官民連携のAIプロジェクトも進んでいる。感染病の予後予測や製造業の工程・品質管理、軍病院における医療映像判読、犯人検挙サポート、エネルギー効率化、税関違法コピー商品判読、海岸警備、地雷探知といった分野でAIを活用する。人口20万人以上の都市では5G(第5世代移動通信システム)やIoT(Internet of Things)を利用した交通・防犯・防災の統合管理プラットフォームを早期構築する。自動運転テスト地区を増やすほか、システム半導体設計支援センターを新設し、ファブレスメーカーが起業して軌道に乗るまでを支援するワンストップサービスを提供する。韓国政府とサムスン電子(Samsung Electronics)、LG電子(LG Electronics)が18年から力を注ぐ「6G」投資も進める。
.韓国の3大輸出品目は「半導体」「携帯電話」「ディスプレー」である。ラインアップ自体は長年変わらないが、その中身は技術の進化に合わせてシフトしている。半導体はメモリーからSoC(System on Chip)へ、携帯電話はフィーチャーフォンからスマートフォンへ、そしてディスプレーは液晶パネル(LCD)から有機EL(OLED)へと主役が移ろうとしている。