「皇帝」イム・ヨファン入隊で浮上した「プロ」ゲーマー徴兵問題 [2006年11月7日]

 韓国オンラインゲーム業界の生き証人、プロゲーマー「イム・ヨファン」選手が遂に空軍へ入隊した。イム・ヨファン選手は韓国では知らない人のいない超有名人、数々の広告に出演し、年俸は契約金だけで3年間8億ウォン(約1億円)、百科事典にまでその名前が掲載されている。


 1980年生まれでまだ26歳なのにすでにプロゲーマー暦7年、現在移動通信キャリア最大手であるSKテレコムのプロチーム「T1」に所属している。一時期スランプはあったものの、長い時間トップも守り続けた。身長180Cm、体重70Kgとほっそりした美少年が、表情一つ変えず一心不乱にマウスを動かし敵をとことん攻める勝負根性の強いゲームスタイルから男性ファンはもちろんのこと、サッカー選手や芸能人以上に女性ファンを抱える大物スターだ。ファンサイト会員数はそこらへんのアイドルより多い70万人、プロゲーマー初の2億ウォン年俸(約2500万円)、史上初StarCraft(対戦型戦争ゲーム)リーグ戦決勝進出10回といった華々しい記録の持ち主でもある。


徴兵免除を求め署名運動も


 入隊前の最後の試合となった第1回スーパーファイターズ大会には1万人の観客が殺到し、ネットとCATVのオンラインゲーム中継専用チャンネル3社から中継され、800万人以上が観戦している。オンラインゲーム中継は地上波の民放でも金曜日の夜よく放映される人気番組で、アナウンサー、解説者がまるでサッカーやプロレス、K1の中継のように、選手のマウスの動き一つ一つを中継し、各選手の特徴や戦略を解説する。解説者が解説の途中に立ち上がったり、怒り狂ったり、選手より自分が燃え尽きて最後には声が出なくなるという珍事も日常茶飯事だ。


 韓国国籍を持つ男性なら避けて通れないのが徴兵制。有名人だからといって例外はない。だが、イム・ヨファン選手の入隊はファンはもちろん、オンラインゲーム業界を巻き込んでの議論となった。


 サッカー選手はワールドカップベスト4、野球選手は金メダル、囲碁棋士は世界大会で優勝すれば徴兵が免除になるのに、韓国オンラインゲーム産業を支えるプロゲーマーたちは世界大会で何度も優勝しているのに、どうして徴兵を免除してもらえないのか、とファンを中心に署名運動が始まり、プロゲーマーを管理している韓国Eスポーツ協会も動き出した。一部では「戦争ゲームに強いんだから軍のスペシャリストとして活用すべきだ」、どいった「?」な意見まで登場し、オンラインゲームに詳しくない年配者までも「プロゲーマーとはそんなにすごい人たちだったのか」と関心を持つようになった。


 そこで妥協案として国防部が出した意見が、プロゲーマーを一般兵士ではなく「空軍電算特別技術兵士」として選抜するという案だった。「空軍電算特別技術兵士」になれば基礎軍事訓練後、空軍本部中央電算所に配置され、軍事用シミュレーションゲーム開発テスターとして活躍することになる。さらには、兵士たちのEスポーツ関連同好会に参加し、兵士達を楽しませやる気を沸き起こすとても重要な(!)役割を果たすことも期待されるというわけだ。


 プロゲーマーもスポーツ選手以上の人気と地位を獲得しているため免除対象にするべきという意見と、プロゲーマーまで軍免除の対象になるなら「サラリーマンだってインターネット検索は上手いぞ!プロゲーマーぐらいの電算技術は持っているはずだ!」と主張する意見が対立し、大騒ぎとなった。


 が、結局、イム・ヨファン選手は免除にならず空軍電算特別技術兵士として10月9日入隊した。


Starcraftがなぜ国民的人気を集めたか


 ここで韓国の徴兵制について簡単に説明すると、韓国男子は18歳~30歳の間に身体検査を経て、現役といわれる陸軍兵隊または区役所の雑務や地下鉄駅構内で酔っ払いを運び出し、満員電車の中に乗客をぎゅうぎゅう押し込む役割をする公益要員のどちらかで2年3カ月間軍人として生活することになる。産業特例要員といって工学関係の資格証を持つ人を対象にベンチャーや研究施設で3年間働かせる特別処置もある。もちろん健康でない人は軍を免除される。


 でも青春の2年3カ月を軍で過ごした恨みは想像以上で、学閥以上にどの部隊出身なのかは男性同士の重要な話題になっている。もちろん、履歴書にもちゃんと書かなくてはならないし、軍を除隊したか免除された人だけが採用対象になる。軍を免除された人は「神の息子」と憎まれ、仲間はずれにされるのがおち。自分が軍でどれだけ活躍したかホラを吹く男性は後を絶たず、軍の話になると自動的に「はいはい、あんたも海軍の特攻隊でタンクを自ら運転して北朝鮮を攻めたんでしょう」とうんざりする女性も多い。


