韓国インターネット事情 情報通信部が制度改革に着手(2007年1月22日 掲載)

公正競と利用者を保護を促進




 


【ソウル】情報通信部は2006年末、インタネットサビス社と消費者体の代表などが加する懇談を開き、超高速インタネット市場の公正競と利用者保護化のため制度改善案をまとめた。



 情報通信部の改善案は、高費用マ
ケティング略で新規加入者を募集し、量的成長を追求する現在の競方式では通信社にも利用者にもメリットがないと判。通信網品質の改善および利用者値の向上などサビス品質を高めるのを狙いに、(1)加入契約書交付の制度化(2)利用者利益化のため利用約款の改善(3)市場管理などの制度改善方案をまとめ、07年1月から施することにした。


 


 超高速インタネット社は、代理店由によるテレマケティングで利用者を誘致した場合でも加入契約書を必ず交付しなくてはならなくなった。


 


 「口頭契約した記念品や景品がもらえなかった」「加入したインタネットサビスの商品名や速度が分からない」「勝手に3年契約になり他の社のサビスに加入しようとしたら違約金を要求された」「問い合わせ先が分からない」「第3者に個人情報を漏らしテレマケティングに使われた」など、利用者の不があがっていた。こうした問題を解決するため、今まで省略されていた加入契約書を必ず交付するよう制度化することにした。


 


 情報通信部は超高速インタネットサビスにする約款上の品質基準の遵守および利用者足度の調査を定期的に施し、その結果を公表する。持的に利用者のサビス選基準情報を提供し、サビス品質の競へと市場を誘導して行く計だ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


BCN This Week 2007年1月22日 vol.1171 載]  Link 


 


 

韓国ネット業界に緊張感 GoogleがDAUMと契約し攻勢へ(2007年1月15日 掲載)

 


【ソウル】韓大手ポタルで訪問者ではNaverにいて2位のDAUMコミュニケションがGoogleと契約、韓インタネット業界には緊張感が漂いはじめている。Googleは索サイトとしてのシェアは4%ほどしかなく、人のないサイトに落していたが、韓法人は今後、社員やし積極的に攻めにじる方針を示した。一部では、GoogleによるDAUM買収説まで浮上している。



 DAUMはCPC(Cost Per Click)の
告の大のためGoogleと略的に提携、1月から適用すると表した。今回の提携でDAUMはGoogleの告システム「アドセンス(AdSense)」を導入することになる。アドセンスは、載順位選定方式で告費、際のクリック率など多な要素を組み合わせ、索語との連性と情報の質が高い順に表示させることができる。


 


 社は共同で索を基盤としたマケティング活動をすすめ、今後の索ビジネスの展望と方向性にするカンファレンスを開催、告市場攻略のための緊密な協力係を構築する計社の提携は告に限らず、韓タルサイトの運全般に影響をえるとの見方が有力だ。GoogleはDAUMにタゲットを絞った告主を募集するなど意欲的だ。


 


 またGoogleは、Empasとも再契約に成功した。DAUMとEmpasを味方につけることで韓国内R&Dセンタを設立、地位を固める略をとっている。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)



BCN This Week 2007年1月15日 vol.1170 載] Link 


 


 


 

韓国の携帯電話はスリム化競争も激化 [2006年12月19日]

サムスン電子はマジックシルバーのほかにも、自慢の薄さ6.9mmで200万画素カメラ付き携帯ウルトラエディッション6.9(SPH-V9900)、1000万画素携帯(SCH-B600)、8GBハードディスク携帯(SCH-B570)を発表。世界をあっと驚かせる新技術の携帯を続々登場させる。サムスンとLG電子は「年間発売する新機種の数を減らし、その分じっくり開発したプレミアム携帯を披露したい」と話している。

