[日本と韓国の交差点] 儒教の教えだけでは解決できない韓国の高齢化社会の課題

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韓国の5月は「家庭の月」と呼ばれる。5日は子供の日、8日はオボイの日(オボイは父母の意味)、第3月曜日は成人の日(9日)、15日は先生の日、21日は夫婦の日と、家族行事が多い。このため、外食やプレゼントで支出が増え、1年のうちで最もお金がかかる月でもある。

 2011年は、公休日であるお釈迦様誕生日が5月10日火曜日であるため(韓国では12月25日のクリスマスと旧暦4月8日のお釈迦様誕生日が公休日である)、金曜と月曜を休めば5日の子供の日から10日まで連休になる。韓国には、お正月とお盆以外は連休がない。振替休日もない。めったにない連休ということで、4日から高速道路は大渋滞。海外旅行に出かける人も増えた。



連休中は山へ、実家へ



 韓国人の好きなレジャーといえば、山登りだ。ソウルは四方が高さ約630~830メートルの山に囲まれているため、首都圏に住む人は電車で10~20分行けば立派な登山体験ができる。連休でなくても、週末になれば山の入り口はいつも人で賑わう。


 山登りの後はマッコリにパジョン(ネギと海産物を入れたチジミ)が定番メニューである。韓国の山好きなおじさんのお腹がみんな山のように出っ張っているのは、山の入り口にずらっと並ぶパジョン屋台のせいかもしれない。


 連休を迎え、実家に遊びに行く人も多い。お年寄りを大事にし、「孝」を重要視する韓国では、5月の色々な記念日の中でもオボイの日に最も気を遣う。オボイの日には両親に赤いカーネーションとプレゼント(ほとんどが現金)を贈る。全国各地の自治体や大手企業は、お年寄りを招いて無料で食事をふるまったり、長寿を祝う祭りを催したりする。



法律と表彰で「孝」を奨励



 韓国には「孝行奨励及び支援に関する法律」まである。「孝とは子供が両親を誠実に扶養し奉仕することである。孝行とは孝を実践すること」と定義している。この法の目的は「美しい伝統文化遺産である孝を国家次元で奨励し、孝行を通じて高齢社会が直面している問題を解決する。加えて、国家発展の原動力を得て世界文化の発展に寄与する」と書かれている。孝を法律で奨励するというのは、「孝」が忘れられていることの裏返しかもしれない。



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By 趙 章恩

2011年5月12


-Original column
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110510/219899/

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[日本と韓国の交差点] 儒教の国・韓国で続くゴールドミスの躍進

韓国の女性はたいへんなんだけど…


前回」から続く


 日本でも知られているように韓国は儒教の国である。儒教を韓国の国教のようにとらえる人も居るが、そうではない。儒教は生活方式や考え方、倫理、仁義禮知信に関する教えで、生活の基盤として社会全般に広がっている。家族を大事にする、友達を大事にする、お年寄りを大事にする、先生を尊敬して影さえも踏まない、年上には礼儀を守る、などが代表例。男性中心で男尊女卑の考えを含んでいる。女性は子供のころは父に従い、結婚したら夫に従い、老いてからは息子に従う、というのが昔からの教えである。


 先祖を大事にする考えから、法事も多い。法事は日本のように3回忌、7回忌ではなく、亡くなった日を陰暦カウントして毎年行う。忘れずにカレンダーに書いておかなければならない。親の世代は誕生日も陰暦で祝うので、カレンダーをもらったらまず法事の日、両親の誕生日、祖父母の誕生日を記録しておく。


 日本人はお葬式をお寺でするらしいが、韓国では法事を家で行う。儒教の教えを守って料理を準備し、しきたり通りに行う。由緒ある家柄ほど法事が多く、毎週のように何代目かの先祖の法事が回ってくる。



金さんはと金さんと同じではない



 韓国人の名字はみんな金さん、李さん、朴さんと同じように見えても、実は金海金氏、慶州金氏、豊壌趙氏、漢陽趙氏、といった具合に本貫(ボングァン)を持っている。本貫は自分の始祖は誰なのかを示すもので、初めて会った人でも本貫が同じであればご先祖さまは同じと考えられている。そのため2005年に民法が改定されるまで、本貫と名字が同じだと、他人なのに結婚できなかった。


 本貫ごとに、長男の長男のまた長男といった何百年も続く長男家系を「宗家(ジョンガ)」と呼ぶ。宗家の人たちはその家の伝統と歴史を守るのが義務というか仕事になる。最近は全国各地の宗家の法事料理がテレビで紹介されたり、本が出版されたりしているほど脚光を浴びている。「どこどこの宗家のお醤油がおいしい」、「どこどこの宗家は秘伝のレシピで作るキムチがすごい」と評判になり商品化されることもある。



長男の嫁は韓国でもたいへん!