 この国民のほぼ半数が持つ軍隊経験は他の国ではあり得ない事例を生み出した。StarCraftというアメリカBlizzard社の戦争ゲームの爆発的人気とStarCraft対戦のためにブロードバンドに加入し、ADSL大国になったことだ。


 StarCraftはそれぞれ武器や能力に特徴がある3つの種族「テラン」、「ジョグ」、「プロトス」から種族を選び対戦することになる。対戦相手はPCではなく、ユーザー同士となるため、勝負の進み方に決まったパターンがない。また戦争のためのマップを素早く把握し、敵がどこにいてどのような戦術で攻めてくるかを先回りしてキャッチした方が勝ちだ。グループでの戦いなので参加者同士のチームワークが当然、重要。


 つまり、同じチームを組んだメンバーにてきぱき指示を出し、ゲームを勝利に導ける、軍隊経験を自慢できるとっておきのゲームというわけ。 StarCraftの人気のお陰で子供の遊びとして扱われたオンラインゲームは韓国を代表する産業に成長し、まったく新しい職業である「プロゲーマー」を登場させた。


 ちなみにイム・ヨファン選手のニックネーム「皇帝」もStarCraftに由来する。彼がプロゲーマーの中では初めて、StarCaftの種族の中でもくせものである「テラン」を自由に操り勝利したことがきっかけだ。これを機に「テランの皇帝」と呼ばれるようになり、何度も優勝していることからそのまま「皇帝」がニックネームとなった。そんな彼は、ゲームの世界から軍隊の世界へとこれから2年3か月を費やすことになる。


(趙 章恩=ITジャーナリスト)

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http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20061107/252718/

有線・無線電話のコンバージェンスで「一足先にユビキタス」―KTとサムスン (過去記事)

韓国には面白いIT施設がたくさんある。情報通信部1階にオープンした「ユビキタスドリーム展示館」にはホームネットワークやRFID、知能型交通、人の動きに反応する広告など、2010年の韓国が紹介されている。

 郊外のFTTHショールームでは、高級マンションの一室を使った遠隔医療、インターフォンの映像を携帯電話に転送し、訪問者を確認して遠隔でドアを開けるサービスなどが体験できる。TVで映画の試写会に参加することもできるし、受験勉強までできる。


 街中には通信キャリアが顧客管理のために運営しているメンバーシップ制の無料PCバン(インターネットカフェ)があり、全国の郵便局と銀行にも、誰でもネットを使えるPCが必ず置いてある。 こうした状況だから、韓国ではわざわざパケット代を払ってまで携帯でネットを利用するのは無駄使い、という考えも多いのだ。そんな韓国で通信事業者が収益をあげるには、ニッチ市場を狙ったコンバージェンス(融合)しかない。


 韓国最大通信事業者のKTは、2010年までに本格化すると予想されるコンバージェスサービスでも主導権を握れるよう、自社のインフラと、携帯電話マーケットシェア1位であるサムスン電子の技術と端末を応用し、電話とデータ通信、固定電話と携帯電話、放送と通信、ホームネットワークといったコンバージョンス分野を強化している。特に携帯電話がデジタル機器の中心になる「モバイルコンバージェンス時代」の到来をにらんだ新しいビジネスモデルとして成功を収めているのが「Ann」、「Du:」、「Netspot Swing」といったコンバージェンスサービスだ。








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サムスン電子のPDAスマートフォン「SPH-M4300」(広報資料より)


 日本では肩身の狭いPDAだが、韓国ではKTが無線LANとCDMA携帯電話のデュアルモードを備えたPDAスマートフォン「Netspot Swing」のサービスを2003年6月に開始してから、サムスン電子のPDAスマートフォン(SPH-M4300)に機種変更する人が増えている。無線LANはKT、CDMAはKTの子会社であるKTFにそれぞれ加入しなくてはならないが、サポートはKTが担当しているので面倒なことはない。今テレビに流れている映像をネット経由でそのままリアルタイム受信できる「OnairTV」や、ドラマ再放送のビデオ・オン・デマンド、音楽ファイルも「Netspot Swing」だと無料で利用できる。だが、うっかりこれをCDMAで接続してしまったらもう最後。先日このような間違いをおこしてパケット代1千万ウォン(約110万円)請求された男性が料金の取り消しを求める裁判を起こしたが、ユーザーのミスということで片付いてしまった。ホットスポット圏外になると「CDMAに接続しますか?」と必ず警告画面が出てユーザーがYESかNOかを選択しているようになっているためパケット代は払うべきという結論だった。


 5月から韓国では、携帯電話から利用できる衛星DMB(Digital Multimedia Broadcasting、モバイル衛星放送)が世界に先駆けて商用化された。続いて7月には地上波DMB(日本の地上デジタル1セグメント放送に近い)のテスト放送が始まる。「Netspot Swing」のほかに、KTはソニーのPSPとも提携しPSPからもドラマの再放送を利用できるサービスを提供している。