 ウルトラエディッション6.9は海外で先に発売されたモデルで月100万台販売というすごい勢いで売れている。6.9のほかにマジックシルバー同様マグネシューム素材の9.9(SCH-V900)、300万画素カメラ付き、地上波DMBに対応した12.9(SCH-B630)も世界市場に続いてこの秋から韓国で発売された。12.9は地上波DMB番組時間アラーム、録画、キャプチャーなどモバイル放送を最大限楽しめる機能がついている。サムスンは薄さ5.0 mmまで既に開発したと発表しているので、紙切れのような携帯が出るかも、と期待してしまう。








サムスン電子のウルトラエディッション6.9



 ナンバーポータビリティーの影響から特定のキャリアでしか加入できない携帯も増えている。特に韓国のNTTドコモともいわれる最大手SKテレコムは「Tスタイル」というシリーズでSKテレコム加入者だけが購入できるデザイン携帯を発売している。モトローラの衛星DMB携帯モトビュー(MS800)とウルトラエディッション9.9(SCH-V900)の2種類が対象となり、ほかのキャリアからは販売されない。ウルトラエディッション6.9はKTF専用で(品番SCHはSKT、SPHはKTF)、SKテレコムからは衛星DMBが追加され8.4mmになったSCH-B510が発売された。


2007年は3.5G携帯が続々と登場する


 2007年の韓国携帯電話市場は依然とスリム競争が続き、3.5GのHSDPAやWCDMA、モバイルWiMAXであるWibro搭載で高速インターネットが使える端末が続々発売されそうだ。特にWCDMA専用携帯は20種類ほど発売される予定なので、今のWCDMA/CDMAデュアル方式に比べぐっと端末の値段が安くなりそう。


 HSDPA携帯は既にサムスンから世界初の2006年5月に発売されているが、加入者は11万人程度に過ぎない。値段の高さもあるが、携帯電話から高速インターネットを使わなくても街中にただで使えるパソコンが転がっていることも影響している。韓国では全国郵便局、市役所、区役所、地下鉄駅構内、ファーストフード店などに無料でネットが使えるパソコンがあり、誰でも自由に使える。そのため、携帯電話から高い料金を出してまでネットを使いたいと思う需要がまだ少ない。しかし、HSDPAの全国カバレッジが完了すれば、利用形態も変わるかもしれない。


 HSDPAはデジカメにも搭載されるらしく、来年からはデジカメで撮った高画質写真や動画をSNSや電子額縁に直送信、なんてこともできそう。電子額縁はSKテレコムやKTが提供しているサービスで、写真を電子額縁のアドレスに転送すると、部屋の中にある額縁に写真が登場するというものである。


 というわけで、来年の携帯電話はスリム、デザイン、DMBに速度の競争も加わることになりそうだ。値段の安さを競争してくれるといいんだけどな~


※写真の出典はサムスン電子のホームページ


(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン

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http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20061211/256605/

この冬、韓国携帯電話は愛称と素材で勝負 [2006年12月12日]

「チョコレートはいかがですか?」「それよりは光り物でシャインがいいかな」…

 これはデパ地下ではなく、韓国携帯ショップでの会話。日本だと「903i出ました!」とかW43、W44など品番で紹介するのが当たり前だが、韓国の携帯は愛称で呼ばれるのが人気の証といわれている。


 去年までは広告モデルの名前をとって「ジョンジヒョンフォン」、「クォンサンウフォン」などとユーザーの間で自然に覚えやすい愛称がつけられたが、今年の春モトローラの「レイザーフォン」が大当たりしてからは、メーカー側が発売段階から「チョコレート」「マジックシルバー」「ウルトラエディッション」「シャイン」など端末の特徴をとった愛称を打ち出している。もちろんそれぞれ品番もあり、サムスン電子のマジックシルバーはSCH-B500、LG電子のチョコレートはKV-5900だが、誰も「KV-5900ください」とは言わない。


