対応端末も多様化
【ソウル発】来年1月からソウル地下鉄1-8号線のほか、地下商店街でもWibro(モバイル無線LAN)を利用できるようになる。Wibroは時速120kmで移動しながらもブロードバンドインターネットが使えるサービスで、PDAやノートパソコンで利用できる。KTとSKテレコムは250億ウォンの予算で工事を急いでいる。工事はKTがすすめて費用は折半する方式だ。これまでWibroに投資された金額は5000億ウォンを超えている。
Wibroカードが内蔵されたノートパソコンも11月に発売され、内蔵PDAも発売間直となっている。来年上期までに超小型のノートパソコン(UMPC=Ultra Mobile Personal Computer)、タブレットPC、USB型端末も発売される。SKテレコムは HSDPAとWibroを一緒に使えるデュアルバンド・デュアルモード(DBDM=Dual Band Dual Mode)方式のUSB 端末(ノートパソコン用)を年内に発売することにした。
Wibro加入者はKTとSKテレコム両社合わせて1300人余りとまだまだ少ない。両社は今年年末を基点に利用スポットと利用端末が増えることからWibroへの関心も高まることを期待している。
趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)
[BCN This Week 2006年11月27日 vol.1164 掲載] Link