 固定電話も変身している。携帯電話が一人一台の時代になり、固定電話の新規申し込みがどんどん減っているため、KTが命運をかけて開発した「Ann」というサービスは、固定電話でありながら携帯電話に近い機能が備わっている。


 一見すると家庭でよく見かけるコードレスフォンだが、24和音の呼び出し音、1.5インチLCD、電話番号200件保存、発信者番号通知、自動応答、音声メッセージ録音、ボイスポータル、SMS(ショートメッセージサービス)送受信、着メロ、メロディコール、目覚まし、天気予報などのコンテンツ利用と、携帯電話と変わらない機能を持っている。SMSの料金は携帯より安い。Ann同士のSMSは1件1円、Annから携帯へは1.5円。通常、携帯電話のSMS送受信は1件3円だから破格な料金である。天気予報やショッピング情報をSMSで受信することもできる。Annは去年11月発売されてから7カ月で70万台を販売し、年間目標100万台の70%を達成している。ANN電話機を購入した人の76%がSMSや通話連結音などの付加サービスに加入しているため、ARPU(一台当たりの月平均利用額)は約300円、全体では月に2億円以上の売り上げになる。年末まで1.8インチカラーLCD、TVリモコン機能付き、64和音などの新機種を順次発売し、目標を上回る130万台の販売を目指している。Ann端末はサムスンとKTのOEMでアプロテックという中小企業が製造している。端末代は24カ月払いで電話料金に合算請求されるので電話機の買い替え需要も呼び起こし、新婚家庭や小規模ショップでのニーズが高い。








添付画像

サムスン電子のBluetooth携帯「SPH-V6900」(広報資料より)


 KTはこのほかに、1台で屋内では固定電話、屋外では携帯電話として使えるBluetooth技術を採用した「ワンフォン」、「DU:」も発売している。


 「ワンフォン」を利用するためには6~7万円もする携帯電話に機種変更し、1万円ほどする家庭内AP(Access Point)を購入しなければならないため負担が大きい。だがAPから半径20~30m以内では固定電話料金が適用され、KTのブロードバンドサービス「Megapass」に加入している場合は半径100m以内でモバイルゲームなども無線インターネット経由で安く使えるので電話代の節約になる。この夏からサムスン電子がテレビ広告で、Bluetooth無線イヤホンを利用するとDU:携帯をカバンの中に入れたまま通話したり音楽を聞いたりできる場面を流しているため、DU:に加入しなくてもサムスン電子のBluetooth携帯(SPH-V6900)を購入する人も多い。


有線→無線→放送へと拡大していくKTのコンバージョンスサービスは通信と放送の融合を見据えた戦略だ。いずれサービスと端末をすべてKTが握るための計画ではないかということで、情報通信部までもKTの独占を警戒している。ユーザーとして新しいサービスがどんどん登場するのはとても嬉しいが、家計支出に通信費の割合が高すぎて困っている。

by –
趙 章恩

日経デジタルコア連載   
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またリストラ?韓国IMF危機世代の呪いはいつ解ける

日本の新聞に就職難から、民間企業よりも、資格取得や公務員への就職が人気を集めるようになったという記事が載っていた。成人式のインタビューでもみんな「この先が不安」、「就職しても仕事を続けられるか不安」と、不安という言葉がたくさん出ていた。日本で今年成人を向かえた世代のように、韓国にも苦労ばかりする世代がある。

 1998年2月に大学を卒業したIMF経済危機世代である。韓国は1997年のアジア通貨危機の際、IMFの支援を受けた。そのまっただ中に社会に出た世代は社会にでる以前から苦労してきている。大学入試は94年から大幅に変更され受験も難しくなり、やっと卒業できたと思ったら今度は大手企業が次々に倒産。韓国から外資系企業が撤退していく状況で、新卒を採用するまともな企業はどこもなかったと言っていい状態だった。


 韓国は徴兵制があるため、大学4年+軍隊2年6ヶ月(現在は2年に短縮された)を含めると、男性はどんなに早くても新卒時で25歳。就職浪人になってしまうと、あっという間に30歳になってしまう。これは焦るしかない。医者、弁護士、教員、公務員など、不況になっても需要がある職業は限られている。企業はスズメの涙のような給料しか出さないくせに、「スーパーマン」を求めたため、新卒者たちの資格取得戦争が始まった。TOEICなんて950点ぐらい取らないと応募も出せない。さらに日本語と中国語の検定試験を受け、海外で語学研修経験を積み、ボランティア活動経験や公募選などの入賞経験も履歴書に書いていないと書類で落とされる。子供の世話なんて大学受験まで、と思っていたのに、今度は就職のためにものすごいお金をかけて海外にも行かせ、資格学校に通わせ、親の苦労は続くばかりである。


