韓国のIT輸出事情 黒字だが円安の影響深刻(2007年2月19日 掲載)

1月の輸出は98.4億ドルに


 




【ソウル】情報通信部の表によると円安ウォン高、季節的な要因にもかかわらず、1月の韓IT輸出は前年同月比11.6%加し98.4億ドルを記した。IT輸出加率が2ケタ成長したのは4か月ぶりのこと。特にIT支は47.8億ドル字で、全産業の2.1億ドルを大幅に上回っている。


 


 IT輸出を品目別でみるとWindows Vista発売の影響から半導体とパネルがけん引した。半導体のなかではメモリが好調で、全体では31.4%アップの36.2億ドルとなった。パネルは大型LCDTV用とモニタ用を中心に16.8%13.7億ドルとなった。


 


 特に携電話と連部品は2.1%22.1億ドルと4か月ぶりにマイナス成長から立ち直り、前月比では27%も加しているため、今後の輸出回復にする期待も高まっている。


 


 輸出地域別には、景好調の影響から15.1%36.6億ドル、33.2%36.6億ドルを記した。州連合と日輸出は小幅のマイナスで、それぞれ4.0%減の15.2億ドルと7.8%減の7.0億ドルとなった。


 


 韓2007年IT輸出は、ウォン高のうえに主な輸出製品の格下落から、あまり期待できないともいわれているが、情報通信部は「Vista果から半導体と大型モニタ3G携電話、デジタルTVとパネルの輸出大でマイナスにはならない」と展望している。


 


 だが問題がないわけではない。貿易字が1年ぶりに最低値となったことと、ウォン高の影響から格競力をなくした携電話と家電の輸出はそれぞれ7.8%、9.5%減少していることだ。また米、日といった巨大市場への輸出がどんどん減っているのも韓経済しくしている。


 


 円安の影響で、輸出すればするほど損をする企業がえている。一方では円安を背景に日本からの輸入がえ、日本へ向かう韓光客のは倍しているため、日貿易赤字は06年には史上最高額を記した。


 


 韓は自動車、家電など日本と世界市場で競する製品も多いので、このまま円安がけば韓製品の格のほうが高くなってしまい、居場所がなくなるのではないかと懸念されている。韓政府が円安ウォン高に関与する動きはなく、今年もこの況はくのではないかと予想されている。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2007年2月19日 vol.1175 載] Link