 業界では「愛称がある携帯ほどよく売れる」という説があり、何とか記憶に残る名前をつけなくてはと悩んでいる。それもそのはず。日本と違い韓国は年俸制が定着し、ボーナスという存在は記憶の彼方へ消えてしまったため、時期に関係なく年中新規端末が発売される。代理店で埃をかぶったまま消えていく端末も少なくない。


LGの携帯は「チョコレート」でブレイク


 愛称マーケティングで最も成功したのはLG電子の「チョコレートフォン」。板チョコのように薄くてかわいい、プレゼントしたい携帯と女性社員らが話しているのを偶然聞いた担当者がこのような名前をつけたそうだ。チョコといってもこげ茶色ではなく、ブラック、ショッキングピンク、ホワイト、ワインなど豊富なカラーバリエーション、アメリカ市場向けにグリーンやチェリーなどのカラーも発売している。キーパットの文字が赤なのがおしゃれ。チョコレートフォンは世界70ヶ国で販売されていて、海外でもマスコミが大絶賛、今年600万台販売を達成した。サムスン電子に押され気味だったLGの携帯は黒字転換、一気に世界の高級ブランドとして認知されるようになった。








LG電子のチョコレートフォン「KV-5900」



 1000台限定発売されたチョコレートフォン2限定版は14金で縁取られ、LCDの下にも14金のストライプがある豪華なモデルで話題になった。LGは後続モデルとして「シャイン」を発売し、サムスン電子のマジックシルバー、モトローラのクレイザーに対抗している。







LG電子のチョコレートフォンII「LG-SV600」



鏡のようなメタル素材がブームに


 韓国で最も携帯が売れる卒業・入学シーズンをターゲットにしたこの冬の新機種は「輝く、鏡のようなメタル素材」がポイントとなっている。「シャイン」も「マジックシルバー」もまさに名前からしてぎらぎら光っている。







サムスン電子のマジックシルバー「SCH-B500」








LG電子のシャイン「LG-LV4200」


 サムスン電子はマグネシュームにニッケル、クロムなどのメタルメッキ素材、200万画素カメラ、衛星DMB(衛星モバイル放送)対応で値段は約70万ウォン(約9万円)、LG電子は韓国で初めてステインレススティール素材を採用し、後面はどうみてもデジカメにしか見えない。200万画素カメラ、1GB音楽保存メモリー付きで値段は約60万ウォン(約7万6千円)とプレミアム路線だ。どっちもスリム&スライドで1日平均1200~1500台は売れている。


 「スリムでスライド式だとプラスチックでは弱すぎて折れそうで不安」というユーザーの意見から、いずれも丈夫なメタルを導入されることになった。サムスンとLGは「うちの素材の方が丈夫で優秀」と争う。サムスンが「マグネシュームの方がスティールより軽くノートパソコンにも使われる高級素材」といえば、LGは「スティールの方が加工性に優れている。マグネシュームメッキは時間が経つと剥がれる」と反撃。それを受けてサムスンは「マグネシュームこそ超薄型携帯を可能にした革新的要素。自動車業界でも高級素材としてマグネシュームが脚光を浴びている」と止めを刺す。


 モトローラも世界で7000万台売れ、韓国でもピンクの携帯がバカ売れした「レイザー」の後続として「クレイザー」を発売した。光沢のあるガラス素材で、レイザーより小さくメタルっぽさを強調している。TV広告ではクレイザーを持ち歩きながら音楽を聴く主人公の行く先々、携帯に光が反射して通行人がまぶしくて転んだり目をそむけたり、えらい迷惑な携帯にしか見えないが、とにかく光ってるよ~というコンセプトを強調している。


 パンテックもSKYのブランドのメタル素材の新機種を発売する。薄型折りたたみで地上波DMB(ワンセグ)を搭載した。韓国で始めてスライド式携帯を発売しメガヒットとなったSKYはキャリアSKテレコムの子会社SKテレテックのブランドだったが、パンテックに買収された。海外輸出に力を入れてきたパンテックはメタルで内需市場の巻き返しを狙う。