 地方公務員試験なんて1000倍を超える競争となっている。企業の就職だって500倍とか700倍とか平気で超えてしまう。履歴書に貼る写真もできるだけ写りをきれいにしたいとフォトショップで修正したり、目つきが悪くて就職できないみたいと男性の二重手術が流行ったり、就職のためにここまでするか!!というぐらい必死にならないといけない時代になった。


 ただ、こういった状況のおかげで、就職をあきらめてITベンチャーを立ち上げ成功した人もいる。海外に目を向けて、ロシア、アフリカ、南米などの新興市場でビジネスを立ち上げ、そこそこ成功した若者も増えてきた。厳しい経済情勢が、韓国がだめなら世界に自分を売り込めばいいと、グローバルな考え方をできるようにしてくれた。


 そして、今回の米国発の経済危機だ。IMF経済危機世代がやっとの思いで就職し、30代中盤に差し掛かったところで、またもやリストラの窮地に立たされている。働き盛りの30代でもう首になるなんて、呪われた世代としかいいようがない。家電メーカーや大手企業は、リストラが噂になると企業のブランドイメージに打撃を与えるので、内密に解雇を進めているという。解雇された人も、リストラで大量解雇された能力のない人と思われるよりは、自分の足で出てきたと言った方が再就職しやすいと思っているからだ。

韓国の最低賃金は時給4000ウォン(約280円)。これではコンビニやレストランのアルバイトでは生計は立てられない。今はウォン安なので日本の人から見ると、韓国の物価が安いように思えるかもしれないが、平均所得は日本の半分ほどだ。交通費や光熱費は安いが、食べ物や生活必需品の値段は大して日本と変わらない。さらに、この1年、経済成長はほぼゼロに近いのに、物価上昇率は8%も記録した。スーパーに行くとその値段ゆえに買えるものがあまりない。原油価格が下がり、世界中が不況によってデフレ状態だというのに、韓国だけはインフレが続いている。雇用難だ不況だといっても、所得の格差が大きいため、庶民と上の世界では温度差がかなりあるようだ。


 政府の発表では失業者は75万~100万人というが、民間調査機関では人口4900万人のこの国で、ここ1~2カ月ほどの間に職を失った人、就職できない人を合わせると300万人は軽く超えるだろうとみている。失業手当を受ける人も毎月10%ほど増加している。日本と同じように、自動車工場は休業状態で、契約職を大量解雇している。正社員も名誉退職として、どんどん切り始めている。韓国の最大手通信会社KTは(日本のNTTのような会社)、役員人事を前に、常務以上の役員73人全員に辞表を出させた。実績のある人は辞表を返され、そうでない人は辞めてもらう。政府の官僚でもない限り「出向」、「天下り」を受け入れて入れてくれる企業はないので、就職難を突破しても、会社にできるだけ長く残れるための競争をしなければならない。日本の企業では一度正社員になると、仕事ができなくてもなかなか解雇できないという話を聞くが、羨ましい限りである。


 韓国政府は政府機関や自治体の事務補助をする「行政インターン」や自治体の土木工事など、2~3カ月働けるだけの契約職をたくさん作ることでなんとかこの問題を回避しようとしている。新卒5万人を海外で就職できるようにトレーニングする、なんてことも言っているが、契約が終わった後はまた仕事を見つけてくれるのだろうか。失業者になるよりは契約職でもいいじゃん、といっているような雇用対策は対策とは言い難い。足元の火を消すばかりでなく、どうすれば国民が定年まで安定して仕事ができて自分の給料で生活できるようにさせられるか、それを考えてもらわないと。


 98年韓国のIMF経済危機を救ったのはブロードバンド、オンラインゲーム、携帯電話といったIT産業であった。半導体、パネル、携帯電話の3大品目は世界市場を揺るがすほど成長してきた。今度の経済危機は何で救えるのだろうか。まだまだITが救世主となりうるか、それとも別の産業が出てくるのか。危機こそチャンスという言葉の通り、韓国はまた新しい時代に向けたチャンスをつかめるかもしれない。でも、その前に物価の値上がりだけでもどうにかならないかなあ。

(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン
2009年1月14日

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http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090114/1011326/

韓国情報通信部 「通信・放送融合展2006」を開催(2007年1月1日 掲載)

【ソウル】韓情報通信部は通信および放送分野の最新トレンドが一目で確認できる展示「通信放送融合展(ComBCon) 2006」を12月7日から9日までソウルCOEX大西洋ホルで開催した。


 今年で3回目に迎えるComBCon展示は、放送およびサビス事業者館、移動マルチメディア館、次世代ラジオ放送館、次世代通信館、マルチメディアソリュション館、次世代ディスプレイ館で構成される。KT、ハナロテレコムなど33社が加した。


 


 この展示にはDMB、Wibro、HSDPAなど通信と放送の融合分野で商用化された新技術とサビス、端末がすべて展示され、注目を集めた。


 