 宗家の嫁である宗婦(ジョンブ)は、家を守って次の代にバトンタッチする重い責任を果たさなければならない。このため、結婚する男性が宗家だったりすると新婦の家が猛反対することも珍しくない。


 宗婦には、「男の子を生まなければならない」という暗黙の圧力も続いている。宗家を途絶えさせてはならないからだ。男の子が生まれるまで子供を生み続けるため、1男7女、1男8女なんていう家も珍しくない。70年代には「息子と娘を区別せず、2人だけ生んで育てよう」、80年代には「よく育った1人娘。息子10人もうらやましくない」という政府の標語まであったほどだ。


 90年代になっても、こうした風潮は続いている。成功できるよう家族全員が一人息子に尽くす家庭で、親にも差別され苦労ばかりする娘たちが、めげることなく自分の道を探す、というテレビドラマが放映された。「まるで私の話しだわ~」と年配の主婦に支持され高視聴率を獲得した。


 少子化によって、韓国の家族はますます男児を望むようになった。産み分けに取り組む夫婦も珍しくない。このため韓国では、胎児の性別を両親に教えることが禁止されている。男児を望む傾向はさらにエスカレートし、「遠征出産」が問題になったこともある。男の子を身ごもったら、韓国男性の義務である徴兵を逃れるため、アメリカで産みアメリカ国籍を取得させてあげよう、という取り組みだ。




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By 趙 章恩

2010年9月15日


-Original column
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20100914/216222/

[東京留学生活] 儒教と韓国、誤解してません?

この前、旦那とメッセンジャーで会話していた時、



「もうアイロンかけもばっちりできるようになったよ~」


「今日はかぶでキムチを漬けてみたんだ。けっこうおいしいよ~」


「パンがとても値上がりしたので自分で作ることにしたよ~今オーブンで焼いてま~す」


とか、旦那の方がどんどん主婦らしくなっていることに気付いた。ごめんよ~



私が年末帰ったときも、2週間ずっと、「何食べたい??」って聞いてくれて、スパゲティとかキムチチゲとか、朝昼晩料理作ってくれたし、家事も全部旦那がしてたし・・・私は「食+寝」ばかりだったわ・・・


でも、結婚した当時からそうだったもんね。私に掃除しろとか料理作れとか、そういうことに関しては何も言わなかったね。新聞読めとか本読めとか勉強しろとか大学院に行けとか、そういうことは嫌になるほど言われたけどさ。



で、こういう話を日本の女性としていた時のこと、


「韓国人は夫は神様なんでしょう?」といわれ思わず「はあ???何それ??子供は神様の間違いじゃないの?」と耳を疑ってしまった。


この頃少子化だから、子供が神様なんだよね~韓国も小皇帝だよ~しつけもなってないしさ~子供のためならなんだってするしさ~、移民したい理由のトップが子供の教育のためだもんね。え?子供じゃなくて?夫が神様?


夫をとても愛していて神様のように扱う、ということ?



夫のいいなりになるとか、男尊女卑なんて、今の韓国ではあり得ないよ~


愛しているから神様のように持ち上げたい、良くして上げたいという気持ちはあるけど、男尊女卑だからという考えは牛に笑われるよ。



こういうと必ず、韓国は儒教の国でしょう?と聞かれる。


儒教は法律ではないよ。宗教でもない。


生活習慣?生活の根本に流れている思想というか価値観というか風習というか、そんなものだよ。
価値観や風習というのは時代と共に少しずつ変わるもの。



女は男の後ろを歩くとかさ~、妊娠したら会社辞めるとかさ~、法事してくれる跡取りがいないとだめだから男の子を産めだとかさ~、50年ぐらい前の話じゃない?



今時そんな話したって、女の子達に通用すると思う?娘を持つお父さん達が悲しむよ。


確かに、まだ男性の方が多い。会社の役員、政治家、大学教授などなど。


でも日本よりは韓国の方が女性は活発に活躍しているし強い。


そんな強い女性たちが、夫に振り回されると思う?奥様は神様じゃないかな。



でも、恥ずかしいことに、胸を張って韓国はそんなことないよ~といえない事件があった。


貧しい農村には誰もお嫁に来ないので、ベトナムや中国で集団見合いをして、花嫁を連れてくる。


一部の悪い人たちが、外国人のお嫁さんを「金で買ったから俺のもの」として、暴力を振るったり過酷な労働をさせ、お嫁さんが言葉も通じない異国で自殺をするという事件があった。



本当に恥ずかしい。そんなやつ死刑にしてほしい。先に精神鑑定でもして、正常な人だけそういうお見合いに参加できるようするとか、資格を強化するとかさ、なんとかならないんだろうか。



夫は神様と考えている人たちは、自分より弱い存在をいじめて快楽を覚えるおかしい人たちなんじゃないの?



ということを書いているうちに、テレビにパッチギ観てファンになった沢尻エリカの結婚の映像が~


キレイだね~~~伝統的でおしゃれよね~見惚れてしまったわ~


– BY  趙章恩

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http://www.kddi-ri.jp/blog/cho/?p=123