 そのほか、韓国の携帯電話では、薄さの競争も激化している。これについては次回、ご紹介しよう。


※写真の出典は各社ホームページ


(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン

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http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20061211/256604/

韓国ベンチャーのPMP(2007年1月29日 掲載)

2007CESで最高革新賞受賞


 


  


【ソウル】アメリカに本社を置く韓ベンチャ、ニュメディアライフ社が開した無線インタネット対応PMP(portable multimedia player)が米ラスベガスで開催された世界最大のデジタル機器合展示2007CES」で最高革新賞を受賞した。昨年のCESでは「TAVI 020」が革新賞だったので、それに2度目の受賞だ。



 「TAVI020」の後
機種「TAVI030」は、製品企段階から機能はもちろん、デザインとユインタフェスに重点をおいて開された。デザインは日本からスカウトしたデザイナが担した。3.5インチタッチスクリLCD、20GB HDD、ハイビジョン質で再生するポタブル端末で、eBOOKとラジオ、音声録音、電子書、カナビ、地上波DMBなどマルチメディア機能を持っている。また、どんなファイル形式でも再生可能だ。動再生は最大7時間、音だけだと最大10時間まで再生できる。


 


 「TAVI020」との大きな違いは、無線LANでパソコンやネットにアクセスし動をダウンロドできる点だ。クレドルを利用してリアルタイムで動を受信しながらPC、その他AV器機とつなげることができるため、ポタブルIPTVとも呼ばれている。


 


 ニュメディアライフは、CESでブスを訪問したディズニからその場で2月の最高経営議に招待され、幼IPTV市場進出案を協議する予定だ。同社の代表、デビッドジョン氏は「TAVIは最初からiPodを狙って開したもの。無線でネットにアクセスしてリアルタイム動TVが見られる携ムシアタだ」と、自信をみせている。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


BCN This Week 2007年1月29日 vol.1172 載]  Link 


 


 


韓国 KT 新硬貨発行で公衆電話も更新(2007年1月22日 掲載)

2010年まで1万台ずつ


 


 


 


【ソウル12月18日新しい10ウォン玉の行をきっかけに新しい公衆電話が普及することになった。新規行された10ウォン玉は18mmと現在のものより4.86mm小さく、重さも4.06gから1.2gとくなった。新10ウォン玉の行で硬貨の製造費用も年間40億ウォン(約5億円)を節減できる。



 KTは新しいコインが使えない公衆電話を
年から2010年まで1年間に1万台ずつ、や公共機など利用客が多い地域から順次設置する予定であると表した。新型公衆電話は音通話だけでなく、携電話にSMSも送信できるようになる。また、テレホンカドの代わりにプリペイドの交通カドも利用できるようになっている。


 


 存公衆電話のコイン投入口をえる程度ではなく、全く新しい公衆電話の普及に踏み切ったのは、部品開だけで40億ウォン以上の予算が必要で、慢性赤字の公衆電話事業がさらに化する可能性が予想されるからだ。


 


 KTは新型公衆電話の普及に伴い公衆電話ブスも地方自治体や門家の意見を反映して、環境にマッチするデザインを開普及する一方、ますます化している公衆電話事業を正常化するために利用量にじて電話機を再配置していく計だ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


  


 BCN This Week 2007年1月22日 vol.1171 載] Link


 


 


 

韓国大手企業の2006年成績表・サムスンとLGの極端な差はどうして? [2006年12月26日]

12月が年度末の韓国ではちょうど今頃、企業の推定実績発表と人事異動がマスコミを賑わす。朝鮮日報の報道によると、韓国企業ランキング100位までの大手企業の2006年度実績は、売上高が前年比7.07%増加した547兆576億ウォン(注)だが、営業利益と純利益はそれぞれ1.45%減、5.94%減の48兆3757億ウォンと43兆6523億ウォンだった。