 情報通信部はITベンチャ企業連合KOIVA)と共同で展示館に「u-T839共同館」を設置し、携電話とPMP(動再生機)など移動型端末と通信放送分野の装備、ソリュション、ソフトウェア分野で競力のある11社の中小IT企業が開した受信機とチップ、アンテナ、モジュルなどデジタルマルチメディア放送(DMB)連技術と製品を一に展示した。


 


 韓の最新通信事情が分かるイベントで、今後も開催される見みなので、機があれば視察をおすすめする。


 


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)



BCN This Week 2007年1月1日 vol.1168 載] Link 


 


 

韓国 トライジェム三宝(2006年12月18日 掲載)

4.4cm薄型デスクトップPC




 


【ソウル】 4.4cmの薄型デスクトップパソコン「リトルルオン」シリズがトライジェム三から発売された。韓では、9-10cmのスリムパソコンがよくれている。そのなかでもリトルルオンは倒的に薄くい。デスクトップなのに重さ3kg、消費電力は76%、動音も22%減らした。



 本体はリビングル
ムでパソコンを利用する一人暮らしや新婚家庭がえていることを想定し、いたってシンプル。とはいえ端子やポト、メモリリなど他のパソコンとわらない機能を備えている。


 


 一方、三星電子も大きさと体積を大幅に減らし、さらに移動性までを考慮した「ミニスリム」デスクトップを発売した。55mm(幅)265mm(高さ)295mm(行き) まで小さくし、高光表面理、スロットイン方式の光ディスクドライブを採用、200GB以上の大容量HDDを搭載した。特筆すべきは「デュアルモニタ」機能を採用したこと。2つのモニタにそれぞれ違う情報を見られるようにしてマルチメディア機能をより化している。また、鉛、カドミウム、水銀など有害な物質を一切使っていない。ユの手が最も多くれるマウスとキドは銀ナノコティングし、LOHAS志向を調している。


 


 三星電子コンピュシステム事業部は「これからは1人1台のPC時代になるため、よりコンパクトなデザインの製品が主流となる」とみている。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)



BCN This Week 2006年12月18日 vol.1167 載]  Link 


 


 


 

韓国 地上波DMBが危機に直面(2007年1月8日 掲載)

情報通信部は立て直しに躍起


 




【ソウル】地上波DMB(韓のワンセグ)のサビス開始から1年が過した。普及が予想よりれており、略の修正が求められている。



 地上波DMBの加入者は200万人を超えているが、携
電話よりはカナビや用受信機からの利用が多く、有料サビスである衛星DMB(衛星モバイル放送)の料金値下げと対応電話端末やチャンネル大に邪魔されて、初の勢いは見られなくなった。


 


 情報通信部は、「地上波DMBの受信端末は200万台以上販され、全世界のどこよりも早く普及している。年からは益モデルと費用節減で市場競力をつけ、本格的な市場大を狙いたい」と述べた。


 


 このため2007年から6つの地上波DMB事業者のデタ放送が相次いで商用化され、交通情報サビス(TPEG)も年初から常用化される予定だ。また電子プログラムガイド(EPG)も施される。


 


 地上波DMBの早期定着と体や省間の調整を担している「地上波DMB特別委員」は、累積端末1000万台突破を07年の最大の目標に設定した。また、サビスポタルを含め共同認証センタ、共同コルセンタなどを運することでサビスの品質をより高め、DMB生活文化が定着するよう報活動も積極的に展開していく。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2007年1月8日 vol.1169 載] Link


 


 


 


 

韓国 デジタルTV電子政府を開始(2007年1月8日 掲載)

テストサビスをて本番に


TVと電子政府の融合は世界初


 


 


【ソウル】韓では、TVとリモコンを利用して各種書類を申請するほか、地方の納付までできる「TV電子政府」が1年間のテストサビスをて、2006年12月15日から本格的に始まった。


 


 TV電子政府は行政自治部が江南をモデル地域に選定し、江南役所と江南ケブルTVが2003年から3年間にわたりサビスを開05年11月からの役所とケブルTV放送社でテスト運て、06年11月から江南の住民を象にテストサビスを行ってきた。


 


 今回提供されるサビスは、自動車財産など50種類の金納付、住民票土地台帳などの書類5種についての申請・発給、30種の電子申請、女性子供向け生活文化サビス、大eラニング放送、民防衛育(軍を除隊した男性は8年間予備軍として年に回軍事訓練をし、45まで民防衛として育に加しないといけない)、VOD江南ニュス、政主要政策ブリフィングなどだ。


 


 簡なリモコン操作でや市が施するアンケトに加できるので、住民の意見を積極的に自治体の運に導入できる点も高く評されている。江南はホムペジから駐車取り締まりや防犯カメラの設置などにして住民アンケトを施し、高い加率を誇っている。申請書類は家庭でプリントして使えるようにセキュリティ対応しているため、自宅で申請して役所に取りに行く面倒もない。郵便で送ってもらうこともできる。


 


