と光熱費は他の物価に比べるとなんでこんなに高いの~~というぐらい高い。食べ物とか洋服とかは韓国より安いのに。


      今日は朝から重いトランクを二つ+αを持って電車で移動。知人宅に荷物を預かってもらえることになったので、一人でがんばって死体でも入っているんじゃないかと思われそうなデカイかばんに紙袋に入った布団・・・火事場のバカ力?とでもいうべき怪力でせっせと乗り換えもして順調に移動///していたのだが、地下鉄でも電車でも、入口に立ったまま絶対どいてくれない人いるよね。電車ガラガラなのにさ。


      入口の前に立つのが好きなのかもしれないけど、重い荷物を持った人がいるならちょっとだけ譲ってほしい。逆に重い荷物なんか持って電車に乗るな~~~といわれるかも知れないけどさ。


      重い荷物って反動つけてよっこらしょ!って載せないといけないからドア付近に場所がないと困る。人が重い荷物もって必死になっているのを見ながら、どいてくれるわけでもなく手伝ってくれるわけでもなく、何この人?って感じでじっと見るだけの人が多っかた~~それに、駅員も絶対助けてくれないんだね。忙しいからだとは思うけど。


      入口に立ったまま全然どいてくれなくて、トランクを載せられなくなって必死になっていたら、向かいに座っていたおばあちゃんが一緒に持ってくれて助けてくれたよ。ありがたかった~


      韓国でもよく日本からの帰り、お土産で重くなったトランク持って電車で家まで帰るけど、必ず誰かが手伝ってくれる。一緒に持ってくれたり、エスカレーターで転ばないように後ろで持ってくれたり、乗り換えするところまでガラガラ引っ張ってくれた人もいたな~(私は手ぶら)


      全然知らない人にとても親切で、放っておけないと思うのが韓国。親切にされることを当たり前と思いすぎていたのかも。異国で生活するからには何でも自分で解決しないとね。親切を期待してはだめだね。


      日本は親切にするのが恥ずかしいとか(これは分かる)、逆に変な人に思われるんじゃないかと思って親切にしないなんていう人がいたけど本当?情けは人の為ならず、だそう。親切を期待せず自分が親切になろうと!と誓った日であったのだ~


      – BY  趙章恩

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      [東京留学生活] 親切を期待しないこと


      ではそれほど食べなかったキムチや韓料理なのに、日本にるととてもとても食べたくなる。


       


      中でも汁物、チゲとかタンとかがしい。日本で食べる韓料理は高いし、安いところは不味いし、自分では作れないし・・・(私は手がけた食材を全て生ゴミにえてしまう呪われた手なのです・・・


       


      あ~辛くてこってりしてこくのあるものが食べたい!!!と願っていたところ、またまたM姉協、ごちそうになっちゃいましたよ。


       


      豊洲ららぽ1階にあるスンドゥブチゲのお店。


       


      ポジャンマチャ、だったかな?店名は「屋台」という意味だけど、出てくる料理の盛り付けはきれいにちょこちょこ、日本人好みの韓料理そのもの。でも味はね~マイルドで深さがあった。もうちっとパンチがきいたスプがいいな~とは思ったけど、後味がすっきりしていて、調味料の味もあまりせず、おいしかった!おめです。具もたくさん入っていて、スプも最後の一滴までみ干したくなる味。全然辛くない和風とちょっとだけ唐辛子が入ったけど辛くない普通がある。スンドゥブチゲといっても、豆腐以外の材料は色な種類があって選べるようになっていた。 



       


       


      私って、身のお姉さまたちのお陰で養失調にもならず、ぷくぷくしたスタイルを維持しているようなもの。感謝しなくては。一人で寂しい、ホムシックでやるが出ない、なんていう時は不思議とお姉さまたちが助けてくれる。本にありがたい。


      – BY  趙章恩

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