 円安の影響から、海外市場でノートパソコンやHDTVなどの家電や自動車は、日本製の方が韓国製より安いという現象が発生した。韓国製品は価格競争力が落ち、輸出への依存度が高い企業は売れるけど儲からないという問題を抱えている。


韓国でも貧富の差は開く


 韓国を代表する自動車メーカーといえば現代自動車だが、不正資金工作・横領問題で会長が逮捕されたことに加えて、組合のリストラ、円・ドル安ウォン高と内外から締め付けられ純利益は32%も減りそうだ。日本市場には、ヨン様をモデルに起用し、韓国の国民車として愛される「ソナタ」を投入したが販売は苦戦し、ネットでは「日本の主婦向けにセダンを売り込むのは日韓の差を認識せずヨン様だけに頼った戦略の間違い」と指摘されてもいた。


 一方で、輸入車を扱う現代自動車の子会社はウォン高から外車の値下げ効果があり、売上高、純利益とも40%ほど成長した。景気が悪いといっても韓国国内での貧富の差は広がっている。実際には余裕資金の多い個人は増えていて高級外車と輸入食材、輸入赤ちゃん用品は飛ぶように売れている。今年のファッションはあまり寒くもないのに毛皮がトレンドだそうで、通勤の満員電車に毛皮で乗り込むOLが増えていて、私としてはくしゃみが止まらなくなるから困るくらいだ。


 大手企業の動向の中でも特に注目されているのは韓国の2大財閥系企業、サムスンとLG。2社の2006年の実績は極端な差が出た。時価総額韓国国内1位のサムスンはまずまずの実績を達成したのに比べ、LGは悪夢の1年というほど実績が落ち、グループ内の中核会社であるLG電子のCEO交代まで断行したほどだ。


 LGは今年グループ全社が大幅の純利益減少となった。主力事業の家電は純利益が54.5%減少した。LG電子製の携帯電話の人気が落ち、前々回紹介した「チョコレート」携帯が唯一の救いとなった。2005年純利益5170億ウォンでお祭り騒ぎだったLGフィリップスはLCDの価格急落で8000億ウォンの赤字、通信キャリアのLGテレコムも純利益11.74%減少、化粧品や洗剤などのLG生活健康は12%減少、LG化学は24.03%減少、持ち株会社のLGも26.49%減少した。


 LGは責任を追及するかたちで大規模な人事異動を断行し、グループ内の代表理事(日本でいうところの代表取締役)8人が新しく入れ替わった。今まで「和」を重視した人事から一変して、徹底した成果主義と未来志向的、グローバル経営強化の3つの原則に沿って行ったと発表した。LG電子の代表理事にはナム・ヨン前LGテレコムの社長が抜擢された。30年間LGに勤めた戦略通と呼ばれる人物で、攻撃的マーケティングでLGテレコムの加入者を増やし雨後の竹の子ように成長させたのが高く評価された。オーナーである会長の秘書室長でもあった人物だ。


 サムスンは営業利益は減ったものの純利益は4.44%増えた8兆ウォンと予想されている。サムスン物産や子会社の純利益も100%以上の成長が見込まれていることから「やっぱりサムスンは危機に強い、賢い企業」と評価されている。毎年年末になるとサムスン電子やキャリアのSKテレコム、LGテレコムは基本給の700~1000%がインセンティブで支給されると報道され、サラリーマン達を憂鬱にさせていたが、今年はどこも大規模なインセンティブは支給されない様子。でもサムスンは会社別の実績に応じて基本給の150%以内で支給し、1月には事業部別の目標を超過した利益を年俸として支給する制度があるため、事業部によっては年俸の50%近い金額をボーナスでもらえる人もいるということだ。