 江南によると、インタラクティブなデジタル放送技術を基盤に、存の電子政府とTVの特性を生かしたオド型の情報をリアルタイムで提供するTV電子政府は世界初の試みという。


 


 TV電子政府サビスは、ケブルTVを申請しデジタル方式の新型(月レンタル料5000ウォン、約650円)に切り替え、TV電子政府サビス用リモコンを申請すればすぐに利用できる。


 


 江南区関係者は「インタネットに慣れていない50-60代以上の世代も、役所に行かずTVから簡に書類を申請し、金を納付できるようになる」と利便性をアピルしている。韓政府は07年からこのサビスを全的に大して行く計だ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


BCN This Week 2007年1月8日 vol.1169 載]  Link 


 


 

サムスン電子の究極の青田刈り [2006年11月21日]

2007年から韓国の私立大学2校に携帯電話学科が新設される。サムスン電子は96年からサムスンが財団になっている「成均館(ソンギュングァン)大学」と提携し、2007年1学期から水源(スウォン)キャンパスで携帯電話学科大学院を設立運営することにした。毎年修士課程40人、博士課程12 人を募集する。7~11月行われた選考では1次12人募集に99人、2次28人募集に266人が志願し、9.1の倍率となった。他の学科に比べ5倍近い競争率となった。

合格すれば授業料免除、生活補助、卒業後の就職も保証


 ものすごい競争率の秘密はサムスン電子の破格な優遇にある。合格さえすれば授業料全額免除、毎月100万ウォン以上の生活補助費が支給され、卒業すればあの憧れのサムスン電子情報通信総括に入社、携帯電話関連研究開発(R&D)の業務を任されることになる。サムスン電子は大卒新規採用の給料が高いことでも有名で、キャリアのSKテレコムと並び、最も入社したい企業の1、2位を争っている。サムスン電子の携帯電話は「Anycall」というブランドで販売されている。8月には世界で初めて4Gを発表するなど、技術開発力を強化している。韓国国内では、高品質高価格路線が成功し、他の携帯より2倍はする値段にもかかわらずシェア1位をキープしている。中国でもAnycall携帯が富裕層のステータスのようになっていて、コピー携帯もかなり出回っているそうだ。


 これだけの待遇だからやはり入学試験はサムスン入社試験よりも難しかったらしい。書類審査、教授面接、サムスン職務能力試験(SSAT)、サムスン電子面接の 4つの関門を突破しなくてはならないが、特に面接とSSATは新入社員面接と同じレベルで、大学での成績がオールAで、TOEICで満点を取った人も落ちたほどだ。


 携帯電話学科は、Human Interface、Connectivity、Embedded Software、Mobile Platform、Mobile Healthの5つの研究グループで構成される。チェ・ヒョンジン携帯電話学科長は「部品の製造方法ではなく、どのような組み合わせで最高の携帯電話を作れるのかというシステム技術を研究する大学院。研究だけに没頭できるようサムスンも学校も支援を惜しまないつもりなので、その分携帯電話狂いともいえるレベルの高い学生が集まってほしい」と述べた。サムスン電子のシニア研究員や役員も各研究グループ別共同指導教授として参加し、選考から論文選定、審査、進学、就業指導を担当する。カリキュラムの詳細な運営などすべてをサムスン電子と大学側が協議して決めることになる。また学生らは在学中からサムスン電子のプロジェクトを遂行することからも、現場と大学教育の距離を幾分縮められるのではないかと期待されている。


 韓国でも学科名から「携帯電話学科」と名前がついたのはこれが初めて。去年246億ドルの輸出を記録した携帯電話は韓国全輸出の8.6%、IT関連輸出の22%以上を占める主力産業だが、今まで専門の人材を育成する大学はなく、電気・電子、電算、機械、コンピューター専攻など多様な分野から採用してから時間と費用をかけて再教育しなければならなかった。


会社の機密資料も教材に


 サムスン電子と成均館大はサムスンが財団になった96年、半導体システム工学科を新設している。博士クラスの研究員が講義に参加し、即戦力のある人材養成に力を入れ、画期的な産学協同カリキュラムと評価されてきた。会社の機密資料が教材として利用され、3年生からは現場実習もする。卒業後はサムスン電子入社が保証され、授業料、教材費全額と生活費が支援された優遇策は韓国では初めて。その魅力に引かれて、全国から秀才が集まり、合学者一人一人がマスコミに紹介されたほどだった。成均館大は「企業に牛耳られるみっともないサムスン大学」と嫌がらせをうけたこともあったが、今ではサムスンの惜しみのない支援のおかげで全国から成績上位3%以内の優秀な学生が集まる名門大学へ成長できた。


 サムスン電子は成均館大のほか、全国の名門大学14校と情報通信トラック(Track)を組み、授業料全額支援で優秀な人材を優先的に確保している。さらに、工学部を対象に3年生までにサムスン電子が要求する教養科目と、4年生の1年間はコンピューター通信ネットワーク、コンピューター通信システムといった「情報通信トラック科目」の中から2科目以上単位を取った学生を採用で優先する。これは、年間1000人以上の学生が対象となっている。