サムスンとLG、社風はこう違う


 筆者の知人でLGからサムスンに転職した人によると、「LGはのほほんとして目立たず、物静かで、会社の外のことはあまり関心がない人が多かった。よくみんなで飲みに行ったけど安いお店で割り勘がいつものパターン。サムスンは野心家でエリート意識も強く、自信満々の人が多い。正直言ってついていくのが大変。業務方式もルールがありすぎて怖いくらい。頭の回転が速く、株や不動産で大儲けする社員もいるし、元々お金持ちのお坊ちゃまやお嬢様が多いせいか、みんなブランド物を身につけてるし、給料は飲み代だからと気前よく奢ってくれたり、LGとは全然違う雰囲気」だそうだ。LGの人事異動は実績の改善と社内の雰囲気を盛り上げるリーダーが必要とされる時期だから、と説明されているが、サムスンとの雰囲気の差が実績の差にも影響を与えているのかもしれない。


 なお、IT業界では景気のいい話もある。ポータルのNAVERが検索広告の売上急増で純利益が91億ウォンから1491億ウォンに増えた。NAVERは、韓国内では天下のgoogleでさえ足元にも及ばないほどのパワーで韓国検索市場シェア70%を占めている。記者会見では、2007年は、もう一度日本に進出するほか、中近東やヨーロッパにも検索ポータルで進出し、世界のNAVERを目指すという話も出た。当面はこのまま順調に成長していけるだろう。


 日本のNTTと同様の電話通信事業者のKTは純利益が13.3%増え、1兆1300億ウォンに達しそうだ。モバイルWIMAXであるWibro対応携帯電話の発売計画も発表され、携帯電話へSMS(ショート・メッセージ・サービス)を送信できる新しい公衆電話事業も始まることから2007年も実績好調が続くとみられる。


 大事な日は旧暦で数える韓国なので(年配の方は誕生日も旧暦を使うので毎年日付が変わりカレンダーにちゃんと表示しておかないと大変だ)、本当の正月は2月19日。そのため、休日は元日だけ。むしろ、同じく休日であるクリスマスの方が盛り上がっている。ちなみに、宗教には敏感なので韓国ではお釈迦様の誕生日(4月8日)も休日だ。


 日本のみなさん、一足先に「セヘボッマニバドゥセヨ!」来年は嬉しいニュースばかり続くといいですね。筆者の私は年末最後の厄払いで災難続きですが、みなさんはお元気で!これからも韓国に注目してください。来年もお楽しみに~。


注:100ウォン=約13円


(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン

-Original column
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20061226/257737/

韓国のITベンダー業界 Windows Vista発売で業界踊る(2007年2月12日 掲載)

LCDモニタ格競が激化


ベンダ各社は大面化に走る


 


 


【ソウルWindows Vistaの発売が影響を及ぼし、三星電子、LG電子など主なメの大型LCDモニタ格が下落している。マイクロソフトが「Vistaは22インチ以上のLCDモニタに最適化されている」と表したことから、メはワイドモニタ市場が成長するだろうと見み、大型モニタ製造にシフトする企業もえている。2006年のモニタ市場は20インチ以上のシェアは11%ほどだったが07年は25%に大すると予想され、すでに50種類ほどのモニタ製品のうち29種類の製品が20インチ以上となっている。


 


 一連のVista発売に伴うモニタ大型化競の影響からか、存の20インチ以上モデルの格が前年比で半額近くまで下落している。22インチ、24インチの大型モニタも同じように大幅の値下げが行われた。20インチは20万ウォン(約2万4000円)台、22インチは40万ウォン(約5万円)台にまで落ちた。一部中小メVista認定を急ぐ一方、20インチモニタ19インチモニタよりも安く販しているほどだ。


 


 三星電子は202224インチ大型LCDモニタの新モデルを12月と1月、立てけに発売し、性能はもちろんデザインも優秀なプレミアム製品であることを調し、Vista環境では三星電子製モニタが最も適しているとアピルしている。


 


 LG電子も19202224インチLCDモニタの新モデルを一発売し、3000:1明暗比、答速度2msと高性能をアピルしている。タッチスクリンや回できるモニタも注目されている。


 


 オンラインゲムやVOD鑑賞に利用することが多いPCモニタの買い替えは早速始まっていて、ユ19インチから22インチへのシフトを急いでいる。ソウルの秋葉原といわれる山(ヨンサン)では一度に50-60台にも及ぶ22インチLCDモニタ大量注文が日全からき、家電販店のほとんどが月1000台以上販するほど活に溢れている。


 


 モニタに限らずLCDTVの大面競もすごいことになってきた。82インチフルHD LCDTVも登場する。LCDTVパネルの生産量が20%ほどえていることから今年はさらに格競が激しくなる見みだ。40インチTVは前年比40%、32インチは30%ほど安くなっている。50インチの値段も下がり始めている。一方で、市場で人の高い40インチが42インチより値段が高くなる現象も起きている。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


BCN This Week 2007年2月12日 vol.1174 載] Link 


 


 

韓国版ワンセグ 全国放送と交通情報で収益改善狙う(2007年1月29日 掲載)

 


【ソウル】首都限定の放送のため入が伸びみ、苦中の地上波DMB(ワンセグ)にテコ入れ策が講じられた。全放送に踏み切り、中間告(韓では番組の前後にだけ告が可能で、番組の間に入る告は禁じられている)の許容、有料デタ放送として交通情報(TPEG)がスタト、いよいよ本格的に活性化する動きをみせている。端末や受信機さえ購入すれば無料で視できる地上波DMBは、これといった益モデルがないのがみだった。



 情報通信部は地上波DMB13社を
象にを開き、60日ほどかかる放送局許可申請を30日以に短縮し、投資費節減のため送信所と主調整室の共同使用も許可すると表した。これにより、地方に共同で放送局を設立できるようになった。


 


 5-6月に予定されている全放送が始まれば、放送格差解消はもちろん、告受注、デタ放送、交通情報などの有料付加サビスで益が生し、地上波DMB事業者も安定的な放送サビスを提供できるようになる。


 


 2006年末現在、地上波DMB端末は282万6000台、衛星DMB端末は101万8000台に達した。07年には地上波衛星を合わせて1000万人以上がDMBを視する見みだ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


BCN This Week 2007年1月29日 vol.1172 載] Link 


 


 

アイデア勝負のKT固定電話事業、これからどうなる [2007年1月16日]

日本でも韓国でも、どこにでもありそうでいざとなれば見当たらないもの、それは公衆電話ではないだろうか。韓国でも携帯電話の普及から公衆電話を再編が問題になっている。12月18日新しい10ウォン玉の発行をきっかけに、ついに公衆電話が全面的に見直されることになった。今年から全く新しい公衆電話が登場する。

苦境の公衆電話事業、損失補填額は2年で倍以上に


 KT(旧韓国通信)の公衆電話の売上は2001年の3606億ウォンから2006年は854億ウォンにまで落ち、今年は550億ウォンにまで下がる見通しだ。2001年238億ウォンだった損失補填金は2006年507億ウォンと2倍を超える規模に膨れ上がっている。


 新規発行された10ウォン玉は18mmと現在の10ウォンより4.86mm小さく、重さも4.06gから1.2gととても軽くなった。赤みのあるアルミニュームなのでゲームコインのようでまだなじめない。


 10ウォン玉は物価の上昇とクレジットカード使用の普及から、一般的な生活ではほぼ使われなくなり、公衆電話ぐらいでしか必要とされない。公衆電話の市内通話は3分70ウォンなので10ウォン玉か50ウォン玉が必要だが、10ウォン玉の流通が少ないのでみんな100ウォン玉を使い30ウォンは次の人に譲る。


 日本では公衆電話で100円玉を入れるとおつりは出ない。韓国もおつりは返してもらえないが、残高30ウォンが表示され、受話器を切らず電話の上に置いておくと、次の人は40ウォン追加するだけで電話が使えるという人情ある機能がついている。おつり30ウォンと表示された公衆電話に70ウォンを入れると100ウォン玉が戻ってくるという裏技もある。