 一方で、サムスン電子は各大学に教科課程開発費2億ウォン、機材費2億ウォンに、毎年追加で4千万ウォンずつ5年間で2億ウォン、機材交換費1億ウォン、合計5年間7億ウォン(約9000万円)を支援する。大学別成績優秀者20名には1年間1000万ウォンの奨学金を支給し、入社が保証する。サムスン電子情報通信総括は年間2000人を採用しているが、2007年からは情報通信トラックの卒業生から60%ほどを採用する計画だ。これだけの労力をかけることで、サムスン電子としては自社のニーズにぴったりあった人材を大学からオーダーメイドのように供給をうけるわけだ。


 さらに、サムスン電子は人材確保先を広げようとしている。これは次回、ご紹介しよう。

(趙 章恩=ITジャーナリスト)

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プロゲーマーは芸能人より人気? [2006年11月14日]

前回はプロゲーマーの徴兵問題を取り上げた。今回は、韓国におけるプロゲーマーの存在感の大きさを改めてご紹介したい。韓国のプロゲーマーは80年代に人気を集めた日本のファミコン名人とは全く違う存在だと思っていい。NYタイムズは2006年10月7日、オンラインゲームに熱狂する韓国の様子を紹介しながら、「イム・ヨファンのような有名プロゲーマーはニューヨークヤンキースのデリック・ジータのような人気者」、「韓国でStarCraftを知らないのはアメリカでプロフットボールチームのダラスカウボーイを知らないのと同じ」と報道した。(韓国ではデリック・ジータって誰?って反応だけど)

大手企業がプロゲームチームを運営


 9月現在韓国Eスポーツ協会に登録されているプロゲーマーは260人を超えている。大手企業がスポンサーとなっているプロゲームチームは11もある。三星電子は「カーン」、キャリアのSKテレコムは「T1」、KTFは「MagicNs」といったプロゲームチームを運営している。リーグ戦での優勝は企業の売上とイメージに直結する。このうち、プロチーム所属している選手は180人程度で、平均年齢23歳、年俸2億ウォン(約2500万円)は下らない。


 プロゲーマー企業の役員向けミーティングや大学で行われる特別講演の講師としても、その情熱と勝負に対する執念をテーマに話してほしいと引っ張りだこだ。デパートのチャリティーバザーでも芸能人よりプロゲーマーが特別招待されることが多く、小学生の間では医者と弁護士を追い越し、憧れの職業1位にまでなった。彼らは一日10時間以上も練習を重ね、ゲームを徹底的に研究し、パソコン用ゲームの開発にも参加している。


 プロゲーマーの人気を自治体の活気につなげようとするところも少なくない。釜山市は2004年世界大会であるStarCraft決勝戦を誘致し、 10万人の観客動員に成功した。オンラインゲーム都市というイメージも獲得できた。オンラインゲーム対戦専用競技場を設立しようとする自治体も多く、ソウル市は先月、韓国における秋葉原のような場所である竜山(ヨンサン)にオンラインゲーム競技場をオープンし、前回紹介した、プロゲーマー、イム・ヨファン選手の入隊前、最後のファンミーティング会場として公開した。


 プロゲーマー第一世代として歴史に残る人物となったイム選手は「プロゲーマーという夢を与えてくれた選手」として評価されている。「ゲーム狂いの引きこもり」、「オタク」、「社会的落伍者」といった偏見を跳ね返し、プロゲーマーの重要性を韓国のみならずアメリカ、ヨーロッパ、中国、台湾など世界に向けてアピールし、スターになった。彼の影響で所属チームのスポンサーであるSKテレコムは年間200億円(約25億円)の広告・マーケティング効果を達成しているとの分析もある。ファンクラブやキャラクター商品、出版物を入れると規模は更に倍増する。


次なるスター発掘へ


 7年間、韓国初、世界初の記録を更新し続けたイム選手は、「健康な体で軍に行ける私は幸せ者。軍を除隊して30代になってもプロゲーマーとして現役であり続けたい。大学院で勉強を続けプロチームの監督もやってみたいし、国産ゲームの開発にも携わってみたい」、「プロゲーマーほど競争が激しく自己管理が厳しい世界もない。私はゲームのために彼女と付き合うことも、大学生としての生活も諦めるしかなかった。これぞ自分が進むべき道と思った以上すべてをかけないと夢は叶えられない」とファンにメッセージを残した。


 オンラインゲーム業界では早速イム選手に次ぐスター発掘に取り掛かっているが、まだこれといった選手の名前は出て来ない。だが260人もいるプロゲーマーの中から新しいスターが誕生するのは時間の問題かもしれない。