 でもKTによると公衆電話ですら10ウォン玉を使う人の割合は2.2%にすぎないので、今すぐ新しい10ウォン玉に対応した公衆電話に変える必要はないという。その代わりKTはコイン認識部分を取り替える程度ではなく、公衆電話そのものを取り替える方針を発表した。


プリペイド式交通カードも使える公衆電話投入へ


 KTの新しい公衆電話は今年から2010年まで1年に1万台ずつ駅、公共機関など利用客が多い地域から順次に設置される予定だ。新型公衆電話は音声通話だけでなく、携帯電話にSMSも送信できるようになる。またテレホンカードの代わりにプリペイド式の交通カードも利用できる。交通カードは地下鉄・バス・タクシーなど乗り物や自動販売機、コンビ二、書店、インターネットショッピングなどで使え、首都圏共通なのでとても便利なカードだ。


 だが問題は、韓国公衆電話の76%を占めるレストランや住宅街にある個人が設置運営する自給制公衆電話(日本のピンク電話)だ。韓国の公衆電話約27万台のうちコイン専用が18万5千台あまり、この内KTが直接運営する電話機は4万千台あまりにすぎない。コイン式の電話14万台、76%もの公衆電話が今回の計画と全く縁がないということ。


 KTは自給制電話については業者がKTの回線をレンタルしているだけで電話機は業者の財産なので関係がないため、コイン認識部品を変える事もSMSや交通カードが使える新しい電話機にする計画も一切ないと発表した。100ウォンで通話し、おつり30ウォンをあきらめるか、設置者に旧10ウォン玉に変えてもらうしかない。


 韓国の公衆電話は「コレクトコール」用に使われることが多い。緑の緊急電話ボタンを押すと信号音が聞こえる。その状態で「1541」+電話番号で市内・外、携帯電話へコレクトコールがかけられる。このサービスの主なユーザーは携帯電話を持たない小学生と徴兵制で軍に入った兵士達。徴兵制で軍の中にいる間は携帯電話は使えないので、コレクトコールで家族や彼女に電話をかける。コレクトコールで、携帯電話にかけたときは90秒250ウォンと通常の2倍近い料金になってしまい、軍にいながら毎晩電話をかける彼氏のせいで破産しそうだと嘆く女子大生もいたりする。


 KTは新型公衆電話の普及に伴い公衆電話ブースも地方自治体及び専門家の意見を反映して、環境親和的なデザインを開発・普及する一方、悪化している公衆電話事業を正常化するために利用量に応じて電話機を再配置して行く予定だ。ただしKTは、公衆電話は全国民が緊急時に利用できる普遍的サービスであるという点を考慮し、数を急激に減らすことはなく適正水準を維持するとしている。


 ネットでは「公衆電話を利用する人が減っているのは確かだけど、3分70ウォンを2分50ウォン、4分100ウォンにすれば10ウォン問題はなくなるはず。KTは利益だけを考えず国民の利便性も考えろ」と熱い議論が繰り広げられている。


前門の携帯電話、後門のIP電話


 KTはPCのメッセンジャーと固定電話をつなげた「U2」、170万台が売れ1300億ウォンのヒットを記録した携帯電話のようなデザインと機能を持つ固定電話「Ann」、固定電話用のメロディコールや着うた、公衆電話から利用できる市内・外・携帯電話へのコレクトコールで、固定電話事業の収益をぎりぎりに保っているが、商用サービスが始まったインターネット電話と料金が安くなっている携帯電話の動向次第ではその収益の確保も厳しくなるかもしれない。薄氷を履(ふ)むような状況を、あの手この手のアイデアで乗り切っているのが現状だ。


注:100ウォンは約13円


(趙 章恩=ITジャーナリスト)

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