 またStarCraft中心だったオンラインゲームのリーグ戦も韓国産ゲームであるNEXON社の「カートライダー」というレーシングゲームに広がっている。「カートライダー」はかわいいキャラクターのせいか小学生に人気のオンライン対戦ゲームなので、大会では小学校低学年の参加も目立っている。小学生がプロゲーマーなんて日も遠くないみたい。それなら徴兵問題もなく、長く選手としていられるからかえっていいかもしれない。

(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン

-Original column
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20061114/253553/

オンラインゲームではなくeスポーツ!盛り上がるのはスポーツよりゲーム観戦

添付画像G★2008をはじめ、韓のゲム展示に欠かせないイベントはやはりプロゲマの試合観戦である。オンラインゲムの対戦は、「eスポツ」として1年を通してリが行われているほどの盛り上がりようだ。


 


プロゲというと、日本ではどうしても一昔前の「高●名人」を思い出す方が多いようだが、韓のプロゲは全く趣きが違う。



違いの一つとしてまず
げられるのが、年が若いこと。10代後半から~20代前半という若さに、何故かジャニズのアイドルを連想させるようなイケメン揃い。賞金やイベントCM出演等による年俸は、弁護士に負けない億位(日本円で年1500万円ほど)、F1レのような格好いいユニフォムに身を包み、追っかけファンを抱えたまさにアイドル集なのだ。
 


 G★2008最後の日、ゲ達を熱狂させたイベントが行われた。韓で唯一の女性プロ添付画像「ソジス」と一般客が戦争シミュレションネットワクゲム「スタクラフト」で対戦できるという夢のようなイベントがそれ。彼女が行くところならどんなに遠いところでも援にけつけてくれる追っかけファンを始め、子供や女性も彼女のプレイに興味津な目を向けて観戦した。


 


対戦はガラス張りのブで行われ、周はすごいの人!人!人! 彼女を一目見ようと押すな押すなの大行列が出るほど。棋倒しが危ぶまれるまでの人だかりは、にいた客が一に集まったことによるものだ。 



 
ジスは、2002年にプロになり、STX SouLに所。グラビアアイドルのようなかわいい添付画像顔とすらっと伸びた手足で、男性ゲを虜にするプロゲである。何があってもめげずに努力するキャラとして、女性ゲにとっても憧れの存在となっている。女性の部での優勝経験はあるものの、全体のリでの優勝経験はまだなく、2軍生活も余儀なくされていた。しかしその情熱とチャレンジ精神は高く評され、2008年10月に韓女性新聞が選定した「2030女性希望リ20人」の一人にも選ばれたほど。


 


「女だから」という考えに捉われず、新しい分野を切り開いたソジスは、ミニスカトのユニフォムを着せられ、ゲというよりもかわいい女の子としてチヤホヤされることを悲しいと感じているようだ。「女性プロゲではなくプロゲと呼ばれるまでがんばる」のが面の目標だという。


 


ジスはスタクラフト部門では唯一の女性プロゲであるが、その他のゲムには女性だけのプロゲも登場している。プロゲ同士で結婚に至るケスもあるほどだ。 



添付画像 
のオンラインゲ対戦は、10月からリが始まり、5ラウンド行われる。1ラウンド を5~7週にかけて12のゲ総当たりが行われるため、選手の体力管理も重要な鍵となっている。



8月には釜山で決勝が行われる。釜山のグァンアンリ海水浴場には野外特設舞台が設けられ、2万人を超える
客が集まる。韓の高校生の間ではサッカと並ぶ人スポツとして「eスポツ」があげられるほどだ。



2007年からは「大統領杯アマチュアeスポ
ツ大」も開催されており、ここで優勝したゲは、プロゲやゲム業界にスカウトされることが多い。


 


プロリグが開催されているゲムタイトルはであるが、なかでも最も人なのはやはり「スタクラフト」。個性的な特を持つ3つの部族とえ切れないほど豊富なマップの組み合わせにより、予測がつかない術で次に敵を倒していくプロゲ達の熱いいぶりは、見ていてとても持ちよい。手の動きが見えないほど素早くマウスとキドを使って兵力をコントロルするところは、まさに神業としか思えず、一見の値ありといえるだろう。


 


そして、イベントを盛り上げてくれるのが、ゲムの況を中する解者とアナウンサの絶妙なコンビネション。これが、笑いあり驚きありの手に汗を握る観戦を視者にもたらしてくれる



特の言い回しと伝説的な名言をしている解も生まれるほどで、サッカや野球、格技を見るのとあまりわらない感だ。


 


には、24時間、オンラインゲ対戦の中門とするケブルTVチャンネルがあり、地上波放送局でも金曜日の夜はオンラインゲ対戦の名場面を紹介したり、プロゲのインタビュを放映する番組があるほど。オンラインゲムもスポツの一つとして、「eスポツ」という確固たるジャンルを構築しているのだ。


 


 


次回は知れば知るほど面白い韓のプロゲム集とプロゲ態をご紹介します!


By.趙章恩



Original report (@niftyゲム)
http://game.nifty.com/cs/column/detail/090105118805/1.htm